風の又三郎
宮沢賢治の「風の又三郎」を、市原悦子が朗読するCDを聴く。「まんが日本昔ばなし」を20年近く演じたキャリアを持つ市原ならではの語り。一人で何人もの登場人物を描き分け、作品世界にぐっと引き込む表現は見事という他ない。
風の又三郎 (新潮CD)
宮沢 賢治 
宮沢賢治の「風の又三郎」を、市原悦子が朗読するCDを聴く。「まんが日本昔ばなし」を20年近く演じたキャリアを持つ市原ならではの語り。一人で何人もの登場人物を描き分け、作品世界にぐっと引き込む表現は見事という他ない。
風の又三郎 (新潮CD)
宮沢 賢治 
顧客が従業員に接する15秒間、その「真実の瞬間」が企業の成功を左右する。
1980年、スカンジナビア航空の社長に就任し、赤字に陥っていた同社の経営再建を果たしたヤン・カールソンの著作。顧客満足を中心にした経営理念と、それを基にした組織・機構改革の実際が記されている。
具体的な事例で語られるリーダーとしての行動は示唆に富む。失敗した事例や自省の言葉も記述され、率直な姿勢が貫かれている。
経営の基本を問いかける古典的名著。
真実の瞬間―SAS(スカンジナビア航空)のサービス戦略はなぜ成功したか
ヤン カールソン 堤 猶二 
病み衰えた体で最後の旅に出るブッダ。それを支えるアーナンダとの語りや、浮かび上がる過去を通してブッダの思いが自然に綴られる瀬戸内寂聴の「釈迦」。
静かな筆運びであるが、鮮烈な物語が織り込まれ、豊かなシンフォニーのようなまとまりがある。ブッダの涅槃に至るまでを丁寧に描いた円熟の小説。
阿川弘之のエッセイ「食味風々録」を、長女の阿川佐和子が朗読したCDを聴く。練達の筆で綴られる食にまつわるエピソードはどれも楽しい。目の前に料理が浮かんでくるようで、お腹がすいたときに聴くとたまらない。
斉藤茂吉、志賀直哉、佐藤春男、辻静雄など、数々の文化人の素顔が食を通じてふわっと現れる場面も味わいがある。
食味風々録―娘が読む (新潮CD)
阿川 弘之 阿川 佐和子 
食味風々録 (新潮文庫)
阿川 弘之 
茂木健一郎「脳と創造性」のCDを聴く。2006年4月14日に行われた慶應丸の内シティキャンパス定例講演会を収録したもの。
創造性の脱神話化、論理と直観、不確実性と感情、コミュニケーションと他者、感情のエコロジー、セキュア・ベース、クオリアと文脈、一回性とセレンディピティなど、茂木健一郎の持論が勢いよく次々と語られる中身の濃いCD。
河合隼雄が筒井康隆の夢判断をする箇所には、長男もたいへん興味を示した。
ショート・ショートを千編以上作った星新一による1974年の講演記録。訥々とした温和な語り口で、着想の方法や展開の様をきわめてわかりやすく語る。ハイセンスなショート・ショートの数々が、探求心から生まれることが、ふんわりとしたユーモラスな空気と共に伝わり、たいへん興味深かった。
「いやな仕事でえらくなるより好きな仕事で犬のように働きたいさ」
「島耕作」シリーズで、現代の語り部とも言われる漫画家、弘兼憲史。その生い立ちや、島耕作シリーズの裏側までが綴られた本。たいへん興味深く、すぐに読み終えられた。
島耕作シリーズのストーリーは、すべて自分で考えているとのこと。島耕作の人生では、女性との関係やグルメがやたらと多く登場するが、作者はひたすら勤勉に漫画制作に向かう根っからの仕事人であった。その人間観察の視点や、仕事への姿勢は参考になる。
気にするな (新潮新書)
弘兼 憲史 
幸田露伴の次女、幸田文の短編「黒い裾」を藤村志保が朗読したCDを聴く。喪服に袖を通すたびに、人生の陰影を重ねていく主人公。その一代記が、凛とした日本語で印象深く綴られる。藤村志保の押さえた語りが、こまやかな情感を浮き上がらせる。端然とした日本の美に溢れた文章にふれ、薫風に身を委ねるような心地よさを覚える。
黒い裾 (新潮CD)
幸田 文 
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