進撃の巨人
「進撃の巨人」は、高い壁の内側に生きる人々と外側の巨人との闘いを描いたアニメーション。
人を喰らう残忍な巨人に対して、ワイヤーを用いた装置でけなげに闘う人々のドラマがテンポよく展開される。
都市の描写が素晴らしく、その間を縦横無尽に飛び回るスピード感がアニメーションの魅力。スタッフの意気込みが伝わる、快進撃のアニメ。
「進撃の巨人」は、高い壁の内側に生きる人々と外側の巨人との闘いを描いたアニメーション。
人を喰らう残忍な巨人に対して、ワイヤーを用いた装置でけなげに闘う人々のドラマがテンポよく展開される。
都市の描写が素晴らしく、その間を縦横無尽に飛び回るスピード感がアニメーションの魅力。スタッフの意気込みが伝わる、快進撃のアニメ。
星野之宣によるコミック「星を継ぐもの」は、第4巻で完結する。時を超えた人類の謎をビジュアルに表現し、その作品世界にじっくりとひたらせてくれる。
ハードSFコミックの大傑作。
星を継ぐもの 4 (ビッグコミックススペシャル)
星野 之宣 J・P・ ホーガン
星野之宣によるコミック「星を継ぐもの」第3巻は、次々と提示される謎が、豊かなストーリーと精密な絵で解明されていく。スケール感に圧倒される怒濤の巻。
星を継ぐもの 3 (ビッグコミックススペシャル)
星野 之宣 J・P・ ホーガン
星野之宣による「星を継ぐもの」第2巻では、宇宙船の遺跡、異星人との邂逅と、さらにスケールが広がり、人類の謎に迫る。シャープなデザインと緻密な描写で読む者を引き込むハードSFコミック。
ホーガンの名作SF「星を継ぐもの」を、星野之宣が漫画化。長大な時空のスケールを描く、その画力に圧倒される。久しぶりにわくわくする気分で読めた。
1ページ1ページ、その絵の素晴らしさに見とれつつ、ストーリーの面白さにはまる至福の時を与えてくれる本格的SFコミック。
星を継ぐもの 1 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
星野 之宣 J・P・ホーガン
今敏監督によるアニメーション映画「東京ゴッドファーザーズ」。3人のホームレスが赤ん坊を見つけたことから始まるハートウォーミングな作品だが、アクションも派手である。過去を背負った人々のキャラクターが立っている。
背景となる東京の描写が素晴らしい。
新海誠による初の長編アニメ「雲のむこう、約束の場所」。南北に分断された日本を舞台に、瑞々しい絵で思春期のほのかな恋愛を描く。
雲や水など繊細な描写が多く、澄んだ空気感のある映像が美しい。
「雲のむこう、約束の場所」DVD
新海誠
「ならばよし」
蒼天航路も第18巻で幕を閉じる。三国志の登場人物を縦横に活躍させ、独自の世界を形作った作品。曹操を主役に据えたことで、戦いのみでなく政についても深く切り込むことができ、その幅広い描写にはいつも感嘆させられた。
迫力ある、ときに何かが乗り移ったかのような気迫のこもった絵、静かな場面の温かさ、どちらも味わいがあった。
静と動を巧みに交え、戦を通して人の生き様をあらわにした、著者畢生の名作。
蒼天航路(18)<完> (講談社漫画文庫 (き1-21))
王 欣太 李 學仁
ピーターラビットを産みだしたビアトリクス・ポターの挿絵や、イギリス湖水地方の写真を多数収録した大型本。ポターの生い立ちや、ピーターラビットに登場するキャラクターが誕生する背景が載せられている。温かく品のある美麗な本。
ピーターラビットとビアトリクス・ポターの世界
カミラ ハリナン Camilla Hallinan
「ピングー」のように、キャラクターが自由に変形するクレイ・アニメーションや、NHKの「どーもくん」のように、人形やぬいぐるみが動き回るパペット・アニメーションなど、アート・アニメーションの世界を紹介する書。
アート・アニメーションを愛する人々へのインタビューと、作品や製作者の解説で構成されている。
古くは1902年、ジョルジュ・メリエス製作の「月世界旅行」、ウィリス・H・オブライエンによる1933年の「キング・コング」などが有名である。「アルゴ探検隊の大冒険」のレイ・ハリーハウゼン、「チェブラーシカ」のロマン・カチャーノフ、「話の話」のユーリー・ノルシュテインなど、名アーティストの仕事に触れながら、年代ごとに解説がなされている。最後には、「ファンタスティック・プラネット」のルネ・ラルーが宮崎駿作品ついて言及する貴重な文章も載せられている。
アート・アニメーションの豊かな世界にいざなう魅力溢れる一冊。
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