美輪明宏 全曲集 2013
「ヨイトマケの唄」「金色の星」「バラ色の人生」「愛の讃歌」など、美輪明宏は一曲一曲に魂をこめて歌う。人生の喜怒哀楽が凝縮された濃密な音楽。
美輪明宏 全曲集 2013
美輪明宏
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「ヨイトマケの唄」「金色の星」「バラ色の人生」「愛の讃歌」など、美輪明宏は一曲一曲に魂をこめて歌う。人生の喜怒哀楽が凝縮された濃密な音楽。
美輪明宏 全曲集 2013
美輪明宏
アニメ「のだめカンタービレ」から、松谷卓が書き下ろした楽曲やクラシックの軽快なアレンジを収録したCD。やさしい雰囲気の曲が多い。クラシックの魅力を多くの人に伝えた名作を表現することに挑んだ軌跡でもある。
池井戸潤の直木賞受賞作品「下町ロケット」が、TBS日曜劇場でドラマ化された。
下町の工場、佃製作所が、特許を巡る裁判、大手企業との確執などにさらされながら、物づくりへのプライドをかけて闘う物語。この中小企業の社長を阿部寛が演じる。
ドラマは、シリアスな場面とユーモアを織り交ぜながらテンポよく進む。第1回は2時間スペシャルであったが、あっという間に見終わってしまったという印象。実に面白い。
とにかく、俳優のキャラクターが立っている。佃製作所の技術開発部長に安田顕、銀行からの出向である経理部長に立川談春がいい役をしている。特許侵害で訴訟を起こす会社ナカシマ工業に橋下さとし、弁護士が池畑慎之介、メインバンクだが融資をしぶる担当に春風亭昇太、支店長に東国原英夫。立ちはだかる大手企業、帝国重工の社長に杉良太郎、交渉にあたる部長に吉川晃司。これらの面々が、阿部寛と丁々発止のやりとりを繰り広げる。とりわけ、佃製作所を支える弁護士役の恵俊彰の演技には感心する。
帝国重工のミーティング場面は、スターウォーズのダース・ベイダーが帝国軍の兵士を率いるシーンのようである。この派手な舞台設置とにくいほど巧みな台詞が、ドラマを盛り上げる。
なにより、ものづくりへの気概が台詞の端々に現れ、心をゆさぶる。 夢とプライドを形にした、鮮やかなドラマ。
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第42回は、「世界に賭ける糸」。
大沢たかお演じる楫取素彦が、県令として群馬に赴く。しかし、待ち受けていたのは圧倒的な影響力をもつ地元名士の勧業課長の阿久沢権蔵とその一派であった。
富岡製糸場など製糸の様子や新井領一郎が渡米する際のエピソードをはさみつつ、群馬の地での苦難を描く。中盤のだれた雰囲気よりはドラマの進行がしまってきた感がある。
『本というのは読んでいて「あそこはどうだったかな」と前に戻って読み直せますけど、映像の場合は流れてしまうもんですから、この一言が伏線としてどんなに大切か。言葉が浸透するようにしゃべらなければなりません。それこそ視聴者の”灰色の脳細胞”に伝達していかなければいけないわけですから。気持ちのまましゃべっていい普通の作品のアテレコとはちがう苦労がありましたね。』
俳優、声優として独特の存在感を示した熊倉一雄さんが2015年10月12日に逝去された。享年88歳。
井上ひさしの「ブンとフン」「日本人のへそ」など、数々の戯曲の演出や主演を手がけ、テレビでの俳優としても活躍する。また、声優としてのキャリアも素晴らしい。「ひょっこりひょうたん島」のトラヒゲや、「ゲゲゲの鬼太郎」の主題歌などは特に印象深い。
最近では、「名探偵ポアロ」の吹き替えが見事であった。冒頭に掲げた言葉は、ハヤカワ文庫「ゴルフ場殺人事件」の巻末にある熊倉一雄氏の談の一部である。この解説文からは、たいへんに意を用いてポアロを演じていることが伝わってくる。
数々の作品で物語に絶妙のアクセントを与えた熊倉一雄氏のご冥福をお祈りいたします。
ひょっこりひょうたん島 ドクター・ストップの巻/人間レコードの巻 [DVD]
井上ひさし
ゴルフ場殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ クリスティー Agatha Christie
壁の内側に引きこもった人類が、外部の巨人に立ち向かう「進撃の巨人」。澤野弘之によるそのサウンドトラックは、一曲一曲がドラマチックな音楽になっている。
「スター・ウォーズ」「スター・トレック」「スーパーマン」「E.T.」「ロッキーのテーマ」など、SFとアクション映画の名曲のコンピレーション・アルバム。高揚感のある音楽で、勢いが欲しいときのBGMにいかが。
決定盤!SF&アクション映画音楽
サントラ ハル・ホワイト ディック・デイル
患者にとっての医療は何かを追求した医師「パッチ・アダムス」の実話をモチーフにした映画。診療内科に入院し、その場所で「笑い」の癒し効果に気付き、人を助けたいとの思いから医師を志す。大学附属病院で患者にユーモアを与えるよう病室で行動するが、それは大学の方針とは相容れない行為だった。主人公は無料の診療所を開設することを目指すが…。
ロビン・ウィリアムズが見事な表現で演じている。ユーモラスなシーンとシリアスな場面が絶妙のタイミングで織り込まれ、人に優しい医療の実現を追い求める医師の姿を感動的に描いてる。
ディズニー・アニメ「ボルト」を再度見る。改めて、背景の美しさに感銘を受ける。宮崎駿、スティーブ・ジョブズが敬愛するジョン・ラセターが監督しただけのことはある。
英語音声・英語字幕で見るが、やはりライノの存在感は際立っていた。ボーナス・コンテンツで、ハムスターの「ライノ」を演じる声優さんが、半端でないテンションの高さで、家族一同爆笑した。
ボルト [DVD]
ジョン・ラセター
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第41回は、「いざ、群馬へ!」。
大沢たかお演じる楫取素彦は、萩郊外で農業に従事していた。木戸孝允は楫取の元を訪れ、富岡製糸場を建設し、殖産興業のモデルとして重要であった群馬県令の就任を懇願する。
萩の乱の胎動とからめながら、群馬の地へ赴くことになる楫取と美和を中心に語られる。
群馬はからっ風が常に吹き、人々の気性が荒い物騒な土地柄という描かれ方がされている。地元民としては微妙な印象であるが、ドラマとしては新たな地での波乱の幕開けとしてなかなか興味深かった。
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