三遊亭王楽 パパずれてるゥ! 五貫裁き

 三遊亭王楽の落語「パパずれてるゥ!」「五貫裁き」が収められたCDを聴く。なかなか勢いがある。
 「パパずれてるゥ!」は自身の映画鑑賞などで培われた娯楽を追求する姿勢が生きている。
 「五貫裁き」も明朗なキャラクター作りに好感が持てる。

王様落語会シリーズ 三遊亭王楽
三遊亭王楽
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全国高等学校PTA連合会 福井大会

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 第64回全国高等学校PTA連合会大会が福井で行われる。福井県越前市にあるサンドーム福井のイベントホールがメイン会場。約1万人が収容できるホールで、全国各地から教員や保護者が集まる。
 基調講演は、脳科学者の茂木健一郎氏の講演「今求められる考福脳 ~脳科学者からの提案~」。当初、「尾木ママ」のキャラクターで知られる教育評論家、尾木直樹氏の講演予定であったが、ご自身の手術の都合で変更になった。会場では、尾木氏のお詫びのビデオレターが流された。

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 茂木健一郎氏の講演は、1時間ずっと間断なく動き喋るアクティブなもので、終始会場の人々を惹き付けていた。具体的な事例で、個性を受け容れることの大切さが語られた。
 挑戦し、変化に自分が気づけた時に、人間の脳は一番活性化することを、自ら水泳のコツをつかんだときの話で語っていた。泳ぎを見ていた教師が、プールから上がったときに「今の泳ぎだよ!」と励ましたことがずっと印象に残っているとのこと。変化を捉えて機を逃さずにほめることに、教師のプロフェッショナルとしての役割があることを伝える話であった。

 大会では、下村文部科学大臣の挨拶、基調講演、分科会の他に、高校生によるアトラクションも行われた。
 特筆すべきは、大会2日目に行われた福井商業高校のチアリーダー部「JETS」によるチアダンスである。その躍動感、一糸乱れぬ動きは圧巻であった。演技後の部長による挨拶も素晴らしく、練習を支える友人や家族、教員への感謝を述べる内容であった。
 このチームは、チアダンスの全米選手権で2年連続、4度目の優勝を果たしている。

第64回全国高等学校PTA連合会大会 福井大会2014

下田 入田浜海水浴場

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 家族で伊豆下田の入田浜海水浴場に行く。午前7時に着くが、お盆休みの真ん中であり、久しぶりに雨があがり、やや天気が回復したこともあり、すでに大勢の人が訪れていた。

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 水はエメラルド・グリーンの美しさをたたえ、広い砂浜に澄んだ水が心地良い。比較的激しい波が来るので、子どもたちは波でのアップダウンを楽しんでいた。

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 入田浜海水浴場は、海岸の左右で若干雰囲気が違っていた。海に向かって左側はサーファーも多く、テントの数も密になり賑わっていたが、断崖に洞窟がある右側はやや落ち着いた雰囲気。

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 お昼過ぎに海からあがり、道の駅「開国下田みなと」に寄る。ここには漁港があり、とれたての魚を職人さんがにぎる回転寿司がある。お盆休みのお昼時ということもあり、22組待ちであった。40分ほどして席に着くことができた。

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 一皿130円から480円まで、様々な魚が賞味できる。最初に地金目をとるが、これが格別であった。どのネタも新鮮でたいへんにおいしい。最後に金目鯛のあら汁をたのむ。あっさりした口当たりだが深みのある味でフィニッシュにふさわしい。子どもたちにも好評であった。

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 天城を越えて帰路につく。川端康成の小説「伊豆の踊子」や松本清張のミステリー「天城越え」の舞台ともなった天城街道であるが、よくこれだけ山深い場所に道を作ったものだと思う。
 道の駅「天城越え」に寄り、わさびソフトを食べる。すりたての伊豆わさびを、ソフトクリームのそのまま載せてある。辛みと甘みがミックスした不思議な味。

 海の恵み、山の恵みを五感で楽しんだ夏の1日であった。

 

