入学式
長男の中学校への入学式。暖かい日の中、桜が咲きほころぶシーンをイメージしていたのだが、行きは小雨が降り、帰りは強い風がふいて桜も花びらがあまりなく、寂しい景色であった。しかし、式に集まった子どもたちは、一様に表情は明るく、進学したことに対する誇らしさが感じられた。
長男の中学校への入学式。暖かい日の中、桜が咲きほころぶシーンをイメージしていたのだが、行きは小雨が降り、帰りは強い風がふいて桜も花びらがあまりなく、寂しい景色であった。しかし、式に集まった子どもたちは、一様に表情は明るく、進学したことに対する誇らしさが感じられた。
子どもたちが、「基礎英語2」を聴き始める。6時15分開始なので、6時前に起きて「基礎英語1」を聴いていたときより少し遅くまで寝られるようだ。家族で話される軽妙な台詞をもとに、基本的な表現がテンポ良く伝えられる。
それにしても、講師の3人の先生方は、すごく高いテンションだ。朝一番、いきなりトップギア。
国際宇宙ステーションが夕方見えるという情報を得たので、家族で車に乗り、少し離れた山あいの田んぼ中に行く。
残念ながら雲が出てきて、おぼろ月夜になってしまっていた。予定の時間になっても、現れるはずの北西の方向に見えないので、だめかと思われた。が、「あ、見える」という家人の声で指さす方向見ると、西の空仰角40度ほどのところに、移動する光をとらえることができた。「お~!」と子どもが言う中、輝きを帯びた点は、高速で西から南西の方角に進み、かすかな光芒の余韻を残してふっと南の空に消えていった。
その間、1~2分であったが、長さ100mを越す人工の建造物が、遙か350kmの上空を人を乗せて移動する事実を目にして感慨を覚えた。
スタジオジブリのアニメーション「猫の恩返し」は、シンプルなファンタジー。家族で素直に楽しめる。併録されている実験アニメ「ギブリーズepisode2」のほうが、個人的には面白かった。
ゲームの攻略本であるが、その量たるや、1104ページ。辞書より分厚い。小学校3年生の次男が、お小遣いで買って、毎日寝床で読んでいる。ゲームの中身の濃さが推し量れる。開発者に敬服すると共に、毎日飽きもせず読んでいる子どもにも感慨を覚える。毎日、長男と情報交換をしているようだ。情報教育の素地は、案外こんなところからも養われているように感じる。
子どもが、モンスターハンターというゲームを延々とやっている。PSPを長男と次男が交互に使いながら進めているようだ。それにしても、買ってから数ヶ月経つというのに、一向に終わる気配がない。どれだけのボリュームがあるのか底知れない。こちらも、「宿題が終わったらモーハンができるよ。」とか、「このドリルが4ページ終わったらやってもいいよ。」というと、普段以上の集中力を発揮して取り組むので、利用させてもらっている。
それにしても、これほど子どもの気を惹く魅力は、何なのだろうか。子どもの頭の半分は、このゲームで占められてしまっている印象さえ受ける。ゲーム脳という言葉がよぎるが、そんな簡単な話ではなく、子どもの形成過程に関わるゲームのような気がする。兄弟で2台目のPSPを買って通信する計画を立てているようだ。情報処理能力の育成という観点からも興味深い。
育成会の旅行で、キッザニア東京に行く。キッザニア東京は、ららぽーと豊洲の一画にあり、それほど広い印象はないが、80種類以上の職業が体験できるスペースになっている。実際の企業と提携し、道具やユニフォームが本物そっくりに作られている。
子どもたちが仕事に集中できるようにと、照明はやや暗め。 長男と次男は、始めに運転免許をとるために講習を受ける。その後、豆自動車風のレンタカーを借りる手続きをして乗る。ガソリンスタンドや整備工場があり、それぞれの場所で子どもたちが仕事をしている。スタンドに止ると、他の子どもたちが車をふいたり、給油をしたりする。
長男たちは、施設内で使える通貨「キッゾ」を預けるため、三井住友銀行で口座をひらき、カードを作成する。施設内では、仕事をすることでキッゾを手に入れることができる。逆に、運転免許取得等の手続きにはこの通貨の支払いが必要となる。また、キッゾで実際に買い物をすることができる。通貨は、後日来たときも利用できるので、リピータを作る原動力にもなっているようだ。
長男たちは、最初の仕事として、三越での販売に携わる。挨拶などの簡単な接客のトレーニングを受けた後、レジで買い物客の応対をする。また、商品ディスプレイの基礎も教わる。ALSOKの制服を着た子どもの警備員と応対する場面もあった。仕事を終え、8キッゾの賃金をもらう。
子どもたちは結構楽しんでいるようだが、大人の居場所はあまりない。食事をする場所が少なく、ピザセットを買ったはいいが、座って食べる場所がなく、プレートを持ってうろうろしたあげく、結局劇場に入って空いている席に座って食べるしかなかった。劇場では、子どもたちがマジックをしたり、ファッションショーをしたりしていた。
昼食後、大人たちは出国手続きをして施設を後にし、外でビールを飲んだりした。その間、長男と次男はトラベルセンターで旅行プランを作成し、フットボールスタジアムでフォームの解析をするなどトレーニングを積むなどのアクティビティを楽しんだ。
リアリティをもった多彩な体験ができ、対価を得られることが楽しみに繋がっているようだ。それぞれの仕事の役割を知り、他との様々な関わりの中で社会が成り立っていることを実感できる施設。
映画クレヨンしんちゃんの、原恵一の第1回監督作品。その後の原監督映画のエッセンスが詰まっていて、素直に楽しめる。
ディズニー・アニメ「マダガスカル2」は、前作を凌ぐパワーと面白さ。ライオンのアレックスなど、前作のキャラクターたちが、アフリカの大地でより生き生きとそれぞれの魅力を振りまく。作り手も楽しんでいる雰囲気が伝わるポップなファミリームービー。
劇場版名探偵コナン「ベイカー街の亡霊」は、野沢尚が脚本を手がけた。シャーロック・ホームズゆかりの英国を舞台にするために、何度も想を練り、脚本を書き直したとのこと。物語がしっかりとした映画に仕上がっている。
野沢尚は、「破線のマリス」で第43回江戸川乱歩賞を受賞するなど、推理小説作家としても活躍していた。本格推理小説の祖とも言えるコナン・ドイルが生んだ、ホームズにちなんだ作品を創ることには、思い入れもあったのではないか。この映画では、ドイルへのオマージュのように、ホームズ・シリーズゆかりの登場人物や地名がたくさん登場する。
「青い鳥」「眠れる森」「緋色の記憶」など、多くの優れた作品を生み出した野沢尚は、NHKスペシャル・ドラマ「坂の上の雲」の初稿を残して自殺してしまう。作品は高く評価され、今後も期待がされていたのに、なぜ死を遂げたのかは余人の知るところではない。しかし、きっちりと構成された職人芸的で、しかもなお透明感と奥行きのある作品世界は、今後も生き続けるであろう。
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