群馬ちびっこ大学

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 群馬大学主催のこども体験教室「群馬ちびっこ大学」が、ヤマダ電機LABI1高崎4階のイベント会場で行われた。群馬大学の各学部が、子どもたちのために多くのブースを設けて体験の場を提供していた。

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 夏休みの最中であり、たくさんの子どもたちが訪れていた。各ブースには行列ができるほどである。その熱気と盛況ぶりには圧倒されるものがあった。

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 2016年8月6日から8月9日の4日間に行われる群大主催のこども体験教室は、今年で第12回を迎える。当初は、科学的な展示が主だったが、現在は理工学部の他、教育学部、医学部、社会情報学部など群馬大学全体で取り組み、多彩な体験ができるイベントになっている。

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 教育学部でも、科学的な体験の他に、英語の体験コーナーなどを設けていた。
 これらの活動には、学生が主体となって取り組み、子どもたちに向き合っている。

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 11年前、2005年の夏休みに行われた第1回のこども体験教室には、自分の子どもたちも参加した。長男が小学校2年生、次男が保育園の年長組の時である。コバルトを用いたあぶり出しや、分子模型の組立、モーターの制作などを体験し、楽しませてもらった。

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 その時の体験は、思い出に残ったようで、特に長男は科学に随分と興味を持つようになった。

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 おかげ様で、今回の体験教室に、長男はスタッフとして参加させていただいた。多くの子どもたちに接することは、教育学部の学生として良い経験になったことであろう。

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 子どもは、体験を積み重ねて自分の未来をつくりあげていく。このようなイベントが継続して行われ、子どもたちの体験を豊かにしていくことを切に願っている。

 群馬大学

 群馬ちびっこ大学

高崎高校 第64回 翠巒祭

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 高崎高校の文化祭、第64回「翠巒祭」が6月4日・5日に開催される。今年は次男が入学し、1年生ながら文化祭実行委員の創作班美術課として関わる。校舎入口に設けられた絵画の色塗りを直前になって仕上げたようだ。

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 校門に設置されたアーチは、イタリアのピサ大聖堂を模したもの。白亜の建造物が日常と非日常を分ける。

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 校内は今年も大勢の人出で賑わっていた。いつもながら気温が高く、模擬店に人の列ができている。

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 校舎一面を飾る壁画は、ドイツのドレスデンにある聖母教会をモチーフにしている。第二次大戦で前回した建物であるが、空爆で破壊された元のパーツと新しいパーツの両方が用いられていることから、今年のテーマ"Plant and Raise"にちなみ、伝統を引き継ぎながら新しい種をまこうという意味合いを込めているとのこと。

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 フォト・モザイクは、「種をまく人」。これも、テーマ"Plant and Raise"にちなんでいる。

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 近くで見ると、高崎高校の生徒が学校生活や部活動で活躍している写真をちりばめたものであることが分かる。写真5000枚を用いているとのこと。

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 昨年、長男が部長をつとめた物理部では、他校を招いて自律型ロボットによるサッカー試合が行われていた。人間が操作せず、ボールに素早く向かい肉薄するロボットの姿に感心する。

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 次男はマンドリン部に入部し、1年生だけの演奏に登場した。今まで楽器の習い事や部活動などは一切していなかったが、きれいな合奏であった。文化祭実行委員も兼ねながら、短い期間でよく仕上げたものだ。

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 マンドリン部2・3年生の演奏は、力強くかつ繊細なニュアンスもよく表現し、レベルが高かった。全国大会に出場するとのこと。

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 来場者の憩いの場所として、喫茶室が設けられていた。室内の装飾も、いつもながら凝っていた。
 校内の至る所にこだわりのあるデザインが施されていた。

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 緑溢れる地で催された文化祭は、未来を担う若者が知力と創造力を発揮した場になっていた。将来への種は確実にまかれていると感じた。

高崎高校 第64回 翠巒祭

花のババロア

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 次男が、母の日のプレゼントとして「花のババロア」を買ってくる。淡いピンクのババロア地の上に、エディブルフラワーやフルーツが色とりどりに添えられゼリーで固められている。上品な味わいの美しい贈り物であった。

