平清盛 11

 NHK大河ドラマ「平清盛」第11回は、「もののけの涙」。朝廷のどろどろの陰謀、源義朝が東国で勢力を高めるワイルドな様子、清盛の妻明子の最期などが描かれる。
 どのシーンも展開が早く、いまひとつ状況が飲み込めないまま進んでしまった感がある。呪詛の人形など鮮烈な映像で印象づけているが、いかんせん説明不足は否めない。微細な部分まで考証された映像であろうことは伝わるのだが、やや突き放された印象は残る。
 他のキャラクターがどんどん濃くなっているのに、肝心の主人公がいま一つ成長していないのでは。もののけだから良いというのだろうか。

NHK大河ドラマ「平清盛」

平 清盛 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
4149233594

平清盛 10

 NHK大河ドラマ「平清盛」第10回は、「義清散る」。清盛の友人であった北面武士義清が、待賢門院璋子と関わったことをきっかけに、出家を決心する回。陰影のある映像で、後の西行が誕生するシーンを印象的に描いていた。
 しかし、源義朝の活躍にしても、佐藤義清の転身にしても、やや説明不足の感は否めない。人物の造形がしっかりしているだけに、脚本が俳優と演出、映像表現に寄りかかっており、筋運びが荒くなってはいないかと気になった。

NHK大河ドラマ「平清盛」

平 清盛 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
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平清盛 9

 NHK大河ドラマ「平清盛」第9回は、「ふたりのはみだし者」。清盛のライバルとなる、後白河法皇の若き姿を松田翔太が演じる。子どもは、アンパンマンのように毎回違うキャラクターが登場すると言っていた。
 生涯わたって二人が関わる様を、双六のシーンで象徴していた。

NHK大河ドラマ「平清盛」

平 清盛 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
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パットン大戦車軍団

 パットン将軍の第二次世界大戦中の活躍を描く、「パットン大戦車軍団」。根っからの軍人で戦をこの上なく好むパットンを、名優ジョージ・C・スコットが見事に演じる。北アフリカ、シチリアなど、各地のリアルな戦闘シーンは圧巻。
 終始パットンと関わるブラッドレー本人がこの映画の顧問となっている。フランシス・フォード・コッポラが脚本を手がけ、重厚さと品格を備えた迫真のドラマに仕上げている。

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平清盛 8

 NHK大河ドラマ「平清盛」第8回は、「宋銭と内大臣」。清盛のライバルとなる藤原頼長を山本耕史が演じる。ドラマは敵役が手強ければ手強いほど引き立つ。山本耕史は知性と胆力を備えた人物を好演し、後の展開に期待を与えてくれた。貴族の世から武士の世へ、その大いなる過渡期をダイナミックに描く布石が着々と打たれている印象をもつ。

NHK大河ドラマ「平清盛」

平 清盛 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
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遠藤周作講演

 遠藤周作の講演「日本人とキリスト教」「自分の知らぬ自分」が収められたCDを聴く。キリスト教と日本人の精神風土との関わりが飄々とした口調で語られる。

遠藤周作講演―日本人とキリスト教/自分の知らぬ自分 (新潮CD 講演)
遠藤 周作
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平清盛 7

 NHK大河ドラマ「平清盛」第7回は、「光らない君」。平清盛の恋愛譚。佐藤義清、後の西行が歌の才を発揮する。清盛のラブレターである歌の代筆を佐藤義清がするなど、なかなか味のある演出。
 戦のスペクタクルと、朝廷のおどろおどろしさの狭間で、ほっと肩の力を抜くことができた。そう感じられるのは、密度の濃い作品の証でもあろう。

NHK大河ドラマ「平清盛」

平 清盛 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
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平清盛 6

NHK大河ドラマ「平清盛」第6回は、「西海の海賊王」。パイレーツ・オブ・カリビアンのような海賊との闘いが、迫力をもって描かれる。
 海賊の親玉、兎丸がジャック・スパロウにそっくりなのは、意図してねらったのか。兎丸の台詞「俺は海賊王になる。」は、午前中放送されている「ワンピース」のルフィーを思わせる。勇気と友情を標榜した闘いも、少年漫画誌的な表現。
 雅な平安時代とはまったく違うイメージを与える、作り手の意気込みと遊びゴコロが溢れ出ていた回。

NHK大河ドラマ「平清盛」

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NHK出版
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夏草の賦 下

 司馬遼太郎の「夏草の賦」下巻では、織田信長、豊臣秀吉と、権力者と対峙する長曾我部元親の姿を描く。
 土佐から四国全土、天下を伺った男の生涯を通し、人の情熱と進退の妙を、清爽とした筆運びで綴った歴史小説。

夏草の賦 [新装版] 下 (文春文庫)
司馬 遼太郎

夏草の賦 上

 司馬遼太郎の「夏草の賦」は、四国の長曾我部元親を描いた小説。
 斉藤利光の娘、奈々が嫁ぐいきさつから語り初め、ユーモラスな雰囲気を漂わせながら知謀の将、元親の実像に迫る。
 四国を席巻した風雲児の活躍を小気味よく描く歴史ロマン。

夏草の賦 [新装版] 上 (文春文庫)
司馬 遼太郎

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