ファイナルファンタジーVII

 3次元空間を自在にキャラクターが動くようになった、1997年の歴史的PS用ソフト、「ファイナルファンタジーVII」。これでもか、これでもかと様々な要素が詰め込まれ、スタッフの凄まじい意気込みを感じる。「社運をかけて」というのは、こういう仕事を言うのであろう。
 自分が若かりし日に、このゲームに取り組んだ雑文が「ファイナルファンタジーVII日記」に記されていた。改めて読むとその表現の稚拙さに赤面するが、このゲームのボリューム感は伝わってくる。ゲームのシステムとしては、荒削りな部分もあるが、それでもこれだけのものを1990年代に生み出したエネルギーには感服する。植松伸夫の音楽も詩情にあふれ、素晴しい。
 まさしく、ゲーム史に残る不滅の金字塔。

アルティメット ヒッツ ファイナルファンタジーVII インターナショナル
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まんが囲碁入門 初級編

 「ヒカルの碁」で子どもたちが囲碁に関心を示したので、まんがで分かる囲碁の本を買う。ページ数の割に、内容はルールを示す程度であったが、子どもたちにとっても分かりやすかったようで、すぐに読み終え、実際に囲碁を打っていた。

ハンディー版 スグわかる!まんが囲碁入門 初級編―囲碁のルール完全マスター
片岡 聡
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ファイナルファンタジーIV オリジナル・サウンド・ヴァージョン

 ファイナルファンタジーIVのBGM集が図書館の棚にあり、子どもが借りてくる。ファイナルファンタジーIVは、スーパーファミコン向けソフトとして1991年7月に発売されたもので、当時、スーパーファミコンでこれだけの音楽表現が出来るのかと驚嘆されたようだ。作曲は、FFシリーズをほとんど手がけている植松伸夫。このCDの全曲を作曲している。世界観にあった多彩な音楽を紡ぐ名手であることが、このCDからも強く感じられる。

ファイナルファンタジーIV オリジナル・サウンド・ヴァージョン
植松伸夫
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えいトレ

 「えいトレ」は、ニンテンドーDSの子ども向けの英語トレーニングソフト。ベネッセが開発しただけあって、そのノウハウが盛り込まれ、ゲームを楽しみながら自然と英語の基礎が身に付くソフトになっている。
 かわいいキャラクターが、それぞれ英語を喋るため、プレイヤーはすんなりとゲームに入っていける。ゲームは単純で、アルファベットをペンでなぞったり、言われた単語をペンでスライドさせてキャラクターに与えたりするのだが、毎日やっていくうちにだんだん出題される単語の数が増えていき、飽きることがない。ゲームの種類も、進度に応じて増えていく。ゲームをクリアすると、絵のカードが与えられ、それらが集まることにより、徐々に自分の英語辞典が出来上がっていく。達成感や成就感が得られるよう、随所に工夫が見られる。
 また、自分の言葉を録音させて、映像に組み込むことで発音を確認することができる。ニンテンドーDSの機能をうまく生かした、学習効果の高いソフト。  

聞く!書く!ことばをふやす! はじめてのえいごトレーニング えいトレ
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決戦III

 コーエーの「決戦III」は、信長をメインキャラクターとした3Dシミュレーション・ゲーム。長年コーエーが培ってきた技術をフルに生かしている。グラフィックスは素晴らしく、武将の表情から、甲冑の模様に至るまでこだわりが感じられる。また、背景も日本の情緒に溢れている。
 さながら本物の合戦のように、群れをなして無数のキャラクターが動き回る様には、驚嘆する。このアルゴリズムを開発したスタッフには頭が下がる。
 ゲームの操作には慣れが必要だが、子どもたちはさすがにゲーム世代で、器用にキャラクターを操っていた。前田利家、蜂須賀小六、桶狭間の合戦など、歴史上の人名や事項に馴染むことには役だっているようだ。

決戦III PlayStation2 the Best
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ファイナルファンタジー

