Dr.STONE シーズン2-1
「そうやって人類が200万年、アホほど気長に積み上げてきたもんが、科学だ。」
Dr.STONE 第2期第1話は「STONE WARS BEGINNING」。千空たちは、来るべき戦に備え、兵站の問題を科学で解決することを試みる。
いよいよ千空は司との闘いに挑む。その序章として、今回も科学のアイディア満載のストーリーが開幕される。超絶の面白さを引き継ぐDr.STONE シーズン2の初回。
「そうやって人類が200万年、アホほど気長に積み上げてきたもんが、科学だ。」
Dr.STONE 第2期第1話は「STONE WARS BEGINNING」。千空たちは、来るべき戦に備え、兵站の問題を科学で解決することを試みる。
いよいよ千空は司との闘いに挑む。その序章として、今回も科学のアイディア満載のストーリーが開幕される。超絶の面白さを引き継ぐDr.STONE シーズン2の初回。
「世界には超絶おもしれえもんが山ほどあった。現物は消えちまったが、全部、人類の心の中に残っている。」
アニメ「Dr.STONE」第24話は「声は無限の彼方へ」。
科学技術の素晴らしさを最後まで感動的に表した第1期であった。スタッフも、物語の素晴らしさにインスパイアされながら、良い作品を作ろうとする姿勢がひしひしと伝わってくる。
SFの醍醐味を巧みなエンターテイメントの手法で展開する、超絶面白いアニメーション。100億%後生まで残したい傑作。
「てめえの科学土産がなきゃ詰んでたとこだ。数千年越しでありがたくいただいたぜ。」
アニメ「Dr.STONE」第17話は「百の夜と千の空」。
千空が初めて心からの感情をあらわにする。それだけで、胸がつまるような感慨が押し寄せる。真のSFは、奥底からわきあがる深い感動を与えてくれる。
アニメ「Dr.STONE」第16話は「幾千年物語」。
物語は一気に飛躍を遂げる。宇宙の描写があまりに美しい。
この作品がSFの大傑作であることを如実につたえる回。
ドラゴンクエストでゲーム音楽の世界を革命的に広げたすぎやまこういち氏。ゲーム音楽はその功績のほんの一部であり、数々の名曲を世に送り出した。その一端を見事に伝えているCDが、「東京メトロポリタン・ブラス・クインテットPlaysすぎやまこういち・ソングス」。
氏はフジテレビのディレクターとして、「ザ・ヒットパレード」を企画し、低予算のため自らも音楽を数多く手がける。「ザ・ヒットパレードのテーマ曲」は、初期の作品だが、明朗で高揚感があり、その後の音楽を象徴している。
「亜麻色の髪の乙女」は、ドビュッシーの音楽を換骨奪胎して見事な旋律美と叙情を生み出している。
「君だけに愛を」「花の首飾り」「学生街の喫茶店」など、フォーク・ソングにもクラシックをベースにした品格がある。「ローマの雨」「恋のフーガ」など、ザ・ピーナッツの歌にも名曲が多い。
東京メトロポリタン・ブラス・クインテットの演奏では、これらの旋律美を金管楽器のやわらかい音色で表現し、古雅な趣すら感じさせてくれる。
アニメにおいても作曲で活躍した。ことに素晴らしいのは、「伝説巨神イデオン」の音楽である。異世界にいやおうなく突き進んでいく若者たちを象徴するオープニングの曲も見事。なにより、エンディングの「コスモスに君と」は、アニメ音楽で最も美しい曲のひとつと思っている。
「帰ってきたウルトラマン」の主題歌は朝日にきらめくような素晴らしさ。ああ、帰ってきたんだという安堵感と高揚感で、真に勇気と希望を与えてくれる。
すぎやまこういち氏は2021年9月30日に逝去されてしまったが、生み出された音楽は、その豊かによってずっと心を支えてくれる。
「ドラゴンクエストV」天空の花嫁は、シリーズの中でも特に優れた脚本であった。プレイヤーの気持ちに寄り添うすぎやまこういちの音楽があまりに素晴らしく、脚本と音楽が一体となり「ドラゴンクエストV」はRPGの傑作中の傑作となった。
交響組曲「ドラゴンクエストV」天空の花嫁は、作曲者本人の指揮で、NHK交響楽団が演奏するこの上ない豪華な音楽。高揚感、優しさ、喜悦、不安、焦燥感、怒り、悲しみ、達成感、およそあらゆる感情が音楽で見事に表現されている。プレイの体験とあいまって、クラシックでありながら、聴き手の心の振幅を大きく広げる。
この音楽に身をひたすことは至高の喜びであった。すぎやまこういちのゲーム音楽における偉業が凝縮されたアルバム。
ジャズ・コーラス・グループのマンハッタン・トランスファーによる初の全編アカペラ・アルバム「アカペラ・クリスマス」。
冒頭の「ジングル・ベル」から、その精妙で洗練されたハーモニーに魅了される。アレンジも凝りに凝っており、高度な掛け合いがなされているが、それを実にナチュラルに歌うところが世界最高峰たるゆえんであろう。
コーラスの見事さに感嘆するとともに、この上ない楽しさを与えてくれる最高のクリスマス・アルバム。
柳家小三治による、「子別れ」上・中・下の通し口演のCDを聴く。
「子別れ」は、「下」が名作の誉れ高い。しかし、「上」の葬式帰りに吉原に寄る熊五郎の酔態、「中」の熊五郎と奥さんとのやりとりをじっくりと聴いた後、「下」に接すると、熊五郎の変わりようが鮮烈に感じられ、登場人物によりいっそう心を寄せられた。
2時間に渡る長丁場の落語だが、小三治の気迫のこもった語りにぐっと引き込まれた。真っ向勝負で人物の心のひだを表現した「下」の人情噺には、さすがに泣かされた。
ひとりが複数の人を演じる落語の凄みを実感させられる記念碑的口演。
柳家小三治が、まくらだけを語るCD。2002年7月14日の口演を収録。とりとめもない話が延々と続くのだが、その語り口にひかれずっと聴き入ってしまう。
初恋の人に別れを告げられたところで突然終わってしまい、なんでこんな中途半端なと思ったが、2枚目のCDがあることに初めて気づいた。2枚組で85分に及ぶオンリーまくらであるが、まったく飽きない。境地に達した至芸であろう。
柳家小三治の「マクラ」は、それひとつで新作落語のようである。「玉子かけ御飯」と「駐車場物語」の2編が収められている。玉子かけ御飯だけで、よく20分以上話せると感嘆する。「駐車場物語」は、人に対する温かい眼差しが感じられ、味わいがある。
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