花のババロア

高校合格発表

 高校入試の合格発表の日。多くの喜ぶ生徒の顔が見られた。次男も努力が報われ、安堵する。

犬神家の一族

 何度も見たい映画というのは、実はそう多くない。「犬神家の一族」は、なぜか何度でも見たくなる作品である。今回、子どもたちも大きくなったので、家族で見た。
 随所に日本映画の良さがある。人々の佇まいだけで伝わる独特な雰囲気。情景、家屋の趣きがいい。その舞台で、名優たちがお互いの個性を競いあう。市川崑の凝ったカメラワーク、凝縮された脚本が映画を引き締める。
 横溝正史のおどろおどろしいミステリーを、懐かしき風情と人々の所作、そして大野雄二のあまりに美しいテーマ曲が彩る。様々なエッセンスを詰め込んだ、印象に残る日本映画。

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卒業式

 次男の中学校の卒業式。3年間はあっという間であった。クラスの友人に恵まれ、充実した日々であったようだ。

大学入試合格発表

 長男の大学入試の合格発表がある。教育学部理科専攻の2次試験は小論文で、生物の相同と相似に関する文章を基に論述する問題であった。本人の弁では、「科学にとって画期的な発見」の問題に対して、フロギストン説から原子論への移行を記述することができ、これで自信がついたという。
 センター試験の結果など不安な点はあったが、倍率の低さもあってなんとか大学に進学できることになり、安堵する。
 以下、2次試験対策のために要旨をまとめるなど活用した本。この他、雑誌「ニュートン」別冊や科学のコミックなど、何冊かの啓蒙書を読んだ様子。

理科授業の理論と実践―子どもの「すごい!」を引き出す手作り授業
宮下 治 益田 裕充
4901734423


筑波発「わかった! 」をめざす理科授業 (9784491031750)
筑波大学附属小学校理科教育研究部
4491031754

新理系の小論文 (河合塾SERIES―KP小論文シリーズ)
天野 哲彦
4777200078


小学校学習指導要領解説 理科編―平成20年8月
文部科学省 文科省=
4477019491


中学校学習指導要領解説 理科編
文部科学省 文科省=
4477019793

卒業

 長男が高校を卒業する。Sotugyo_201601
 セルリアン・ブルーのだるまが春の訪れを祝う。

犬塚勉展

 「私は、自然への愛に導かれて生きてきた。」

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 高崎市美術館で開催された「犬塚勉展 永遠の光、一瞬の風。」を家族で見に行く。
 草の一本一本まで精密に描き、写実的で独特の空気感を伝える「ひぐらしの鳴く」がまず目を引く。写真とみまごうばかりの絵であるが、単なるリアリティではなく、様々なタッチで自然の営みを描く喜びが伝わってくる。
 小学校や中学校で美術を教えつつ、終業後に写生に出かけるため、初期の作品には夕景や夜景が多く、様々な方法を模索している様子がうかがえる。
 やがて、面相筆で草むらをその密度のままに描写する技法を得て、「梅雨の晴れ間」「6月の栗の木の下より」などの作品で光と影がつくる自然そのものの美をとどめることに専心する。
 「縦走路」は、夏山の晴れ晴れとした景色を描いた見事な作品で、特に感銘をうける。「坂の上の雲」のエンディングを思い出した。

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 その後、切り株やブナなど木の生命力で自然を表現する創作に没頭する。「縞リスの食卓」「山の暮らし」「ブナ」など、木の稠密な描写から抒情と自然の尊厳が伝わってくる。
 晩年、渓谷のイメージに魅せられ、岩と渓流の響き合いを描く作風になっていく。背景に抽象性が加わった「深く暗き渓谷の入り口」が絶筆となる。
 「もう一度水を見てくる。」と言い残し谷川岳に向かい、悪天候で遭難。38歳の若さであった。
 光と空気の織りなす自然の一瞬を定着させた絵は、いつまでもその前に佇んでいたいと思わせる魅力をもっている。

犬塚勉 公式ホームページ

高崎市美術館 

東京物語

 小津安二郎監督の「東京物語」は、尾道から上京した老夫婦を通して家族を丁寧に描いた映画。
 1953年に公開され、当時の尾道、東京の様子がモノクロで美しくとどめられている。
 笠智衆の木訥で静かな中に人生の深みを感じさせる存在が素晴らしい。海を見ながら佇んでいるだけで、万感の思いが伝わってくる。
 原節子の品のある華やかさは、映画の中でひときわ輝いている。2015年9月20日に逝去されたが、その魅力は映画の中で永遠に生き続ける。

東京物語 ニューデジタルリマスター

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