ドラゴン 飼い方 育て方
次男が「ドラゴン 飼い方育て方」という本を買ってくる。ドラゴンを飼うまえに」から始まり、品種と選び方、育て方、品評会への訓練や対策などが詳細に書かれている。イヌや魚などの飼育本のように詳しく、著者が本当に飼っているのかと思えるほどである。「家や財産を燃やしかねないので、医療保険や火災保険は必須でしょう。」と、細かい配慮も行き届いている。
幻獣研究家ジョン・トプセルによる著作。
ドラゴン ――飼い方 育て方――
ジョン・トプセル 神戸万知
次男が「ドラゴン 飼い方育て方」という本を買ってくる。ドラゴンを飼うまえに」から始まり、品種と選び方、育て方、品評会への訓練や対策などが詳細に書かれている。イヌや魚などの飼育本のように詳しく、著者が本当に飼っているのかと思えるほどである。「家や財産を燃やしかねないので、医療保険や火災保険は必須でしょう。」と、細かい配慮も行き届いている。
幻獣研究家ジョン・トプセルによる著作。
ドラゴン ――飼い方 育て方――
ジョン・トプセル 神戸万知
育成会の旅行でディズニーシーに行く。あいにくの曇り空。9時開園の30分前に着くが、入場ゲートに随分と人が並んでいる。2月で海からの風もあり、結構寒い。
次男と一緒に乗り物系を重視したコースをまわる。まず、タワー・オブ・テラーのファストパスをとるが、すでに2時40分のチケットになっている。次に、センター・オブ・ジ・アースに乗りに行く。30分ほど並ぶが、乗り物までの順路にジューヌ・ベルヌのSFを思わせる装置や家具が飾ってあり、飽きない工夫がある。なにより、ここは暖かい。寒い日には、外で待つアトラクションのファストパスをとってから、屋内で待つアトラクションに並ぶのが良い。センター・オブ・ジ・アースは、なかなか変化に富んで楽しめるアトラクションだ。
ストームライダーは体感ショー形式のアトラクションで、14分ほどの所要時間。アメリカナイズされたノリで、よく工夫されている。ポートディスカバリーで売っている「うきわまん」は、なかなかおいしい。そばにくる雀がやたらと肥えている。いくらでもオコボレにあずかれるここは、鳥にとっての楽園でもあるのだろう。
レイジング・スピリットは、360度回転のあるローラーコースターだが、コンパクトなイメージ。富士急ハイランドや那須ハイランドのコースターに比べれば随分とかわいらしい印象。
マジックランプシアターを見た後、いよいよタワー・オブ・テラーへ。アトラクションひとつのために、よくこれだけ大きな建物を作ったものだと思う。内装も凝っており、イリュージョンの仕掛けは良くできている。が、フリー・フォール型のアトラクションはあっという間。乗るまでのドキドキ感を楽しむアトラクション。
ギョウザドックは、夕方近くなると意外にすぐ買える。海底2万マイルに乗ると、もうバスに戻る時間が迫っていたので、お土産を買って帰る。
夢を売るビジネスには、顧客に楽しんでもらうための徹底したこだわりが必要だと来るたびに感じさせられる。
子どもが飽きずにPSPでやっているゲーム。宇宙を舞台にした骨太のシミュレーション・ゲームのようだ。
ぐんま天文台に家族で行く。中学1年生の長男に、「職業調べ」の宿題が出たので、天文台の職員の方にインタビューをするため。
車のライトで観測が妨げられないよう、駐車場からは600mの遊歩道を上って本館に行く。遊歩道入り口には「冥王星」の看板があり、上るごとに太陽系の惑星のプレートが立てられている。太陽からの距離に比例させて遊歩道においてあるようだ。「木星」は本館に随分と近い。
本館前広場には、英国の古代遺跡ストーンヘンジやインドの天体観測施設ジャンタル・マンタルを模したモニュメントが建ち並ぶ。山あいの地に突如現れる独特の景観には、ぐんま天文台にたどり着いたことを実感させられる。
昼前に着くと、水星の観測会が行われていた。65cm反射望遠鏡をのぞくが、雲があり水星は観測できなかった。望遠鏡の向きを変え、金星の観測になる。こちらは、半月形に浮かび上がる金星を見ることができた。
150cm望遠鏡は、普段は直接覗くことはなく、捉えた映像や電波をコンピュータで光学的に解析する。冷却装置の独特の音と共に偉容を感じさせられる
2時にインタビューをお願いしてあったので、それまでの時間に館内展示を楽しむ。太陽を円形の台に投影した展示があった。太陽の黒点もくっきりと見える。デジタルカメラで撮影をしたら、それ以降撮った風景の画像が真っ白になってしまっていた。ホワイトバランスの回路か何かがやられたようだ。長年使ったデジカメも、ついに壊れてしまった。太陽光線恐るべし。
天文台の職員の方に、インタビューを受けていただいた。仕事の内容、なぜその職業に就いたか、どうすればなれるのか、仕事をする上での楽しみや苦しみなど、中学生の長男がするいろいろな質問項目に丁寧に答えてくださった。宇宙や天文に興味を持ってもらうための様々な取り組みが真摯になされている。夜間に及ぶ勤務、土日に休暇がとれないなど、ご苦労されていることも伝わってきた。子どもには、何より今は勉強をすることが必要と強調してくださったこともたいへんありがたかった。子どもにとっても、親にとっても貴重な経験を与えてくださったことに感謝している。