高崎高校 第62回 翠巒祭

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 高崎高校の第62回「翠巒祭」に家族で出かける。初日、12時開始だが、20分間に行くと校舎脇の駐車場に車を停めることができた。アーチの前には多くの人が行列をつくっていた。5月末というのに、33度の気温。開場前からたいへんな熱気。
 アーチは校門を覆い尽くして5つもの入り口を設けた力作。来場者に非日常へと誘う存在感がある。

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 校舎一面を飾る巨大壁画は、湖畔に面した洋風の街並みが表現されていた。湖水に映る尖塔の建物が美しく爽やかな印象を与えていた。

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 今年のテーマは、"No Limit!" 『高崎高校全体が一丸となって「翠巒祭の成功」の為に奔走していこうという意思表示です。』とパンフレットに記されている。伝統を継承し、無限の発展を遂げる意気込みが感じられる。

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 長男も高校2年生となり、物理部で自作のゲームを展示できるようになった。説明にもゆとりが感じられる。社会的にも、部員の皆さんにだいぶ鍛えていただいたようだ。

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 物理部では、表面張力など身近な科学の説明を子どもたちに行っていた。このような展示は、今後どんどん発展させていってほしいと願う。

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 鉄道研究部は、いつもながら見事なジオラマを作成している。長岡駅付近の様子は、特に力が入った出来映えであった。

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 和太鼓部の力強い演奏が、イベントステージから響き渡る。イベントステージの背景も、写楽、北斎、歌麿などの名画を取り入れた迫力の構図。

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 喫茶店は実行委員が運営している。廊下のデザインには力が入っている。

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 教室の窓の切り絵もたいへん凝っている。部屋全体でひとつのアート。憩いの空間にしようという配慮がされている。

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 翠巒会館で吹奏楽部の演奏を聴いたが、たいへん楽しめた。特に、マリンバの演奏が素晴らしい。3人で同時に一つのマリンバを叩くパフォーマンスには圧倒された。

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 薔薇は今年も咲き誇り、心安らぐ空間を作っている。

 「バラの香匂ふ 学び舎にて 友よ。」
 校歌の一節が、自然と今年も浮かび上がる。

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 高崎高校の翠巒祭は、一部を見たに過ぎないが、至る所デザイン・センスに溢れ、来場者を無言でもてなしてくれた。
 訪れる人を楽しませようという熱い思いの総意で、「おもてなし」を自然と体現していた文化祭であった。

 高崎高校 第62回 翠巒祭

高崎高校 第61回 翠巒祭

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 高崎高校の文化祭、第61回翠巒祭に家族で行く。今年は、特別な感慨をもって翠巒祭に訪れる。
 第61回のテーマは、「GrowReuse グロリアス」。成長と再利用の語を組み合わせ、輝かしく活気のある翠巒祭を目指すという理念が込められたもの。

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 校舎の壁一面を覆う「巨大壁画」は、金閣寺を題材とした作品。生徒957名がパーツを作り、組み上げた。

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 今年は、長男が在校生として参加する初めての翠巒祭である。物理部として、来場者に展示の説明などをしていた。今までの訪れる側から今度は主催する側にまわり、大いに楽しむことができたようだ。親としても感慨ひとしおである。

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 鉄道研究部の模型は、いつもながら壮観であった。建物ひとつひとつを細かく作り込み、景観の美しさを目指していたようだ。

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 生徒たちの写真を何枚も組み合わせて作った巨大なフォトモザイクは新趣向。フェルメール作「真珠の首飾りの少女」を表現していた。体育館にいく道すがらには、大勢の来場者で混雑していた。

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 今回のアーチは、ヨーロッパの雰囲気をもったオリジナル・デザイン。正門よりやや奥に設置され、来場者を圧倒する存在感を放っていた。

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 様式美を備えた外観で、細かい部分まで精緻に作り込まれており、センスの良さが光っていた。

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 特に今回のアーチは、内部が素晴らしい。ステンドグラス風の天井や、季節を表現した絵画がちりばめられ、デザインの匠さには高校生の作品とは思えないほどの、いや、高校生だから実現できたのかもしれない造形美と情熱が感じられた。

