硫黄島からの手紙

 クリント・イーストウッド監督による映画「硫黄島からの手紙」。合理的な作戦で硫黄島に残る軍の結束を高める知将、栗林忠道陸軍中将を演じる渡辺謙が圧倒的な存在感を示している。
 戦の中でも正直さを貫く二宮和也の演技も素晴らしい。

硫黄島からの手紙[DVD]
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八重の桜 16

 NHK大河ドラマ「八重の桜」第16回は、「遠ざかる背中」。
 勝海舟や松平春嶽(村上弘明)すら手玉にとる徳川慶喜(小泉孝太郎)の演技が何を考えているのか分からない茫乎とした表情で演じられ、キャストの妙を感じさせられた。
 松平容保(綾野剛)と孝明天皇(市川染五郎)の最後の対面はことに感動的なシーンだった。

NHK大河ドラマ「八重の桜」

八重の桜 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
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昭和ジャズ大全

 昭和のジャズが、これほど多彩で豊かなものであったとは!
 レイモンド・コンデとゲイ・セプテットのジャズの風を日本に呼び込む熱き息吹、中村八大モダン・トリオの品格、小野満とトリオ、平岡精二クインテットの多彩なプレイ、フランキー堺とシティ・スリッカーズのスラプスティックス!
 鈴木章治とリズム・エース、北村英治とオール・スターズはジャズのスタンダードを極める。
 藤家虹二クインテット、松本英彦クインテット、渡辺貞夫/宮間利之とニュー・ハード、秋吉敏子(トシコ・マリノーア&ハー・トリオ)、ジョージ川口とビッグ・フォー、南里文雄/宮間利之とニュー・ハード、ウエスト・ライナーズなど、どれも繰り返し聴きたくなる名演。
 美空ひばり/原信夫とシャープス・アンド・フラッツによる「ペイパー・ムーン」「A列車で行こう」では、独特のスイング感があり驚かされる。
 

昭和ジャズ大全~幻の名盤・秘蔵盤~
オムニバス
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八重の桜 15

 NHK大河ドラマ「八重の桜」第15回は、「薩長の密約」。
 及川光博演じる桂小五郎と、吉川晃司の西郷隆盛、徳重聡の大久保利通との気迫あるやりとりに見入る。
 ロウソク一本で撮られた徳川慶喜(小泉孝太郎)と松平春嶽(村上弘明)との陰影深い映像も印象に残る。

NHK大河ドラマ「八重の桜」

八重の桜 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
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大アンケートによる洋画ベスト150

 やはり名画はよい。人生のガイドともなる一冊。

大アンケートによる洋画ベスト150 (文春文庫―ビジュアル版)
文芸春秋
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八重の桜 14

 NHK大河ドラマ「八重の桜」第14回は、「新しい日々へ」。八重の婚礼に始まり、比較的穏やかに進行する。
 大久保利通、岩倉具視など、維新を支える人々が登場する。新たなうねりを予感させる、間奏曲的な回。

NHK大河ドラマ「八重の桜」

八重の桜 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
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日本とアジアの共生

 姜尚中 が2006年1月の慶應丸の内シティキャンパスで行った講演のCDを聴く。日本がアメリカのベクトルでアジアを見ていることを説明し、北朝鮮への対応が今後の日本の試金石であることを語る。

日本とアジアの共生 [慶応MCC夕学セレクション]

姜尚中
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夜と霧

 アウシュビッツの強制収容所という、死と隣り合わせの極限状況の中で、「夜と霧」の著者フランクルは人々の心理を冷静に見つめる。その真摯さが、人間に対する敬意と希望を与えてくれる。
 何度読んでも感銘を受け、自らの生きる意味を考えさせてくれる。
 人類の重き遺産ともいうべき、名著中の名著。

ドクトル・ジバゴ

 ロシア革命を背景に、歴史のうねりの中で愛を育む人々を描いた壮大な映画「ドクトル・ジバゴ」。これほどのスケールの映画は、もはや作られることは望み得ない。
 名曲中の名曲である「ララのテーマ」が、バラライカの調べにのって物語を彩る。ジュリー・クリスティの知的な美しさにも強く惹かれる。
 「戦争はあくまで優美に、恋愛はあくまで冷たく」
 ディビッド・リーン監督の映像は、どのシーンも風格と抒情があり、見るものを自然と物語に引きずり込む。
 映画の黄金期を象徴する、不滅の歴史ロマン。
 
 

ドクトル・ジバゴ アニバーサリーエディション [DVD]
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橋爪功朗読 三国志 34

 橋爪功が朗読する三国志34巻には、「大歩す臣道」「破衣錦心」「白馬の野」「報恩一隻手」が収められている。
 なんといっても関羽である。三国志を彩る豪傑のうちでも、関羽の忠義、男ぶりには溜息がでるほどあっぱれと感じ入る。
 関羽の一徹さに限りない敬慕を感じると共に、忠義の対象である劉備に嫉妬の念をいだくなど、曹操の関羽に対する心理を橋爪功は見事な陰影で物語る。
 美髯公、関羽の魅力をたっぷりと味わわせてくれる、臣道の核心をなす巻。

三国志 朗読:橋爪功 原作:吉川英治

三国志(四) 臣道の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
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