群馬県総合教育センターで行われた「いせさきサイエンス講座」に家族で参加する。一階のロビーには、地元の企業である明星電気の宇宙・防災関連の展示がなされていた。
金箔で覆われた四角い箱のようなものがあり、子どもが「針であけたような穴があいているのはなぜですか?」と質問すると、明星電気の方が気体の膨張で破損するのを防ぐためと親切に答えてくれた。一見、小学生の工作のように見える物体だが、小型衛星の試作模型であり、宇宙マニア垂涎の的であったようだ。
はやぶさの成功に寄与した蛍光X線分光装置も、実際に手にとって見ることができた。また、地震情報ネットワークシステムの展示では、手でセンサーを揺らし、システムが感知する様を体感することができた。
講堂での講演では、明星電気品質保証本部長の田口孝治氏が、「伊勢崎から宇宙へ!惑星探査の世界」として、はやぶさをはじめとした惑星探査の状況と使われている機器について簡潔明瞭な説明をされていた。
また、県立ぐんま天文台長の古在由秀氏が「小惑星を探る」として、小惑星の現在知られている姿を子どもにも分かりやすく説明してくれた。
主催は伊勢崎市教育委員会で、司会はプロのアナウンサーをやとったかと思うほど見事な口上と発声であったが、実際は市教育委員会の松本指導係長さんであった。伊勢崎市の人材の豊富さを感じさせられた。
様々な技術が社会を支え、未来を開いていくことを伝えるイベントになっていた。子どもたちに本物の技術を伝える意義は大きいと実感する。
児童文学の名作を、上川隆也が朗読するCD。「野薔薇」「魔法」「手袋を買ひに」「雪の下の木ねずみ」「手品師」の5編が収められている。上川の優しい語りが、繊細な作品の良さを素直に伝える。
児童文学の表現の豊かさに、じっくりとふれることができる。「手袋を買ひに」の情景描写の見事さには特に感銘をおぼえる。
児童文学名作集
上川隆也
秋晴れの文化の日、碓氷峠に行く。群馬県側から峠の旧道を1kmほど進むと、碓氷湖が見える。人造湖であるが、紅葉に囲まれて趣がある。周囲1.2kmほどであり、遊歩道が整備されている。アーチ橋やトンネルなどが設けられ、往時の鉄道を偲ばせる雰囲気がある。
旧国鉄の線路跡に沿って、「アプトの道」遊歩道が整備されている。横川駅から始まり、めがね橋まで4.8kmの行程。車を碓氷湖の駐車場に停め、途中から行くこともできる。間には、レンガで作られた5本のトンネルがある。明治当時の技術力をしのばせる堅牢さと美しさがある。
遊歩道の最後のトンネルを抜けると、めがね橋に出る。長さ91m、高さ31m、使われたレンガは200万個を超える。明治25年に作られたその姿は圧巻。峠を行く蒸気機関車を支え続けた歴史の重みを感じる。明治職人の意気込みが伝わってくる。
「秋の夕日に 照る山もみじ」
唱歌「もみじ」の作詞者の高野辰之は、碓氷峠にある信越本線から紅葉を眺め、その美しさに惹かれて詞を作ったといわれている。廃線となった鉄道のまわりを、今も鮮やかな紅葉が彩っている。
宮沢賢治の「風の又三郎」を、市原悦子が朗読するCDを聴く。「まんが日本昔ばなし」を20年近く演じたキャリアを持つ市原ならではの語り。一人で何人もの登場人物を描き分け、作品世界にぐっと引き込む表現は見事という他ない。
風の又三郎 (新潮CD)
宮沢 賢治
家族で群馬大学工学部の学園祭に行く。キャンパスには多くの模擬店が建ち並び、大勢の人々が行き交いたいへん賑やかであった。
大学の研究室の展示がたいへん良かった。長男・次男は、化学のBZ反応などには特に興味を示していた。子どもたちの相手を丁寧にしてくれた学生さんたちに感謝。科学に親しむ展示や研究成果をもっと多くの研究室が行ってほしいと思った。
喫茶室では、ジャズの生演奏を手が触れそうなくらい間近の席で聴く。セロニアス・モンクの曲で、なかなかいい演奏。特に、ドラムの繊細な表現には感心した。子どもたちにも本物のジャズを聴かせることができて良かったと思って目をやると、兄弟共におしぼりで人形を作ってスプーンを剣に見立てバトルごっこをして遊んでいた。
レゴブロックによるロボットの作成は一時間ではきつかったが、なんとか親子で組み立てて動かすことができた。
子どもたちも科学に興味を示しつつ大いに楽しみ、得るところが多かった1日。今後も研究室の展示の充実を期待したい。
よく晴れた秋の日、子どもたちと30km以上の道のりを自転車に乗る。大学で学園祭があるというので、運動もかねてサイクリング。川沿いの堤や稲の実るたんぼ道を通ってゆく。
次男は、あまり自転車に慣れていないが、小さい自転車でよくがんばった。「ちきゅうは丸い」などと歌いながら、陽気にこぎ進む。
長男は、弟をフォローしながら最後尾を進んだ。目的地に着いたときの誇らしげな顔が、普段より逞しく見えた。
学園祭では、模擬店で食べ物を買っておなかを満たしたり、展示を見たりした。からあげ、わたあめ、たこ焼き、豚汁、クレープと、長い道のりをこいだためか、いろいろと食していた。
10月というのに、日差しが強く気温が高い。今年の猛暑は、秋の半ばまで及んだ。広やかな田には、刈り入れ間近の稲穂が午後の陽を受けて明るく輝く。雲が山の上にすっと線を描き、のびやかな秋の情景に絶妙のアクセントを加える。
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