漢字ドリル 小学1年生
「学力ドリル 漢字小学1年生」は、手書き風の文字をなぞり、ひらがな、カタカナ、漢字、熟語、文章などが練習できるドリル。丁寧に字を書く習慣がつく。
「トコトンかきこみドリル 小学1年のかん字」は、1年間で学ぶ漢字を一通り速習するのによい。
学力ドリル漢字 (小学1年生)
雨越 康子
トコトンかきこみドリル小学1年のかん字
文英堂編集部
「学力ドリル 漢字小学1年生」は、手書き風の文字をなぞり、ひらがな、カタカナ、漢字、熟語、文章などが練習できるドリル。丁寧に字を書く習慣がつく。
「トコトンかきこみドリル 小学1年のかん字」は、1年間で学ぶ漢字を一通り速習するのによい。
学力ドリル漢字 (小学1年生)
雨越 康子
トコトンかきこみドリル小学1年のかん字
文英堂編集部
アメリカ合衆国大統領、エブラハム・リンカーンの伝記を息子が読み終える。ケンタッキー州の荒れ野の丸太小屋に生まれ、わずかな教育しか受けなかったが、持ち前の勤勉さと向学心でついに弁護士になる。周囲からの支持を集め、政界に進出するが、落選を何度か経験する。黒人奴隷の解放を掲げ、大統領に就任するが、間もなく南北戦争が勃発する。リンカーンは時機をのがさず、奴隷解放の宣言をする。その波乱の生涯を息子の音読で辿ることは、楽しみの一つであった。
自由と平等の理念を、奴隷解放という形で具体化するまでの苦難、5年の長きに及ぶ戦争という試練は想像を絶する。その中でも人に対する優しさと国家建設の使命を持ち続けたリンカーンの偉大さは充分感じ取ることができた。
リンカーン―どれい解放の父
松岡 洋子
小学4年生で習う200の漢字が、25のテーマで8字づつまとめられた書きこみ式ドリル。例えば、「給食室」というテーマで、「給食の準備、パン粉、塩、食器、野菜、材料、ご飯をたく」という言葉がイラストに添えられており、下に「給・菜・粉・塩・材・料・器・飯」の8文字を練習する枠が設けられている。その左ページには、それぞれの漢字の読み方、意味、言葉、筆順が載せられている。続く2ページは、それらの漢字に関するドリルとなっている。
このシリーズは、仲間の漢字を集めているので覚えやすい。また、ページ数も多くないので、各学年で習う漢字を短期間で一通りふれることができる。楽しく効率的な漢字ドリル。
トコトン書きこみドリル小学4年の漢字
文英堂編集部
小学1年生から6年生までに習う漢字が、学年ごとにまとめられた字典。これ一冊で、漢字の書き順、意味、注意すべき点や間違いやすい点、使い方などが網羅されている。カラーのイラストも添えられ、親しみやすい。新しく漢字を習う度にこの本で確認させることで、辞書を引く練習にもなる。
保育園の卒園記念で贈られた本だが、たいへん価値ある一冊だと思った。
小学 漢字の字典
栗岩 英雄
柳田邦男氏の講演会で、翻訳した氏自身から解説があった絵本のひとつ「ぼくは だれもいない 世界の果てで」を次男と音読をする。文の行数が少なめのページは次男が、長めの部分は親がと交互に読み進んだ。
世界の果てで暮らす少年のまわりにあった自然が、大人によって徐々に失われていく様がディテール豊かに描かれている。テレビ、ゲーム機、携帯電話、インターネットなどに取り囲まれている現代、子どもたちが静かに自分を見つめる時を持つことの大切さに気づかせてくれる。
ケビン・ホークスの雄大な自然の絵がことにすばらしい。
ぼくはだれもいない世界の果てで
M.T.アンダーソン ケビン・ホークス 柳田 邦男
NHKで制作されたアニメ、「おーい!竜馬」のビデオを図書館で借りて見ているのだが、青春編第3巻の「黒船来襲」には引き込まれた。舞台となる江戸の描写が見事だ。坂本竜馬と長州藩の吉田松陰、桂小五郎、高杉晋作らとの出会いが盛り込まれている。ストーリーにフィクションの部分も多いが、歴史上の人物それぞれの特徴を捉えたキャラクターが興味深い。
