ボクの音楽武者修行
大学を出て間もなく、スクーターに乗ってのヨーロッパ一人旅。多くの人々、多くの音楽との出会い。若き小澤征爾の快活でユーモアあふれる青春記。小澤が生み出す音楽の魅力の源泉が感じられる書。
ボクの音楽武者修行
小澤 征爾 
大学を出て間もなく、スクーターに乗ってのヨーロッパ一人旅。多くの人々、多くの音楽との出会い。若き小澤征爾の快活でユーモアあふれる青春記。小澤が生み出す音楽の魅力の源泉が感じられる書。
ボクの音楽武者修行
小澤 征爾 
小澤征爾指揮、サイトウ・キネンオーケストラのベートーヴェン交響曲第3番を聴く。アンサンブルの美質が生きている演奏。雄渾の中にたおやかさを秘めた、独特の雰囲気がある。
ベートーヴェン : 交響曲第3番変ホ長調作品55 「英雄」
サイトウ・キネン・オーケストラ 小澤征爾 
チャイコフスキーとドヴォルザーク、2つの弦楽セレナーデが収められたCDを聴く。チャイコフスキーは、カラヤン、ベルリンフィルの演奏。名曲の魅力を楽しめる。ドヴォルザークは、クーベリック、イギリス室内管弦楽団の演奏。包み込むような優しさにあふれた音楽。
チャイコフスキー:弦楽セレナー
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 カラヤン
シャルル・ミュンシュ指揮、パリ管弦楽団のラヴェル管弦楽集のCDを聴く。木管の音色が素晴らしい。「ボレロ」もよいが、「亡き王女のためのパヴァーヌ」に美質がよく表れているように感じた。
ボレロ(ラヴェル管弦楽名曲集)
ミュンシュ(シャルル) パリ管弦楽団
有名なピアノの曲が24も収録されたCD。ショパン、リストはもちろん、坂本龍一の曲まである。BGMにはなかなか良い。
ピアノ・エヴァー!
オムニバス(クラシック) コラール(ジャン=フィリップ) ショパン 
「フィンランディア」を始めとする、シベリウスの管弦楽集のCDを聴く。バルビローリ指揮、ハレ管弦楽団演奏。
ひたむきな勇壮さと、澄んだ抒情、神秘性を感じる。北欧の大自然と、その中に生きる人々の息吹を感じる音楽。暖かみのある演奏で心地よく聴けた。
フィンランディア(シベリウス管弦楽曲集)
バルビローリ ハレ管弦楽団 
ムラヴィンスキー、レニングラードフィルのチャイコフスキーを、昨日に続いて聴く。交響曲第5番・第6番ともに、峻厳な中にも繊細な表現がなされ、あまりに素晴らしい。
愁眉は、交響曲第6番の最終楽章だ。全くの別世界に連れて行かれた。漆黒の深淵で慟哭するかのような演奏。
チャイコフスキー:交響曲第4番、第5番、第6番「悲愴」
ムラヴィンスキー(エフゲニ) レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 
ムラヴィンスキー指揮、レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団によるチャイコフスキー交響曲第4番を聴く。1960年の演奏。
第1楽章の苛烈なまでの力強さとスケールの大きさに圧倒される。しかも、見事な構成美を保っている。
第1楽章が激しいだけに、第2楽章が際だって美しい。惻々と胸に迫る豊かな抒情を醸している。
第3楽章も見事な統制を感じる。
そして、第4楽章の華々しく疾駆するフィナーレ。すべてを飲み込む怒濤のうねりのような音楽。
圧倒的なエネルギーと強烈なロマンチシズムをあわせもった名演中の名演。
Tchaikovsky: Symphonies Nos. 4, 5, 6 "Pathetique"
Pyotr Il'yich Tchaikovsky Yevgeny Mravinsky Leningrad Philharmonic Orchestra 
ラヴェルの2つのピアノ曲集「鏡」「夜のガスパール」が収録されている。野島稔の知的で精緻な演奏による研ぎ澄まされた芸術。
プレイズ・ラヴェル
野島稔
手塚治虫の生きている姿を、一度だけ直接目にしたことがある。自分が大学生の頃、池袋の文芸座で、手塚治虫のアニメーションがオールナイトで上映される際、挨拶された姿である。
上映されたのは、「ある街角の物語」「展覧会の絵」「千夜一夜物語」「クレオパトラ」「火の鳥2772 愛のコスモゾーン」の5作品である。
手塚治虫は、それぞれの作品について、簡単なコメントをしていた。どれもあまり肯定的ではなく、失敗作だったというような話であった。
このオールナイトを見る前、東京工業大学の長津田にあるキャンパスに、研究室の公開があるというので出かけた。森の中にそびえ立つ研究棟に圧倒された。興味のあったコンピュータ・グラフィックスを研究している展示を見た。研究そのものの中身は忘れてしまったが、展示されていたフランスのコンピュータ・グラフィックスが印象深く、いまでも覚えている。飢餓や欲望をモチーフにした作品で、口がどんどん増殖していくアニメーションであった。今思うと、コンピュータで描く必然性は全くない気がするのだが、そのグロテスクな表現は強烈であった。
その後、手塚作品のオールナイトを見るわけだが、「ある街角の物語」には、ほっとさせられた。CGとは対極の、人肌のぬくもりを感じるアニメーションに、心底やすらぎを覚えたのだ。
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