ロッキー

 シンガポールからの帰りの機内で、映画「ロッキー」を見た。シルベスター・スタローン主演のボクサーを描く有名な作品。テーマ曲やラストがあまりに印象的で、それに隠れてしまうのかもしれないが、じっくり見ると、登場人物ひとり一人の描かれ方が丁寧で、とても味わいがある。
 そう、機内でロッキーを見始め、思わずじっと見入ってしまい、やはり最後は感動した。見終わったのは夜明け前の3時半頃で、現在もなおそれが尾を引いて寝不足。

ロッキー〈特別編〉
シルベスター・スタローン ジョン・G・アビルドセン バート・ヤング
B000A0K5IM

アイランド

051215_153516  シンガポールへの旅行初日。成田空港16時30分発の全日空便に搭乗する。シンガポールまでのフライトは、通常約7時間。
 機内で、映画「アイランド」を見る。近未来を描くSFだが、ストーリーに意外と広がりがあった。
 アメリカ映画では、未来が類型的に暗く描かれる作品が多い。「アイランド」も、古くは「ソイレント・グリーン」、最近では「バイオハザード」などと共通するモチーフがある。

 さて、シンガポールは、淡路島ほどの大きさのアイランドである。学生の頃に使った世界地図では、マレー半島の南端に位置するシンガポール全体が大きな都市を表す二重丸に隠れ、島であることが分からなかった。
 シンガポールと日本との時差は1時間である。到着したのは日本時間で24時頃、現地時間で23時頃であった。空港を出ると亜熱帯の湿気が多い空気を感じた。真上に見えた丸い月が印象的だった。

アイランド
ユアン・マクレガー カスピアン・トレッドウェル=オーウェン マイケル・ベイ
B000BIX81O

ホーム・アローン2

 年末が近くなり、慌ただしいと、リクツ抜きに楽しめる映画が見たくなる。ホーム・アローン2は、ハートウォーム・コメディの秀作。1作目もよいが、2作目はニューヨークを舞台とし、より抒情豊かな仕上がりになっている。クリスマスの頃見るのに、お薦めの映画。

ホーム・アローン2
マコーレー・カルキン クリス・コロンバス ジョー・ペシ
B000BX4AIY

アポロ13

 1970年4月11日、アポロ13号は、ジム・ラベルを船長とした3人の宇宙飛行士を乗せて月に向かって打ち上げられた。しかし、月を目前にして酸素タンクが爆発し、船内の燃料、電力、酸素はいずれもゼロに近いレベルに落ちていった…。

 ロン・ハワード監督の映画、「アポロ13」は、実際にNASAが遭遇した月面探査ロケットの事故と、幾多の難問を克服して3人の乗組員たちを地球に帰還させるまでの過程を極めてリアルに再現した。この映画に描かれているドラマはたいへん感動的であるが、それ以上にテクノロジーという点で、2つのことに感銘を受けた。

 ひとつは、事実を映像化するテクノロジーである。アポロ13号の発射シーンはたいへん美しいが、すべてコンピュータを駆使して作られた映像である。コンピュータといっても、手作業の部分が非常に多く、そちらの方が重要である。例えば、発射の際に飛び散る何千という氷の破片ひとつひとつをリアルに見えるよう丹念に描き、それが飛び散る軌跡はコンピュータで計算するという手順であり、本物に見えるかどうかは、氷の形と配置を決めるデザイナーの手腕によるところが大きい。

 もうひとつは、描かれているNASAのテクノロジーである。当時、ちょっとした技術計算をする時には、筆算か、計算尺を用いた。映画でも電卓は登場していない。コンピュータは部屋1つ分なければ設置できない。そんな時代に、月まで人が行ってしまうという技術力がすごい。また、不足している二酸化炭素のフィルターをつくるためにあり合わせの材料で組み立てるところが、テクノロジーの原点を見る思いであった。真のテクノロジーとは、困難や課題をいかに克服するかという挑戦の精神に基づいたものであり、NASAの人々の気概と臨機応変な姿勢は、骨太のテクノロジーをまざまざと見せてくれた。

 この実話を映画にするにあたっては、気の遠くなるような資料収集と検証作業があったことだろう。それらをひとつひとつ映像化していく過程は、まさに宇宙飛行士たちの帰還に全精力を注いだNASAのスタッフ達の苦労と重なるものがあったのではないか。NASAの人々や当時の宇宙飛行の技術に対して、同じくテクノロジーを扱う者としての思い入れが映画を製作したスタッフたちにあったからこそ、このような迫力のある映画が生まれたのではないだろうか。

