杜子春・トロッコ・魔術
子どもに「杜子春」「トロッコ」「魔術」など芥川龍之介の作品を朗読させる。音読を聴くと、目で追った時とは違った感慨がある。繊細な表現と豊かなリズムを持った文章を親子で味わうことができた。
子どもに「杜子春」「トロッコ」「魔術」など芥川龍之介の作品を朗読させる。音読を聴くと、目で追った時とは違った感慨がある。繊細な表現と豊かなリズムを持った文章を親子で味わうことができた。
ナポレオンの生涯を、息子による伝記の音読でたどる。
「わたしの辞書に不可能という言葉はない。」という台詞で象徴される、独裁者というイメージが強いが、フランス革命後の混乱を収拾した努力と勇敢さが基盤にあることがじっくりと描かれている。
政治や文化に対しても大きな功績を残している。エジプト遠征の折には多くの学者や技師、画家を引き連れて古代文明の調査に寄与した。また、「ナポレオン法典」により、民衆の側に立った社会改革のしくみを取り入れた法律を整備し、教育制度を整え、度量衡の単位を統一し、国道や運河の建設で交通の便を良くするなど、社会的な貢献も大きい。
いまなお世界中にその名を知られているのは、戦争の功罪という面だけでは語れない様々な要素を後世に残しているからだということが分かった。リーダーの条件を、子どもと共に語り合うきっかけとなる本であった。
アニメ「ヒカルの碁」第七十局には、静かな感動を覚えた。優れた原作に支えられ、75回に及ぶ素晴しいアニメーションが作られた。その中でもこの第70話は繊細な情感に溢れ、テーマが集約された珠玉の名編。
ヒカルの碁 第三期 出発篇 六 [DVD]
関口可奈味 上田美由紀 ほったゆみ
アニメ「ヒカルの碁」第五十六局「千年の答え」には、感動した。いやあ、すごい、すごい、と家族でうなった。原作者も、漫画家も、アニメーターも、結局この回の最後の場面が描きたかったのではないかと思えるほど深かった。
ヒカルの碁 第三期 出発篇 一 [DVD]
関口可奈味 上田美由紀 ほったゆみ
「文字」「暦」「地図」など、古代からの発明から、「米」「アイスクリーム」などの食べ物、「鍵」「傘」などの身の回りのもの、「化学元素」「超伝導」など科学上の発明・発見まで300項目以上を漫画やイラスト、文章で解説した集英社版「世界の発明・発見事典」。
子どもに買ったのだが、大人が読んでも面白い。たゆまぬ向上心と探求心が生み出した、多様な人類の英知を感じ取ることができる。
「ヒカルの碁~院生頂上決戦~」は、PS用囲碁ソフト。9路盤、13路盤、19路盤の3種類を選んで対局できる。
ストーリーは紙芝居風に進行するシンプルな作りだが、「ヒカルの碁」の登場人物との対局がメイン。アニメの声優がフルボイスで語りかけ、囲碁の対局を盛り上げる。様々なレベルの相手がおり、それぞれに手筋のクセがつけられているようだ。ヒカルや和谷などは容赦なく打ってくるので、初心者には手強い。
「ヒカルの碁」にふれて、対局に興味を持った子どもたちには、囲碁に親しむよい動機付けになっている。
アニメ「ヒカルの碁」第28話からの第二期は、プロ試験を中心に描かれる。そこでのヒカルの成長ぶりはめざましい。また、プロを目指す人々の思いや挫折を折り込み、深みのあるストーリーになっている。
試験での合格者の決定のシーンを、選にもれた側から表現するなど、秀逸な描写も多い。
家族で夢中になり、毎日のようにDVDを再生し、気がついたら50話まで見終わっていた。抜群に面白い。
ヒカルの碁 第二期 飛翔篇 一 [DVD]
ほったゆみ 小畑健
ヒカルの碁のコミックを子どもたちが夢中で読んでいる。原作ほったゆみ、漫画小畑健。練り込まれたストーリー、見事な画力に魅了される。各話の間のコラムも楽しい。
ヒカルの碁 (1) (ジャンプ・コミックス)
ほった ゆみ
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