橋爪功朗読 三国志 79

 橋爪功が朗読する三国志79巻には、「鬢糸の雪」「月落つ麦城」「蜀山遠し」「草食わぬ馬」が収められている。
 三国志一の英傑の最期が、寂寞のうちに描かれる。その一歩手前、「蜀山遠し」の章において吉川英治が俯瞰的にこのターニング・ポイントを記している。吉川英治がこれからの執筆にかける意気込みが、橋爪功の語りから、淡々としているがゆえに力強く伝わってくる。

三国志 朗読:橋爪功 原作:吉川英治

三国志(九) 出師の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
4101154597

橋爪功朗読 三国志 78

 橋爪功が朗読する三国志78巻には、「骨を削る」「建業会議」「呂蒙と陸遜」「笠」「荊州変貌」が収められている。
 いよいよ「出師の巻」である。ここに巻を区切ることの意味合いは、話が進むほどに重きを増してくる。
 関羽は、龐徳に受けた傷を名医華佗に治療させる。呉の呂蒙は、関羽が出陣した後の荊州を知略を巡らせて手中に収める。
 蜀軍の悲運が静かに忍び寄る様を、橋爪功はやや抑制した語りのうちにじっくりと醸している。
 

三国志 朗読:橋爪功 原作:吉川英治

三国志(九) 出師の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
4101154597

橋爪功朗読 三国志 77

 橋爪功が朗読する三国志77巻には、「生きて出る柩」「関平」「七軍魚鼈となる」が収められている。
 関羽と、曹操に身を寄せた猛将龐徳との戦が描かれる。棺とともに出陣する、まさしく必死の覚悟で臨む龐徳と、英傑関羽との死闘が、橋爪功の力のこもった語りで活写される。

三国志 朗読:橋爪功 原作:吉川英治

三国志(八) 図南の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
4101154589

橋爪功朗読 三国志 76

 橋爪功が朗読する三国志76巻には、「鶏肋」「漢中王に昇る」「烽火台」が収められている。
 曹操は敗退を余儀なくされ、劉備は漢中を押さえて堂々中国大陸のゆるぎない一勢力となる。
 智によって身を滅ぼす人物と、上に立つ者の言葉の重みを描く「鶏肋」のエピソードが印象深い。

三国志 朗読:橋爪功 原作:吉川英治

三国志(八) 図南の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
4101154589

橋爪功朗読 三国志 74

 橋爪功が朗読する三国志74巻には、「敗将」「老将の功」「絶妙好辞」が収められている。
 張飛の軍略、黄忠の活躍により、蜀は魏を敗走させ、勢力を広げる。
 橋爪功が劉備軍の進撃を勢いよく語る。特に、張飛などの台詞は、火を吐くかのような気迫がこもっている。

三国志 朗読:橋爪功 原作:吉川英治

三国志(八) 図南の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
4101154589

橋爪功朗読 三国志 73

 橋爪功が朗読する三国志73巻には、「正月十五夜」「御林の火」「陣前公用の酒」が収められている。
 曹操が漢王室を蔑ろにすることを憤る人々は反逆を企てるが、曹操に事前に察知され、粛正が行われる。一方、劉備の蜀軍は、張飛を大将として漢中方面を攻め、魏軍と対峙する。
 いよいよ、魏と蜀の全面対決が迫る。

三国志 朗読:橋爪功 原作:吉川英治

三国志(八) 図南の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
4101154589

橋爪功朗読 三国志 72

 橋爪功が朗読する三国志72巻には、「休戦」「柑子と牡丹」「藤花の冠」「神卜」が収められている。
 曹操は孫権と休戦を結ぶ。幻術使い左慈のエピソードが挿入され、物語に絶妙の間合いを生み出している。

三国志 朗読:橋爪功 原作:吉川英治

三国志(八) 図南の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
4101154589

橋爪功朗読 三国志 71

 橋爪功が朗読する三国志71巻には、「漢中併呑」「剣と戟と楯」「遼来々」「鵞毛の兵」が収められている。
 曹操軍は蜀をにらみながら孫権軍との戦を有利に進める。三国の勢力争いがいよいよ熾烈になる。

三国志 朗読:橋爪功 原作:吉川英治

三国志(八) 図南の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
4101154589

橋爪功朗読 三国志 70

 橋爪功が朗読する三国志70巻には、「成都陥落」「臨江亭会談」「冬葉啾々」が収められている。
 劉備玄徳は馬超を加え、蜀の成都陥落を果たす。劉備の絶頂である。
 一方、荊州を守る関羽は、呉の魯粛 に招かれ、単身敵地の宴に臨む。
 また、曹操はいよいよ宮廷の帝を軽んじる。曹操を抹殺する密書を皇后は朝廷の臣に託すが、すぐに見破られ、曹操の手によって粛正が行われる。
 極めて密度の濃い展開がなされる巻であるが、橋爪功はそれぞれの状況に合った語り口でまざまざと場面を描き出す。

三国志 朗読:橋爪功 原作:吉川英治

三国志(八) 図南の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
4101154589

橋爪功朗読 三国志 69

 橋爪功が朗読する三国志69巻には、「金雁橋」「西涼ふたたび燃ゆ」「馬超と張飛」が収められている。
 劉備玄徳の軍は、荊州から赴いた諸葛孔明と合流し、いよいよ蜀の成都を目前にする。こここで、西涼の猛将馬超のエピソードが挿入される。蜀を制覇する前に一呼吸置くストーリー・テリングの巧みさが光る巻。

三国志 朗読:橋爪功 原作:吉川英治

三国志(八) 図南の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
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