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 アーチは、全長11mで、最長の長さを誇るという。いつもより長い時間内部に目を奪われ、そのアーチをくぐり抜ければ、「非日常」が待ち構えているという趣向のようだ。

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 「バラの香匂ふ 学び舎にて 友よ。」

 校歌を長男と共に歌うことができる喜びを味わうことができた翠巒祭であった。

高崎高校 第61回 翠巒祭

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卒業式

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 次男が小学校の卒業式を迎える。時が経つのは早いものである。入学式がつい最近のことであったように思えるのだが、過ぎてしまえばあっという間の6年間に感じるから不思議なものだ。

ぐんま教育フェスタ 佐藤学氏講演

 群馬県総合教育センターの「ぐんま教育フェスタ」で、佐藤学氏の講演「協同的な学びによる授業の改革」を聴く。世界的な教育の潮流を踏まえた話は強い説得力を持ち、日本が目指すべき21世紀型教育の在り方が示された。
 「質と平等」の同時追求、<聴く><つなぐ><もどす>という教師の役割などが豊富な具体例を交えて語られた。
 佐藤氏の著作でその考えに触れる機会はあったが、直接ご本人から聴くと改めて「共同の学び」の場を実現し、「学びの質を高める」必要を感じさせられた。
 佐藤氏の語りからは「子どもたちの学ぶ権利を一人残らず保証したい」という熱い思いが伝わり、感動を覚えた。
 「ジャンプのある学び」をいかに具体化していくか、その点が課題であるが、日本の優れた教員が学び合うことにより、道は開けていくことであろう。

ぐんま教育フェスタ

学校の挑戦―学びの共同体を創る
佐藤 学
409837370X

群馬大学工学部学園祭

Umedako 桐生市にある群馬大学工学部の学園祭に行く。
 朝早く着いたので、桐生市街地から10kmほど北上した梅田湖に寄る。小さなダム湖であるが、静かな佇まいをみせる。ニジマスやワカサギが釣れるようだ。

Gundai_k01 午前9時から学園祭が始まる。正門近くにある群馬大学工学部同窓記念会館は、大正5年創立の桐生高等染織学校の講堂を移築復元した建物で、趣がある。

Gundai_k02 学園祭では、テクノドリームツアーとして、様々な体験や実験ができるアトラクションが数多く催されていた。次男は、ホバークラフトを作ったり、錯視体験の工作をしたりと楽しんでいた。学生さんが丁寧に対応してくださり、来場する子どもたちも科学に関心を抱くことができるイベントであった。

Gundai_k03 模擬店のクレープや揚げ物などいろいろ食しながら、ベンチで休む。午後、ジャズ喫茶で金森基、平山順子、佐久間優子、柴田亮のカルテットによる白熱したプレーを生で聴き、大いに楽しむ。
 木漏れ日にようやく秋の気配を感じる。

群馬大学工学部

運動会

 次男の小学校最後の運動会。
 終始にこやかに演技をする姿に、成長を感じる。Undokai6_01
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レオナルド・ダ・ヴィンチ もう一つの遺産

Davinci01 高崎市美術館の企画展「レオナルド・ダ・ヴィンチ もう一つの遺産」を見る。ダ・ヴィンチの手稿や素描、それに基づいて制作された模型が展示されていた。
 物理、医学、建築、数学、天文学、彫刻など、多くの分野に挑み、数々の発明を残した巨人の業績の一端を見ることができる。その旺盛な好奇心と膨大な研究の跡には、ただただ圧倒される。

Davinci02 戦車、自動車、ロケット、飛行機など、機械模型がたいへん興味深い。また、人体解剖の稠密なスケッチが、絵画に生かされている様が実感できた。
 万能の天才が生み出したアイディアやテクノロジーの数々は、発想や創造の素晴らしさを時を超えて伝えてくれる。

高崎市美術館企画展「レオナルド・ダ・ヴィンチ もう一つの遺産」

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