ジュリーニ 展覧会の絵
ジュリーニ指揮、シカゴ交響楽団の展覧会の絵は、繊細な響きを持った、磨きぬかれた演奏。
このCDにはラヴェルの組曲「マ・メール・ロワ」とスペイン狂詩曲が含まれ、1枚で多彩な管弦楽の世界が味わえる。
ムソルグスキー:展覧会の絵
ジュリーニ(カルロ・マリア) シカゴ交響楽団
ジュリーニ指揮、シカゴ交響楽団の展覧会の絵は、繊細な響きを持った、磨きぬかれた演奏。
このCDにはラヴェルの組曲「マ・メール・ロワ」とスペイン狂詩曲が含まれ、1枚で多彩な管弦楽の世界が味わえる。
ムソルグスキー:展覧会の絵
ジュリーニ(カルロ・マリア) シカゴ交響楽団
グレン・グールドのピアノによるベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」を聴く。カレル・アンチェル指揮、トロント交響楽団による1970年の演奏。
グールドは、ピアノ協奏曲をあまり残していない。この演奏は、ベートーヴェンの生誕200年を記念するテレビ・コンサート番組のもので、ミケランジェリがピアノを弾くはずだった。しかし、録音の24時間前にミケランジェリがキャンセルをしてしまい、番組ディレクターがグールドに電話したところ、
「何と、ナンバーワン・ピアニストにナンバーツーのピアニストの代役をさせようっていうのか!」
グールドは言い、ともかくもオーケストラと共演したという、いわく付きの演奏。
録音は、昔懐かしい音質である。グールドは、ハミングをしながら弾いている。オーケストラはグールドに合わせるべく奮闘している。ある種味わいのある演奏で楽しめた。
併録されているリヒァルト・シュトラウスのピアノと管弦楽のための「ブルレスケ」は、華やかでみずみずしい。
ベートーヴェン:皇帝
グールド(グレン) トロント交響楽団 ベートーヴェン 
1994年の7月、前橋市民文化会館の演奏会に出かけた時のことである。演奏前に、食堂でサンドイッチと紅茶を頼んで待っていると、隣の席でやけに元気に喋っているお爺さんがいる。
「カラヤンは、歌手が気に入らないとすぐに変えるんだよ、それがね、…」
など、カラヤンの振舞いを見てきたようにまわりの人にいろいろと話している。顔をそちらに向けると、朝比奈隆その人であった。見てきたように話していたのではなく、見てきたことを話していたのだ。カラヤンのことを対等に話せる日本の指揮者は、この人をおいて他にいないだろう。
86歳になられるというのに、実に矍鑠としている。氏がテーブルを去られる時、いままで面識はないが、こちらは自然と頭を下げていた。
ホールには、演奏が始まる前の独特の緊張感が漂っていた。朝比奈隆が指揮棒を振りはじめると、ブルックナー交響曲第8番が素晴らしい美しさで迫ってきた。音が見事な輝きをもって響いてきた。後半は立っているのがたいへんそうで、指揮棒の先はふるえていたが、音楽は自然な流れを失わなかった。朝比奈と大阪フィルの信頼関係が切々と伝わってくる。
フルートの音が見事な均一感を持った弦の上に漂う。ティンパニーが魂の鼓動を的確に伝える。金管楽器が最大限に鳴らしても弦との調和を確実に保ち、深みを持った快い音である。全てのパートが完璧に自らの役割を心得ている。まさしく本物の演奏を聴いた。
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)
大阪フィルハーモニー交響楽団 朝比奈隆 
ピアノが、これほどの表現力をもっているとは!ホロヴィッツの弾く「展覧会の絵」は、驚きの連続だった。特に、最後の2曲に至っては、とうてい10本の指で弾いているとは思えないほどの音の広がりを持っている。繊細かつ大胆、天才のみが成し得る演奏である。
トスカニーニとのチャイコフスキーピアノ協奏曲第1番も、最初から最後まで息をもつかせぬ強烈な個性のぶつかり合いが、魅力に満ちた音楽を作り上げている。人間の強靱さをストレートに感じる演奏。
展覧会の絵 チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番
ホロヴィッツ(ウラジミール) トスカニーニ NBC交響楽団 
耳に馴染みのあるポップスの雑集であるが、「テネシー・ワルツ」「悲しき雨音」などのオールド・ナンバーから、「バットマンのテーマ」「燃えよドラゴン」などの映画音楽、カルガリー・オリンピックのテーマ曲「ウィンター・ゲームス」など、ヴァラエティに富んだ22曲が収められ、なかなか楽しめた。
ポップス・イン・TV&ムーヴィー
オムニバス a~ha レディスミス・ブラック・マンバーゾ 
ツィマーマンと、彼が自ら設立したポーランド祝祭管弦楽団とのショパンピアノ協奏曲第1番と第2番。ピアノもオーケストラも充実した演奏。
ショパン/ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11
ツィマーマン(クリスティアン) ポーランド祝祭管弦楽団
ギュンター・ヴァント指揮、ベルリン・フィル演奏のブルックナー交響曲第7番、1999年の演奏を聴く。
「私が試みたのは、ブルックナーの音楽のこういった背景、天空の秩序の反映をはっきり際立たせ、明晰に演奏すること」と、ヴァントはインタビューで語っている。
悠然とした歩みの演奏で、ブルックナーの自然な音楽の流れを堪能した。
ブルックナー:交響曲第7番
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ヴァント(ギュンター) 
このブログを公開して、1年がたつ。良いと感じた、音楽・本・映画などの作品について気ままに記してきた。1日1つのペースで何かをアップしていくということは、時に楽しく、時に苦しいことではあったが、多くの作品について自分なりに考えをめぐらすよいきっかけとなった。
さて、この1年の締めくくりとして、ジョン・ルイスのプレリュードとフーガを掲げたい。バッハの平均律クラヴィーア曲集を、ジャズの名手ジョン・ルイスがアレンジしたものだ。プレリュードはルイスのピアノ・ソロで、フーガは、ヴァイオリン、ヴィオラ、ギター、バスを交えて演奏されている。
ハイ・センスなニュアンスに富むソロ、ストリングスとの絶妙なやりとりが楽しめる、極上の1枚。
このブログも、ルイスによるバッハのアレンジのように、先人の偉業に敬意を表しつつ、遊びごころを失なわず、生きる喜びを感じられる内容を保ちたい。
それにしても、世の中には素晴らしいものがなんと多いことだろう!
プレリュードとフーガ Vol.1
ジョン・ルイス マーク・ジョンソン ジョエル・レスター 
アシュケナージのピアノによる、ショパンのバラード第1番から第4番、スケルツォ第1番から第4番の演奏が収められたCD。
バラード第1番は若きショパンの激しい情感と美しい抒情に溢れている。アシュケナージの磨き上げられたテクニックと明瞭なタッチで奏でられる名曲に、最初からすっかり魅せられてしまった。
鋭いリズム動機と微妙な感情の揺れがないまぜになった4曲のスケルツォも、スケールが大きく極めて充実した演奏。
ショパン:4つのバラード
アシュケナージ(ウラディーミル) ショパン 
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