 弟がプレイしているファイナルファンタジーXIIを見る。第一印象では、指輪物語とスターウォーズを混ぜたような映像と感じる。グラフィックスは確かに素晴らしい。しかし、どうもデザインが最近の映画にありがちな、画一的な感じがしてならない。
 ファイナルファンタジー(FF)シリーズは、VIIから本格的な3次元システムによるゲームとなったが、この7作目は、不滅の金字塔といってよい。そのシナリオの壮大さとアイデア満載のストーリー、印象に残る音楽と背景は、技術を越えて作り手の熱い思いが伝わってくる名作であった。VIIIは、際だって美しくなったCGと、演出の冴え、先がどうなるか見えないストーリーなど、これも意欲作であった。IXは、まさしくファンタジーの王道、かわいらしいキャラクターにもかかわらず、ストーリーの奥は深く、文学作品に引けを取らない格調を持っていた。PS2で初のFFシリーズ、FFXは、アニメーションの格段の進歩と共に、世界観の完成度の高さに眼を見張った。
 しかるに、最新作FFXIIは、ハリウッド並みの映像以外に、どれほどの魅力を持っているのか。プレイをしていないので軽々には語れないが。

ファイナルファンタジーXII
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ケロロ軍曹

051211_110641  最近、息子たちが「ケロロ軍曹」のゲームに夢中になっている。あまり教育的な内容とは思わないが、2人で仲良くやっているので、時間を区切ってさせている。
 「人々は自らの行いに恐怖した」というセリフとともにスペース・コロニーが降ってくるなど、ガンダムやウルトラシリーズのパロディが随所に見受けられる。子どもたちが、「目をくいしばれ!」「世界中のすべての嫉妬をぼくに分けてくれ」とか、「天上天下唯我独尊」「ってゆーか、千載一遇~?」など、妙な言葉を口にするようになった。

 原作は、吉崎観音の漫画。カエルの宇宙人が突然、普通の家庭にやってくるというドラえもん的な設定だが、様々なアニメや映画のパロディを盛り込んでいる。アニメ化され、かわいいキャラクターと、マニアックな趣向の両面をもつため、多くの層に人気が広がったのだろう。

ケロロ軍曹
メロメロバトルロイヤル

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ケロロ軍曹 (1)
吉崎 観音
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ケロロ軍曹 1
山本祐介 渡辺久美子
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桃太郎電鉄

 桃太郎電鉄は、すごろくと経営を合わせたようなパーティ・ゲーム。まずゴールとなる駅が示され、そこに向かってサイコロを振りながら各自の電車を移動させ、一番先に到着させると億単位の資金が得られる。止まった各駅で物件を購入することができる。物件からは、収益率に応じて年度末に利益が得られる。決まった年限の中で、いかに資産を増やすかを競うゲーム。途中、スリにあったり、貧乏神がとりついたりと、様々なイベントがあり、飽きない。

 教育的な要素も侮れないものがある。日本全国の地名が自然と覚えられるし、松山ならば、物件が「夏目漱石グッズ屋」「正岡子規グッズ屋」「道後温泉」、青森ならば「太宰治グッズ屋」「リンゴ農園」など、地理の基礎事項がさりげなく押さえられる。
 また、物件は数千万円単位や数億円単位であり、イベントがあれば持ち金の額が百万円単位で変動するので、大きな数の勉強にもなる。貧乏神にとりつかれるとすぐに赤字になるので、マイナスの計算が実感できる。物件の収益率から、割合の概念を把握させることもできる。

 アクションゲームに熱中させるよりもよいと思い、子どもたちとたまにプレイする。地理に関心を抱き、「北海道と本州を結ぶトンネルは青函トンネルって言うんだよね」などと、子どもが口にすると、「よく知っているね、どうやってトンネルを掘ったのだろうね」など、その後、いろいろな話題に広げるきっかけもできる。
 もっとも、ゲームをやりはじめると、子どもたちより熱中していることもしばしばあるほど、大人でも楽しめる。

桃太郎電鉄12 PlayStation 2 the Best
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ラチェット&クランク

 息子たちが飽きずによくやっているゲーム、ラチェット&クランク。猫のようなキャラクターとロボットのコンビが、様々な武器を操って敵を倒したり、まわりの物を壊したりして進んで行くアクションゲーム。
 キャラクターはいかにもアメリカ風だが、3Dの技術はすごい。未来都市の造形は、素晴らしく、背景を見ているだけでも飽きない。

ラチェット&クランク2
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ラチェット&クランク3
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