プロジェクトX 瀬戸大橋
プロジェクトXのコミック版だが、よく描けていて漫画でも感動する。リーダーの在り方が凝縮されている。
コミック版 プロジェクトX挑戦者たち―男たち不屈のドラマ・瀬戸大橋
笠原 倫 NHKプロジェクトX制作班
プロジェクトXのコミック版だが、よく描けていて漫画でも感動する。リーダーの在り方が凝縮されている。
コミック版 プロジェクトX挑戦者たち―男たち不屈のドラマ・瀬戸大橋
笠原 倫 NHKプロジェクトX制作班
プロジェクトXのコミック版で、野菜に壊滅的な被害を与えるウリミバエとの戦いを描いた巻。本棚に何気なく置いておくと、子どもは手にとって読むことがあるようだ。「8ミリの悪魔ってなにかと思ったら、ハエのことだったんだね。」
コミック版 プロジェクトX挑戦者たち―8ミリの悪魔VS特命班 最強の害虫・野菜が危ない
笠原 倫 NHKプロジェクトX制作班
ピアノが、これほどの表現力をもっているとは!ホロヴィッツの弾く「展覧会の絵」は、驚きの連続だった。特に、最後の2曲に至っては、とうてい10本の指で弾いているとは思えないほどの音の広がりを持っている。繊細かつ大胆、天才のみが成し得る演奏である。
トスカニーニとのチャイコフスキーピアノ協奏曲第1番も、最初から最後まで息をもつかせぬ強烈な個性のぶつかり合いが、魅力に満ちた音楽を作り上げている。人間の強靱さをストレートに感じる演奏。
展覧会の絵 チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番
ホロヴィッツ(ウラジミール) トスカニーニ NBC交響楽団
北海道、天北の地から海を望むとき、いつもその姿を誇示している利尻島には、稚内からフェリーで1時間半ほどで行ける。船が島に近づくにつれ、山は視界に大きく広がってくる。標高1721mであり、周囲約60kmの島全体が山の一部であるといえる。
数年前、利尻島に行った時のこと。フェリーが着く港のそばに何件か食堂があったが、ガイドブックにも載っていないようなごく大衆的な食堂にはいった。中で子供が水鉄砲で遊んでいるような、きどらない店であった。ウニ丼を注文してしばらく待つと、明るい黄色を帯びたウニが溢れるばかりに載ったどんぶりが出てきた。普段目にする固まったウニとは違い、溶けて流れ出しそうなやわらかさである。口にすると、甘みを帯びた豊かな味。海無し県に住んでいる身にとって、それは日常触れることの出来ない味覚であり、感激した。その朝に獲れたウニを、その場でからをむいて出すと店の人が話していた。確かに食事する場所から見える調理場には、黒いトゲに覆われた殻がいくつか転がっていた。
流通するウニは形をくずさないためミョウバンで固めるので、苦みが混じり風味が数段落ちる。利尻のウニは、混じりっ気なしで、しかも利尻昆布を食べて育ったウニであり、産地で食べなければ本当の味はわからないだろう。
旅館の階段に「海の祭礼」という本が展示してあった。吉村昭の著作で、江戸時代、日本に憧れ単身利尻島に上陸したラナルド・マクドナルドをめぐる話である。彼と日本人通訳との交流を軸にして、幕末の歴史を独特な視点から描き興味深かった。
北海道へは旅するごとに深い情緒と、様々な刺激が与えられる。情・知共に得るところの多い尽きせぬ魅力をもった土地である。
海の祭礼
吉村 昭
日本最北端の都市、稚内。ここへ向かう海岸べりに、真っ直ぐな道がある。右手は広大な原野であり、遠くに起伏が見える。その広さゆえになだらかな丘に見えるが、大雪山系につながる存外高い地である。左手には深い碧色をたたえたオホーツク海が広がり、なかほどに利尻富士が優美な姿を現している。道は地平線に向かって無限に伸びてゆくかのようであり、大いなる自然を感じる。このあたり一帯を含む北海道の最北部は、天北地方ともよばれる。
三浦綾子の小説「天北原野」は、北海道と樺太を舞台に、運命に翻弄される人々の姿を描いた作品で、北国の風物の描写と巧みな筋運びが融和した珠玉の名作。
天北原野 (上巻) 三浦 綾子 |
天北原野 (下巻) 三浦 綾子 |
四字熟語220の解説に、ちびまる子ちゃんの4コマ漫画がついた楽しく読める本。小学生の長男が、たまに見ている。「誕生日のケーキには、ろうそくがないと画竜点睛を欠くよね。」などと口にする。
子どもが四字熟語に関心を持ち、自然と言葉の豊かさに触れることのできる良書。
ちびまる子ちゃんの四字熟語教室
さくら ももこ 川嶋 優
耳に馴染みのあるポップスの雑集であるが、「テネシー・ワルツ」「悲しき雨音」などのオールド・ナンバーから、「バットマンのテーマ」「燃えよドラゴン」などの映画音楽、カルガリー・オリンピックのテーマ曲「ウィンター・ゲームス」など、ヴァラエティに富んだ22曲が収められ、なかなか楽しめた。
ポップス・イン・TV&ムーヴィー
オムニバス a~ha レディスミス・ブラック・マンバーゾ
ツィマーマンと、彼が自ら設立したポーランド祝祭管弦楽団とのショパンピアノ協奏曲第1番と第2番。ピアノもオーケストラも充実した演奏。
ショパン/ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11
ツィマーマン(クリスティアン) ポーランド祝祭管弦楽団
ギュンター・ヴァント指揮、ベルリン・フィル演奏のブルックナー交響曲第7番、1999年の演奏を聴く。
「私が試みたのは、ブルックナーの音楽のこういった背景、天空の秩序の反映をはっきり際立たせ、明晰に演奏すること」と、ヴァントはインタビューで語っている。
悠然とした歩みの演奏で、ブルックナーの自然な音楽の流れを堪能した。
ブルックナー:交響曲第7番
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ヴァント(ギュンター)
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