高崎高校の文化祭を家族で見に行く。この翠巒祭(すいらんさい)は毎年行われており、今年で第54回となる。
3階の教室各部屋で、文化部や有志クラスの多彩な展示があった。生徒さんたちもよく説明してくれ、子どもたちも喜んでいた。
特に、科学を扱う展示は楽しめるものが多かった。また、人が入れる前方後円墳を段ボールで作るなど、お客さんを意識しての製作もよく見られ感心した。部の発表は、アカデミックな展示が多く、「文化祭」と呼べる内容だった。
教室いっぱいに作られた鉄道模型の展示はスケールが大きく、子どもたちは夢中になって見ていた。高崎駅や、市庁舎を模した風景も緻密で、見応えがあった。
コンサートやイベントなども数々行われたようだ。こちらは時間がなくて、あまり見られなかったが、校舎全体で活気を感じた。
正門を飾るアーチは、圧巻の出来映え。フランクフルト中央駅をモチーフとし、高さ5m、幅10m、奥行き6mの威容を誇る。昨年10月から着手し、半年間をかけて生徒たちが製作した力作。
翠巒祭には10年ぶりに訪れたが、鮮やかに咲き誇るバラはいつも変わらず迎えてくれる感じがする。その度に、校歌の一節が浮かび、母校で過ごした日々が思い起こされる。
「バラの香匂ふ 学び舎にて 友よ」
新緑が輝くよく晴れた日、家族で赤城へイチゴ狩りに行く。
9時半頃に着くが、駐車場のそばのハウスでは、もうイチゴがないようなので、少し離れたハウスに歩いて行く。高い棚に植えられたイチゴは、すでにかなり採られていたが、それでも熟したイチゴをいくつも食べることができた。
隣のハウスに行くと、こちらは地面に直接植えられていたが、大きくて甘いイチゴが多かった。養分が採りやすいからだろうか。一列に並んだ畝を、一方に進む形で採るのだが、奥に進むほどに大きいイチゴが多かった。最初はがんばって食べるのだが、そのうち疲れてきて、奥の方では比較的物色がされていないためだろうか。
ネギの束がおまけとしてもらえた。ゴールデンウィークのサービスとして、子どもはくじを引いてお菓子セットが当たる。お土産のイチゴを買うと、おまけとしてレタスがもらえた。 11時頃、汽笛が聞こえる。丁度そばの線路にSLが走ってきたのだ。機関車は煙を上げて3両ほどの客車を引いていた。
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その後、渋川市子持(合併前の子持村)の道の駅にゆく。
よく整備されており、サトザクラに水車がよく合う景色だった。
そこから少し上がったところに、広々とした公園があった。ここにも水車があり、水に恵まれたのびやかな風景であった。子どもたちは水面に花を浮かべて追ったりしていた。
この場所では、ゴールデンウィークの喧噪を感じないゆったりとした時が過ごせた。
元旦の朝7時、久しぶりにジョギングをする。6kmほど走る。「一年の計は元旦にあり」を子どもに示すためである。走って家に戻ると、長男が起きていたので、「一年の計は元旦にあり」って知ってるかい。と聞くと、「計って、計画のことだよね。さっきママに聞いたよ」と答える。教えようと思ったこちらとしては、ちょっと面白くない。気をとりなおして、「さて、私の今年の計は…」と、紙に「健康」と書く。我ながら汚い字だ。「パパはね、ジョギングを始めたよ。」で、長男はどうするのかと尋ねると、紙に「たくさん本を読む」と書いた。よしよし。
長男が、「三人寄ればけんかばかり」とか、「能ある鷹は爪をみがく」とか言っている。それ、違うんじゃないと言うと、国語辞典に書いてあったとのこと。そんな間違ったことを書く辞典はケシカランと思ったが、それは、一ヶ月前に自分が買い与えた国語辞典だった。
「逆さに読んでも同じ言葉で、岸なんとかというのがあったんだけど…」と、長男は国語辞典をぱらぱらめくり、「あった!」」と叫ぶ。そこには、「岸にササニシキ」と書いてあった。そんなものは、パパも知ってるぞと、「シナモンパンもレモンパンもなし」とか、「さけをたがいににいがたおけさ」などと書く。冷静に振り返ると、大人げない1年の始まりだ。だいたい、ジョギングが3日と続くとは思えないし、「健康」と一年の計を書いておきながら、現在ワインを飲んだくれている。
さて、国語辞典は、子どもの言葉の世界を広げるのに役立っているようで、いい買い物だったと思っている。学研の「新レインボー小学国語辞典」だ。長男は、ケロロ軍曹の「軍曹」は、どれほど偉いのか、辞書を引き調べていた。階級上は、ケロロ軍曹より、クルル曹長のほうが偉いようだ。また、長男は、辞書に載っていたローマ字の一覧にふりがなをふり、「KERORO」と自分で書いた絵の横に記すなど、活用していた。
この辞典は、引きやすく読みやすい。巻末には、小学校で習う漢字が筆順つきで載っているなど、資料も充実している。下の欄外に、先ほどのことわざパロディや回文、漢字クイズなどが載っており、国語に親しみやすくする工夫がなされている。自らの国の言葉に誇りを持つためには、まず、その言葉を好きになることから入るのがよいだろう。その意味で、この辞典は子どもの言葉の世界を広げるよいきっかけになるようだ。
自分も、言葉をより大事にするために、このブログを続けていきたい。そのために、息切れしないよう、自然体でこの1年も望んでいきたい。
新レインボー小学国語辞典
金田一 春彦 金田一 秀穂
佐久スキーガーデン「パラダ」に家族で行く。関越自動車道に直結したスキー場。佐久平パーキングエリアから、パラダの駐車場に直接行ける。
2日前まで仕事であり、前日も慌ただしかったので、途中の大型スーパーで子どもたちのウェア、手袋、ソリを買って行く。子どもたちにとっては、スキー場に行くのは初めてである。
センターハウスでバイキングの昼食をとってゲレンデに出ると、ソリが禁止との立て札があったので、キッズランドに行く。ソリに初めて乗り、小2の長男は喜んだが、5才の次男は最初に転んで怖がってしまい、その後はソリすべりをせず、母親と雪遊びをする。
キッズランドには、大きなバルーンの中に入るふわふわ遊具などもあり、それほど広くないスペースであるが、小さい子には楽しめる。
キッズランドの入場券を提示すると、センターハウスの1階にある昆虫の常設展に無料で入れる。ここは、意外と内容が豊富であった。様々な昆虫の標本の他に、生きたヘラクレスオオカブトが飼われていて、記念撮影ができる。虫かごから子どもが出すとき、床にヘラクレスオオカブトを落としてしまい、焦るが、係のおじさんが「もう年寄りだから木につかまる力も弱いんだよ。」とフォローしてくれた。隣の部屋で展示を見ていると、「ワー」と声がした。他の親子もヘラクレスオオカブトを落としてしまったらしい。どうも、歳というより毎日何度も落とされるので弱っているのではないか。
晴天で、佐久の景色が一望でき、気持ちのよいスポットだった。手近なおでかけだったが、子どもたちは満足したようだ。とりあえず冬休みの思い出が作れて、親もほっとした。
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