龍馬伝 6

 NHK大河ドラマ第6回は、「松陰はどこだ?」。下田で黒船に乗り込もうとする吉田松陰と、龍馬の出会いを描く。松陰を、生瀬勝久が実に熱っぽく演じる。黒船を前に、いてもたってもいられず、何かをしなければならないという思いがひしひしと伝わる。この純粋な思いが、今の日本にももっと必要だと感じる。福田靖の脚本は、メッセージがストレートなだけに、心に響く。

NHK大河ドラマ「龍馬伝」

龍馬伝 5

 NHK大河ドラマ「龍馬伝」第5回は、「黒船と剣」。黒船を間近に見た龍馬と桂小五郎は圧倒され、呆然となる。
 土佐では、近藤正臣演じる山内豊信と、田中泯演じる吉田東洋が登場する。やたら重々しい雰囲気で、龍馬のまわりと対照をなしている。
 黒船ショックを勢いある演出で表現し、志士の時代の幕開けをくっきりと描き出していた。

NHK大河ドラマ「龍馬伝」

龍馬伝 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
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龍馬伝 4

 NHK大河ドラマ「龍馬伝」第4回は、「江戸鬼小町」。龍馬が江戸に着き、北辰一刀流の千葉道場で剣術修業をする姿を描く。道場主、千葉定吉の娘である女剣士、佐那を貫地谷しほりが好演している。
 テンポの良い展開で、ぐいぐいと進む様が心地よい。

NHK大河ドラマ「龍馬伝」

龍馬伝 (NHKシリーズ NHK大河ドラマ歴史ハンドブック)
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龍馬伝 3

 NHK大河ドラマ「龍馬伝」第3回は、「偽手形の旅」。江戸へ向かう龍馬と、偽手形を懐に無理矢理ついていく岩崎弥太郎。二人のやりとりが、じっくりと描かれた回であった。最後の、船の帆を背にした龍馬の姿が実に凛々しく、絵になっていた。

NHK大河ドラマ「龍馬伝」

NHK大河ドラマ「龍馬伝」完全ガイド
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龍馬伝 2

 NHK大河ドラマ「龍馬伝」第2回は、「大器晩成?」。堤防工事の差配役として悪戦苦闘する龍馬を、福山雅治が泥だらけになりながら、体を張って演じている。
 龍馬が後年、大仕事を成すようになるまでに成長する過程をしっかりと描きたいという、福田靖の思いが伝わる脚本であった。

NHK大河ドラマ「龍馬伝」

龍馬伝 1

 2010年のNHK大河ドラマは、福山雅治主演の「龍馬伝」。第1話は、土佐の階級制度「上士と下士」を全面に出し、龍馬の精神的土壌となった出来事を描く。
 「ガリレオ」「CHANGE」「HERO」など、数々のヒット作を手がけた福田靖が脚本を担当し、テンポの良い展開で飽きさせない。
 颯爽とした龍馬を中心に、こだわりの映像表現がなされ、初回から勢いを感じる。先の見えない不安のよぎる幕末の世相は、今の日本と重なる部分もある。勢いを持続して、観る者の心を潤すドラマにしてほしい。

NHK大河ドラマ「龍馬伝」

龍馬伝 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
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信長の野望 天下創世

 ブログの記事を一ヶ月もためてしまった。30ほど、記事をアップしなければならない。原因の一つは、「信長の野望 天下創世」。戦国時代の武将となり、全国制覇を目指すKOEIの名シミュレーション・ゲーム「信長の野望」の中でも、ゲーム・バランスが見事な作品。
 領地を開発し、武将の能力を高め、他の領地に攻め込んでいく。領地が徐々に賑やかになっていく様は、シム・シティのようであり、箱庭的な楽しみがある。他領を攻めるときのキャラクターの動きは、リアルな背景と相まって、臨場感溢れる合戦を演出している。
 登場する武将の数も半端でなく多い。また、各領地の武将はそれぞれ独自の動きをし、ターン(季節)ごとに変化を見せる。このパラメータの設定が絶妙で、ゲームとしての面白さを高めている。他の領主との外交、忍者を使った計略なども結構重要なファクターになっている。自由度の高さが、このゲームの魅力であり、背景にある蓄積された技術の凄さを感じさせる。洗練された美術も大人の鑑賞に堪えうる趣を持っている。
 いずれにしても、徹底してはまってしまう怖ろしいゲーム。おかげで、「一年の計は元旦にあり」は成されず、「計略が元旦にあり」になってしまった。

信長の野望 天下創世
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竜馬がゆく

 「私心を去って自分をむなしくしておかなければ人は集まらない。人が集まることによって智恵と力が持ち寄られてくる。」

 司馬遼太郎の「竜馬がゆく」は、明治維新の成立に影響を与えた坂本竜馬の生涯を、鮮やかに描いた小説。

 「筆者は、この人物を通して、幕末の青春群像をかいている。坂本竜馬をえらんだのは、日本史が所有している「青春」のなかで、世界のどの民族の前に出しても十分に共感をよぶに足る青春は、坂本竜馬のそれしかない、という気持ちでかいている。」

 あとがきに書かれたように、著者の思い入れが強く感じられる作品であり、表現も生き生きとしている。混沌に満ちた幕末の世で、心地よく吹く風のように生き、多くの人々に影響を与えた竜馬の姿が実に魅力的である。

 「世界の海援隊でもやる」

 海の彼方に思いを馳せつつ、周りの人々を大切にし、大きな仕事をなす姿は、ひとつの理想のリーダー像である。
 2010年、視野の広さと懐の深さがより必要と感じる今、最初に掲げたい作品。

竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫)
4167105675

ワーテルロー

ワーテルロー [VHS]

 なんでこんなすごい映画がDVDにならないのだろうか。1970年のイタリア・ソ連合作の映画「ワーテルロー」は、圧倒的なスケールでナポレオン最後の戦いを描いたスペクタクル巨編。
 ロッド・スタイガーのナポレオンが、実に味のある演技をしている。好敵手、ウェリントンを演じるクリストファー・プラマーは、惚れ惚れするほど格好いい。
 再び映画館で上映されないだろうか。それが叶わぬとしても、ブルーレイで残すべき名作だと思うのだが。

ロッド・スタイガー, クリストファー・プラマー, オーソン・ウェルズ, ジャック・ホーキンス,セルゲイ・ボンダルチュク
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坂の上の雲 5

 歴史のうねりの中で、人々が自らの役割を意識し、突き進んだ「明治」時代を描く「坂の上の雲」。第1部の最後となる第5話では、日清戦争後の19世紀末、秋山兄弟や正岡子規の姿を通して、時代の空気を感じさせる。
 アメリカで海軍の研究を進める秋山真之、ロシアに留学し、その国力を目の当たりにする広瀬武夫、陸軍乗馬学校で騎兵隊を育てる秋山好古。日本の将来を背負った若者たちの凛とした言動が心地よい。
 旅をする正岡子規の姿が、日本の美しい風景と共に印象に残った。軍部の様子の合間に描かれる、叙情に満ちた子規庵での語らいの場面が、物語に絶妙の味わいを加えている。
 明治時代の日本人の矜持と志、品格、懐の広さ。その美質をあますところなく映像化し、観る者に勇気を与えてくれるドラマとなっている。次回放送は1年後だが、その間の長さが気にならないのは、作品の持つスケールの大きさゆえだろう。

NHK 「坂の上の雲」

NHKスペシャルドラマ 坂の上の雲 第1部 DVD BOX
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