これほど丁寧に作られた作品が、DVD化されないのはもったいないと思うのだが。
小学6年生の算数文章題ドリルを息子がやり終える。小学5年生、小学6年生のドリルに、それぞれ2ヶ月間を費やした。
小学5年生の算数では、「小数の掛け算・割り算」、「割合と百分率」が大きなポイントである。
「定価3600円の品物を2割5分安くしてもらいました。いくら安くしてもらったのでしょう。」
など、日常生活に直接関わる内容だが、習熟をするためにかなりの時間を割く必要がある。息子が取り組んだドリルは、比較的やさしく、分量も多くない。それでも、一冊の内容にはかなりのボリュームを感じた。
小学6年生の算数では、通分が必要な「分数の足し算・引き算」、「単位あたりの大きさ」「速さ」などがポイントで、この部分が定着していないと、中学の数学で苦労するだろう。
ドリルでは、「単位あたりの大きさ」を例にとると、
「ノート3さつを330円で買いました。1さつあたりいくらでしょう。」
から始まり、
「江戸時代のある年の米の生産高は約27億6900万kgでした。人口は約2500万人でした。同じように分けたとしたら、1人あたり何kgになるでしょう。3けたのがいすうで表わしましょう。」
といった問題まで、段階をふんでおり、バラエティに富んでいる。
5年・6年を通して、「単位あたりの量」の考え方がずっと底に流れており、繰返し現れる。基準を何に据えるかということは、文・理を問わずあらゆることに繋がる。その意味でも、算数のこの部分は極めて重要である。
また、小学5・6年生の算数は、理科や社会との関わりを持たせることで、かなり広がりのある学習になるのではないか。
新課程 学力ドリル 算数文章題 小学5年生 桝谷 雄三 ![]() |
新課程 学力ドリル 算数文章題 小学6年生 桝谷 雄三 ![]() |
マネジメントの正体―組織マネジメントを成功させる63の「人の活かし方」を読む。採用、モチベーション、リーダーシップ、コミュニケーションなど、マネジメントの基本的な内容が具体例に基づいて平易に語られている。ごく当たり前と思える内容もあるが、目を開かれる記述も多い。あるいは、当たり前と思っていても、現実には意外と見落とされ実行されていないことが多いのかもしれない。
「リーダーの有能さは、欠けている要素を見つけ出し、そのギャップを埋める能力に左右される。」
本書に記されている一見「当たり前」のことを実行できる力がリーダーシップの根源ではないか。
マネジメントの正体―組織マネジメントを成功させる63の「人の活かし方」
スティーブン・P. ロビンズ Stephen P. Robbins 清川 幸美
息子がキュリー夫人の伝記を読み終える。いままでに同じシリーズで十冊の伝記を音読させたが、文章の豊かさという点で最も印象に残る本であった。
ロシアの圧政に苦しむポーランドで過ごした少女時代、卒業後に遊び暮らした夢のような1年間、貧しく自由の少ない家庭教師として鬱々とする日々、パリへの旅立ちと最良のパートナー、ピエールとの出会い。それらが、ふくらみのある文体で実に丁寧に綴られ、小説のように楽しめた。
家事や育児をこなしながらも、実験や物理化学と向き合い、ひたすら真理を追い求める毎日。苦難の末に、放射性元素ポロニウム、ラジウムを発見する。この20世紀科学のあけぼのを告げる偉業が、実直でひたむきな生活から生まれたことに清々しい感動を覚えた。
美しいブルターニュでの描写でさりげなく幕を閉じ、余韻が残る。伝記の中でも、ひときわ文学的香気を放つ名著。
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