八重の桜 7
NHK大河ドラマ「八重の桜」第7回は、「将軍の首」。会津藩の松平容保が京に入り、攘夷を唱える不逞浪士を押さえる任にあたる。
容保が、市川染五郎演じる孝明天皇に謁見する場面が出色の映像。容保の清冽な佇まいを気に入った帝が、自らの御衣を与えるシーンは、様式美を保ちつつ容保の感激を描く。
映像を丁寧に連ねながら、歴史のうねりを自然と感じさせる品格のある作風に好感がもてる。
NHK大河ドラマ「八重の桜」第7回は、「将軍の首」。会津藩の松平容保が京に入り、攘夷を唱える不逞浪士を押さえる任にあたる。
容保が、市川染五郎演じる孝明天皇に謁見する場面が出色の映像。容保の清冽な佇まいを気に入った帝が、自らの御衣を与えるシーンは、様式美を保ちつつ容保の感激を描く。
映像を丁寧に連ねながら、歴史のうねりを自然と感じさせる品格のある作風に好感がもてる。
橋爪功が朗読する三国志28巻は、「許田の猟」「秘勅を縫う」「油情燈心」が収められている。
曹操の権勢は益々盛んになり、漢室の帝をないがしろにしていた。帝の忠臣たちは悲憤慷慨し、打倒曹操の計を密かに巡らす。密詔を核に、忠義を誓う人々の言葉が胸に迫る格調高き巻。

橋爪功が朗読する三国志27巻は「臣道の巻」に入り、「煩悩攻防戦」「破瓶」「白門楼始末」が収められている。
猛将呂布も、ついに囚われの身となり、曹操の前に膝をつく。呂布の家臣、陳宮の姿が誠に素晴らしく、橋爪功の語りは胸に迫り、落涙を押さえることができなかった。
三国志(四) 臣道の巻 (新潮文庫)
吉川 英治 
横山光輝の漫画「三国志」潮漫画文庫版第5巻には、「イナゴ」から「小覇王孫策」までが収められている。曹操、劉備、呂布の転変と、孫策の登場が描かれた巻。
解説を三谷幸喜が書いているので、それを読むのが楽しみで本編はすぐに読んでしまった。なんともはや力の抜けた文章だが、三谷幸喜らしい、ひねりのあるユニークな解説であった。
三国志 (5) (潮漫画文庫)
横山 光輝 
NHK大河ドラマ「八重の桜」第6回は、「会津の決意」。会津藩主松平容保が、京都守護職を拝命する回。
政事総裁職の松平春嶽が、会津藩祖保科正之の藩是を殺し文句にして容保に京都守護職の任に就くよう迫る。村上弘明演じる松平春嶽は、ダークなオーラを発し、賢公というより悪代官に近いテイスト。
藩の命運を左右する任に対し、松平容保は涙を流しながら決する。綾野剛演じるその姿には感銘を覚えた。まさしく悲運の藩主が真っ直ぐに表現され、大河ドラマの王道をじっくりと歩んでいる。
NHK大河ドラマ「八重の桜」第5回は、「松陰の遺言」。吉田松陰は、いままでも出番こそ少なかったが、小栗旬の佇まいは印象に残るものがあり、最後も爽やかさすら感じる凛とした雰囲気を醸していた。
このドラマは、どのシーンをとってもどろどろとしたところがなく、澄んだ空気を感じさせている。桜田門外の変にしても、芸術家気質を感じる榎木孝明が井伊直弼を演じていることもあり、美的なシーンとして描かれていた。
1948年1月30日、マハトマ・ガンジーは、ヒンドゥー原理主義の青年に暗殺される。対話による非暴力を貫き、インドを独立に導いた偉大な生涯であった。
リチャード・アッテンボロー監督による映画「ガンジー」は、南アメリカで公民権運動を始める青年期から、独立前後の苦悩、暗殺までを描く。優れた脚本と味わいのある俳優の演技により、3時間を超える大作であるが長さを感じさせずに見入ってしまう。ことに、ガンジー役のベン・キングズレーの演技は素晴らしい。
30万人に及ぶエキストラによる映像は圧巻で、独立運動を目の当たりにしているようである。
品性とダイナミズムを併せ持った歴史映画の金字塔。
NHK大河ドラマ「八重の桜」第4回は、「妖霊星」。会津藩では、英国が清国を攻めるなど、海外の動きが急であることを受け、兵制改革を進める命が下る。八重の兄、覚馬も禁足が解かれ、砲術による兵制整備の任が与えられる。
大老井伊直弼が日米修好通商条約を締結することから、激動の時代が始まる予兆を帚星の出現とからめ、今後のスケールの大きい展開を感じさせる。
林与一演じる島津斉彬、榎木孝明演じる井伊直弼など、風格を感じる俳優が競演し、映像に品格があり素晴らしい。「八重の桜」より前数年の大河ドラマに不足していたのは、このような登場人物の折り目正しさや所作の美しさではなかったか。
橋爪功が朗読する三国志26巻には、「健啖天下一」「黒風白雨」「奇計」が収められている。
曹操、劉備、張飛、関羽、呂布、袁術など、英傑たちの激突がダイナミックに展開される。夏侯惇の目玉の話など、激烈なエピソードを含む巻で、橋爪功の弁舌はいやが上にも熱くなる。
「曹操の戦は、要するに、曹操の詩であった。」
橋爪功が朗読する三国志25巻には、「仲秋荒天」「空腹・満腹」「梅酸・夏の陣」「北客」が収められている。
曹操の勝利と敗残を通し、軍を統べる稀代の英傑の魅力がたっぷりと描かれる。
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