道は開ける
「悩み」を克服する方法を具体的に述べたロング・セラー。たいへん分かりやすく書かれているが、背景には豊富な経験と人脈があり、哲学や科学の知見に裏打ちされている。
その説得力のある文章にふれるだけでも価値があるだろう。悩みを抱く人だけでなく、より良く生きることを見据えたい人にもすすめられる名著。
最近落ち込むことがあり、久しぶりにひもといたが、やはり心を癒してくれた。何度読み返しても得るところがある真の名著と実感する。
道は開ける 文庫版
ディール・カーネギー
「悩み」を克服する方法を具体的に述べたロング・セラー。たいへん分かりやすく書かれているが、背景には豊富な経験と人脈があり、哲学や科学の知見に裏打ちされている。
その説得力のある文章にふれるだけでも価値があるだろう。悩みを抱く人だけでなく、より良く生きることを見据えたい人にもすすめられる名著。
最近落ち込むことがあり、久しぶりにひもといたが、やはり心を癒してくれた。何度読み返しても得るところがある真の名著と実感する。
道は開ける 文庫版
ディール・カーネギー
「人の役に立つのが役人だ。」
都庁の役人が、田舎の村おこしに奮闘する「ナポレオンの村」。第1話は、赴任して間もない官僚が、数々の困難に阻まれながらもイベントの開催に至る様子を描く。
市の職員や村人たちに拒まれながらも、ナポレオンの言葉を糧にして熱意と戦略をもってあたる役人を、唐沢寿明が好演している。イッセー尾形演じる村の重鎮、沢村一樹演じる廃村をたくらむ市長など、周囲のキャラクターもたっている。コメディタッチであるが、最後はカタルシスが得られる。
限界集落の立て直しに突き進む人々をとおし、勇気を与えてくれるファンタスティックなドラマ。
「真田丸」「新選組!」など、三谷幸喜大河のオープニングを始め、映画「ラヂオの時間」、TVドラマ「王様のレストラン」「華麗なる一族」「半沢直樹」「下町ロケット」など、服部隆之が作曲したメインテーマのCD。
どの音楽も印象深く、ドラマの想い出が蘇る。音楽の力が凝縮されたアルバム。
弘田三枝子のヒット曲を収めた2枚組のCD。1枚目には、邦楽曲、2枚目には、洋楽のカヴァー曲集になっている。
1枚目はオリジナル・ヒットである「人形の家」から始まり、様々な歌唱で楽しませてくれる。手塚治虫のアニメ「ジャングル大帝レオ」のエンディングである「レオのうた」が収められているのがうれしい。「ドーベルマン刑事」のテーマは、弘田三枝子の作詞・作曲で、すてきなスキットを披露している。
2枚目の洋楽カヴァーに真価が発揮されている。「ショー・タイム」「ヴァケーション」など、パンチのある歌声で独自の世界を作っている。
抜群の歌唱力で聴き手を魅了するアルバム。
宇宙大作戦「スタートレック」の最初の劇場版。1979年、「宇宙大作戦」のメンバーがほぼそのまま出演する映画が完成した。巨大なエネルギーをもった生命体が、地球に敵対的な意志を示して進んでくる。スタートレックのメンバーは、人類を救うべく未知の生命体に立ち向かう。
知性をもった雲、それに智力で対抗しようとするカーク船長以下のクルー。そして、自己犠牲という人類ならではの選択肢。映像美術、音楽も素晴らしいが、何より深遠な哲学的事象を衒うことなく映像化するスタッフの矜持に頭を垂れて敬服する。
ジェリー・ゴールドスミスの音楽も素晴らしい。この曲には思い出がある。映画をみて感銘を受けたので、音楽を吹奏楽部出身の友人に聴かせると、やはり感動したらしく、出身校の卒業式のセレモニーでこの曲を編曲し、指揮してくれた。雨の降る卒業式の日、参加はできなかったが、式の行われた体育館の外で、傘を差しながら母校の卒業式の音楽に耳を傾けたのは良い想い出だ。
SFの真価がイマジネーションにあるとすれば、まさしく本作品はSF映画の金字塔と云える作品である。
1969年7月20日、アポロ11号は月面に降り立ち、人類は月面に最初の一歩を記した。
「Apollo 11」は、NASAやアメリカ公文書記録管理局に残された映像や音声を基に構築されたアポロ11号の足跡を辿る映画。1969年の映像が、鮮明な形で残っていることに驚かされる。
トッド・ダグラス・ミラー監督は巧みな構成で、見る者を科学の一大イベントに引き込んでいく。映像からは、当時の科学技術の凄さと、周囲の熱気が伝わってくる。
人類の偉大なミッションを綴った圧巻のドキュメンタリー。
正月に家族で「ターミネーター2」を見る。1991年の映画だが、今見てもまったく色あせない。特に、液体金属の表現が素晴らしい。
優れた脚本と映像表現の巧みさで最後まで惹き付けられるアクションSFの金字塔。
是枝裕和監督の映画「誰も知らない」の冒頭、スーツケースの中から子どもが出てくるシーンから、画面に釘付けになる。アパートに引っ越すにあたり、家族の人数をごまかすために、スーツケースの中に子どもを入れて運んだのだ。それでも子どもたちは明るく屈託がない。団欒も束の間、新しい恋人ができた母親は、四人の子どもたちをアパートに置き去りにする。
子どもたちが自然な演技であり、それゆえにずっと印象に残る。とりわけ、柳楽優弥演じる長男の、四人の兄弟姉妹が生きていくための振るまいが健気で、胸を締めつける。
児童虐待の報道が後をたたない昨今、この映画を思い出す機会が多い。淡々とした映像であったが、いつまでも刺激をし続ける。
カンヌ国際映画祭 最優秀男優賞、フランダース国際映画祭 グランプリ受賞作品。
「数字は神が書いた真実に近い」
人が乗る巨大ロボットと怪獣との闘いを描いたアメリカ映画「パシフィック・リム」。海底の裂け目から現れた怪獣によって、人類は滅亡の危機に瀕する。対抗すべく作られたロボットに乗るパイロットと怪獣との死闘が繰り広げられる。
全編を通じて、日本の怪獣映画やロボットアニメ、特撮映画への敬愛が感じられる。敵の呼称も"Kaiju"である。
パイロットのみでなく、生物学者や数学者を活躍させるあたりがアメリカらしい。冒頭の言葉は、怪獣の出現を予測する数学者の言葉。
緻密な造形とこだわりの映像で見る者を引きずり込む、超弩級のエンターテイメント・ムービー。
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