世紀末の魔術師
劇場版名探偵コナン第3作「世紀末の魔術師」。コナンの宿敵「怪盗キッド」が劇場版として初めて登場する。
今回はコナンの行動範囲が広く、大阪、豪華客船、古城と舞台が移っていく。これまでの作品同様、背景美術に優れており、旅をしている雰囲気にひたることもできる。
秘宝をねらう怪盗、ロマノフ王朝の遺産、鬱蒼とした古城など、古典的ミステリーの趣をふんだんに取り入れた冒険活劇。
劇場版名探偵コナン第3作「世紀末の魔術師」。コナンの宿敵「怪盗キッド」が劇場版として初めて登場する。
今回はコナンの行動範囲が広く、大阪、豪華客船、古城と舞台が移っていく。これまでの作品同様、背景美術に優れており、旅をしている雰囲気にひたることもできる。
秘宝をねらう怪盗、ロマノフ王朝の遺産、鬱蒼とした古城など、古典的ミステリーの趣をふんだんに取り入れた冒険活劇。
百田尚樹の小説「海賊とよばれた男」を原作とする映画。岡田准一が主演し、20代から90代までの主人公を好演した。山崎貴監督による2016年公開映画。
原作を手際よくまとめ、石油を商うことに情熱を傾けた主人公とその周囲の人々が生き生きと描かれている。特筆すべきは、戦前から戦後間もない頃の日本の背景で、当時の様子がよく再現されており見応えがある。
困難に立ち向かう人々の姿を、歴史のうねりの中に描く意欲作。
ヒマラヤ山脈メルー峰に挑んだ人々の山岳ドキュメンタリー「メルー」。実際に登頂したジミー・チンが監督している。
メルー峰へのダイレクト・ルートには、「シャークスフィン」と呼ばれる垂直な岩盤が立ち塞がる。2008年、コンラッド・アンカー、ジミー・チン、レナン・オズタークの3名が挑むが、あとわずかのところで失敗に終わる。映画は、その後の3名の心境とクライミングに向き合う様を描いている。
単なる登山のドキュメンタリーにとどまらず、クライマーの内面にまで掘り下げた語り口が素晴らしい。山々のあまりに美しい映像が向き合う人の心境に説得力をもたらす。
壮大な映像美で登山家の冒険心を余すところなく描く優れたドキュメンタリー映画。
9世紀、アイルランドの修道院で暮らす少年ブレンダンを主人公とする長編アニメーション「ブレンダンとケルズの秘密」。
修道院はヴァインキングからの襲撃を守るために砦が築かれつつあった。伯父である院長からは砦より外に出ることを禁じられていたが、ブレンダンは本を書くためのインクの実を採取しに、森へと出かける。そこで、不思議な少女アシュリンと出会い、運命の歯車が回り始める。
中世絵画風の背景の中で、少年が生き生きとした動きを見せる。どのシーンも一幅の絵画のような趣があるが、とりわけ「ケルズの書」の描写はあまりに見事。複雑に交錯したケルト文様が一斉に動く様は圧巻。
緻密な様式美に彩られた鮮やかなアニメーション。
道尾秀介の小説「カラスの親指」を原作とする映画。阿部寛主演、伊藤匡史監督による2012年公開映画。
サラリーマンから転落したベテランの詐欺師タケは、さえない男テツとコンビを組んで仕事をしていた。ある日スリの少女を見逃すが、それがきっかけとなり奇妙な共同生活が始まる。
トリッキーであるが、コメディとサスペンスがほどよく同居し心地よい映画。
半地下の薄暗いアパートに住む家族と、高台の高級邸宅の住人との接点を描いた映画「パラサイト 半地下の家族」。ポン・ジュノ監督による2019年公開作品。
薄汚い半地下のアパートに住む若者ギウは、名門大学に通う青年ミニョクが海外留学する間、家庭教師を代わりに行う依頼を受ける。大学生になりすまし、高台の高級住宅を訪れたギウは、夫人の信頼を得る。半地下の4人家族は、それをきっかけとして徐々に邸宅と関わっていく。
韓国社会の垂直分断を力業で描いた意欲作。
第72回カンヌ国際映画祭パルム・ドール賞、2020年アカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞など数多くの受賞歴をもつ作品。
ディズニー最初のCG映画は1982年公開の「トロン(TRON)」である。公開当時、大学生であったが、CGに興味を持っていたので映画館へ見に行った記憶がある。ネットワークの世界に生きる悪の組織を倒すという話だったようだ。肝心のCGの部分は、当時でもそれほどインパクトを感じなかったように思う。バイクのような乗り物に変身して疾駆するCGが有名なシーンだったようだ。CGを画面全体で使うエポックメイキング的な作品なのだろうが、実写とCGがあまりに分離していたような印象が強い。ディズニーが表現の試行錯誤をした史跡的な作品か。でも、今見ると意外と興味深いかもしれない。
トロン
ジェフ・ブリッジズ スティーブン・リズバーガー ブルース・ボックスレイトナー
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