人斬り以蔵
司馬遼太郎の短編「人斬り以蔵」を、津嘉山正種が朗読したCDを聴く。幕末で多くの殺戮を行った岡田以蔵の生涯を、武市半平太との関わりを中心に描いた短編。
津嘉山正種の深みとメリハリのある声音が、司馬遼太郎の練達の文章を魅力的に浮き上がらせる。
幕末の裏面史を鮮やかに切り取った傑作。
人斬り以蔵 (新潮CD)
司馬 遼太郎 
司馬遼太郎の短編「人斬り以蔵」を、津嘉山正種が朗読したCDを聴く。幕末で多くの殺戮を行った岡田以蔵の生涯を、武市半平太との関わりを中心に描いた短編。
津嘉山正種の深みとメリハリのある声音が、司馬遼太郎の練達の文章を魅力的に浮き上がらせる。
幕末の裏面史を鮮やかに切り取った傑作。
人斬り以蔵 (新潮CD)
司馬 遼太郎 
NHK大河ドラマ「龍馬伝」第46は「土佐の大仕事」。坂本龍馬が山内容堂に大政奉還の建白書作成を願い出る。山内容堂役の近藤正臣、後藤象二郎役の青木崇高、龍馬役の福山雅治、三者の熱のこもった演技が会見の場を緊迫感あるものにし、見応えがあった。
「チェ 39歳 別れの手紙」は、チェ・ゲバラのボリビアでの戦いと敗北を描く。理想を掲げひたむきに闘いに挑みながらも、次第に追い詰められていくリアルな描写には、自然と胸に迫るものがある。
「真の革命家は偉大なる愛によって導かれる」
「チェ 28歳の革命」は、キューバ革命の英雄、チェ・ゲバラをベニチオ・デル・トロが演じた映画2部作の第1部。
スティーブン・ソダーバーグは、比較的淡々と描いているが、それによりゲバラの一途さや誠実さが伝わってくる。デル・トロ演じるゲバラから、極限状況の中で人をまとめ上げる器量を感じさせられた。
NHK大河ドラマ「龍馬伝」第45回は、「龍馬の休日」。タイトルからして脱力だが、内容も緊迫感があまりなく、脱力系。ドラマの最期に向けて、岩崎弥太郎の独立、龍馬とお龍のひとときと、風呂敷をたたむように一つ一つ区切りをつけている印象。
秋晴れの文化の日、碓氷峠に行く。群馬県側から峠の旧道を1kmほど進むと、碓氷湖が見える。人造湖であるが、紅葉に囲まれて趣がある。周囲1.2kmほどであり、遊歩道が整備されている。アーチ橋やトンネルなどが設けられ、往時の鉄道を偲ばせる雰囲気がある。
旧国鉄の線路跡に沿って、「アプトの道」遊歩道が整備されている。横川駅から始まり、めがね橋まで4.8kmの行程。車を碓氷湖の駐車場に停め、途中から行くこともできる。間には、レンガで作られた5本のトンネルがある。明治当時の技術力をしのばせる堅牢さと美しさがある。
遊歩道の最後のトンネルを抜けると、めがね橋に出る。長さ91m、高さ31m、使われたレンガは200万個を超える。明治25年に作られたその姿は圧巻。峠を行く蒸気機関車を支え続けた歴史の重みを感じる。明治職人の意気込みが伝わってくる。
「秋の夕日に 照る山もみじ」
唱歌「もみじ」の作詞者の高野辰之は、碓氷峠にある信越本線から紅葉を眺め、その美しさに惹かれて詞を作ったといわれている。廃線となった鉄道のまわりを、今も鮮やかな紅葉が彩っている。
病み衰えた体で最後の旅に出るブッダ。それを支えるアーナンダとの語りや、浮かび上がる過去を通してブッダの思いが自然に綴られる瀬戸内寂聴の「釈迦」。
静かな筆運びであるが、鮮烈な物語が織り込まれ、豊かなシンフォニーのようなまとまりがある。ブッダの涅槃に至るまでを丁寧に描いた円熟の小説。
NHK大河ドラマ「龍馬伝」第43回は「船中八策」。武市半平太、吉田東洋、横井小楠など、様々な人物との出会いが、龍馬の船中八策に集約される。その回想シークェンスは、大河ドラマならではの構成が浮き上がり、なかなか感動的だった。
NHK大河ドラマ「龍馬伝」第42回は「いろは丸事件」。 いやあ、たいへんに力の入っていた回で、面白く見られた。ジャバ・ザ・ハットのような強面の中尾彬を紀州の勘定奉行に据え、手強さを演出するが、それに全くひるむことなく理論武装と周到な根回しに裏打ちされた強気で押し通す龍馬。その姿に喝采を送った人も多いと思う。今の日本の政治に求められている姿勢を体現してくれたようにも感じる。
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