アポロ13
トム・ハンクス ロン・ハワード ケビン・ベーコン
B00081U4L6

大いなる遺産

 デビッド・リーン監督の映画は、「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバゴ」などの大作も良いが、初期の作品も味わい深い。
 チャールズ・ディケンズ原作の「大いなる遺産」(1946年)は、モノクロの映像が名画のように美しい。冒頭の雲のシーンから引込まれる。「ライアンの娘」に通じるオープニング。
 ストーリーも素晴らしく、良き映画をじっくり鑑賞したいときにお薦め。

大いなる遺産
ジョン・ミルズ バレリー・ホブスン アレック・ギネス
B00005HW8Z

ザ・コア

 地磁気の異常で起る人類の危機を回避するため、地球内部に潜行するというSF。
 「アルマゲドン」のようでもあり、「海底2万マイル」の雰囲気もあり、「ミクロの決死圏」風な感じもあり、「鳥」を彷彿させるシーンもあり、「インデペンデンス・デイ」を思わせる節もある。とにかく使えるアイデアは何でも取り入れようという貪欲なまでの創作意欲に恐れ入る。
 冒険する若き科学者、行動的な女性、マッド・サイエンティスト、ハッカー、権威の象徴など、アメリカ映画で典型的な人物たちが登場する。
 序盤の、スペース・シャトルがロサンゼルスの真ん中に着陸するシーンなどは素直にすごいと思った。サービス精神が横溢した、アメリカ風てんこ盛りSF。

ザ・コア [DVD]

マスター・アンド・コマンダー

 19世紀初頭、イギリス軍の艦船とフランス軍武装艦との戦を軸にした海洋叙事詩。当時の雰囲気を極めて忠実に再現している。海上戦のシーンは圧巻で、ヘタなSFXなどは足下にも及ばない迫力がある。
 戦の負傷で足を切断する少年兵、船の上で脳の手術まで行う医師、部下を統率できずに悩む若き士官など、様々な人々が存在感をもって描かれている。特に、ラッセル・クロウ演じる艦長が素晴らしく、真のリーダーのあり方を考えさせられる。
 ガラパゴス諸島で実際に撮影された映像も、独特の魅力がある。
 女性はほとんど登場せず、熱い男の世界を描いているにもかかわらず、この映画に品性を感じるのは、人間に対する真摯な眼差しが監督にあるからだろう。
 余韻の残る一級の映画。

マスター・アンド・コマンダー
ラッセル・クロウ ピーター・ウィアー ポール・ベタニー
B0000YTR8C

チャーリーとチョコレート工場

 映画「チャーリーとチョコレート工場」を家族で見に行く。久しぶりに心から楽しめる映画だった。冒頭の、カメラが煙突から内部に入り、チョコレートが型に納められ、包装され配送のトラックに送られるまでのシークェンスからわくわくした。雪の中を赤いトラックが轍を描いて出て行く街の俯瞰も美しかった。
 工場内の独特の造形と不思議なダンスと音楽、ジョニー・ディップの演技に魅了された。これぞまさしくお伽話、終始その世界に引き込まれた。

チャーリーとチョコレート工場
B00067HDXE

マザー・テレサ

 マザー・テレサのエピソードを淡々と積み重ねた映画。オリビア・ハッセーは、演技をしているという感じが微塵もせず、信念の人になりきっていた。マザー・テレサのひたむきさに感動すると共に、つきつけられたものの大きさに言葉を失う思いもある。

マザー・テレサ
ファブリツィオ・コスタ オリビア・ハッセー ラウラ・モランテ
B000DZV71I

天才バカボンの九九ビデオ

 「ロックで6の段、ア~ユ~レディ!?」
p12934 など、声優の山寺宏一が天才バカボンのアニメーションと共に九九を歌うビデオ。3の段はワルツ、4の段はジャズなど、様々なリズムにノッて楽しく九九が覚えられる。息子が1年生のときに、何度も流した。

 山寺宏一は、ほんとうに才人だと思う。

アクセスランキング

Ajax Amazon

  • Amazon.co.jpアソシエイト
  • UserLocal
  • Ajax Amazon
    with Ajax Amazon