キッザニア

 育成会の旅行で、キッザニア東京に行く。キッザニア東京は、ららぽーと豊洲の一画にあり、それほど広い印象はないが、80種類以上の職業が体験できるスペースになっている。実際の企業と提携し、道具やユニフォームが本物そっくりに作られている。
 子どもたちが仕事に集中できるようにと、照明はやや暗め。

Kidzania01_2  長男と次男は、始めに運転免許をとるために講習を受ける。その後、豆自動車風のレンタカーを借りる手続きをして乗る。ガソリンスタンドや整備工場があり、それぞれの場所で子どもたちが仕事をしている。スタンドに止ると、他の子どもたちが車をふいたり、給油をしたりする。

Kidzania02  長男たちは、施設内で使える通貨「キッゾ」を預けるため、三井住友銀行で口座をひらき、カードを作成する。施設内では、仕事をすることでキッゾを手に入れることができる。逆に、運転免許取得等の手続きにはこの通貨の支払いが必要となる。また、キッゾで実際に買い物をすることができる。通貨は、後日来たときも利用できるので、リピータを作る原動力にもなっているようだ。

Kidzania03  長男たちは、最初の仕事として、三越での販売に携わる。挨拶などの簡単な接客のトレーニングを受けた後、レジで買い物客の応対をする。また、商品ディスプレイの基礎も教わる。ALSOKの制服を着た子どもの警備員と応対する場面もあった。仕事を終え、8キッゾの賃金をもらう。

Kidzania04  子どもたちは結構楽しんでいるようだが、大人の居場所はあまりない。食事をする場所が少なく、ピザセットを買ったはいいが、座って食べる場所がなく、プレートを持ってうろうろしたあげく、結局劇場に入って空いている席に座って食べるしかなかった。劇場では、子どもたちがマジックをしたり、ファッションショーをしたりしていた。

Kidzania05  昼食後、大人たちは出国手続きをして施設を後にし、外でビールを飲んだりした。その間、長男と次男はトラベルセンターで旅行プランを作成し、フットボールスタジアムでフォームの解析をするなどトレーニングを積むなどのアクティビティを楽しんだ。
 リアリティをもった多彩な体験ができ、対価を得られることが楽しみに繋がっているようだ。それぞれの仕事の役割を知り、他との様々な関わりの中で社会が成り立っていることを実感できる施設。

キッザニア

ぐんま教育フェスタ

 群馬県総合教育センターで、「ぐんま教育フェスタ」が開催される。長期研修員による展示発表を中心に、特別研修員研究成果概要展示や、そば打ち体験、科学の実験・体験などの参加型コーナーなどが設けられた。長期研修員の熱のこもった発表には、多くの人が関心を示していた。
 また、学級の状態を定量的に計るQ-Uを開発した河村茂雄氏を講師に特別講演会が行われた。400人を収容する会場は満席となり、河村氏の熱意とユーモアに溢れる講演に聴き入った。
 会場を出る人々の表情が、皆明るいように感じられた。

H21ぐんま教育フェスタ

運動会

 長男も6年生となり、小学校の運動会も今年で最後となる。毎年取っていたビデオを、この日をきっかけにハードディスクレコーダに入力し、整理をする。小学1年生から6年生までの成長を感じる。子どもと過ごした時の流れをしみじみと味わう。

高校生のための現代数学講座 2

Tanbara08  東京大学玉原国際セミナーハウスで、高校生のための現代数学講座2日目が行われる。7月25日に続き、素数をテーマとした内容。今回は、理数系教員指導力向上研修で参加している教員も加わった。

Tanbara09  大学の教授からの講義は、昨日の教員向けとは違い、具体的な数を基に分かりやすく工夫された講義であった。インターネットの情報通信の暗号化に素数が使われる原理が説明された。古代からの研究対象が、現代に繋がる壮大なストーリーに圧倒される。
 電卓を用いて合同数を計算し、具体的に暗号化と復号化を体験する演習も行われた。参加した高校生は、難しい数学にも実に熱心に取り組んでいた。感動的なほどのその姿は、高校の教員にとっても刺激になったことであろう。

Tanbara10  講義・演習の後に、大学教授と高校教員とで、数学教育についての協議を行った。2日間の講義の中で、教える側も学ぶことを継続しなければならないことを、改めて実感したようだ。
 東京大学大学院数理科学研究科の教授の方々は、世界トップレベルの学者であり、自らの研究などでお忙しいところ、多くの時間を割いて準備や講義を行ってくださった。その真摯な姿勢と、誠実なお人柄に感銘を受けた。
 理数教育は、学びの場を作る人々の献身的な努力で充実が図られている。

東京大学玉原国際セミナーハウス 

高校生のための現代数学講座

理数系教員指導力向上研修

Tanbara06  東京大学玉原国際セミナーハウスで、採用3年目の高校数学教員13名を対象にした理数系教員指導力向上研修が行われる。1日目の7月30日には、教員が東京大学大学院数理科学研究科の教授の方々から直接講義を受ける。
 素数をテーマとして、スピードのある講義で、久しぶりに触れる大学レベルの数学にややついていくのが大変であった様子だが、一流の教授陣から伝えられ、学ぶことの素晴らしさをじっくり体験できた。

Tanbara07  午後にはコンピュータを用いて、プログラミングを通して素数を探求する活動も行われる。体験的、問題解決的な授業を組み立てる上で、参考になったことであろう。

高校生のための現代数学講座

Tanbara02  東京大学大学院数理科学研究科が主催する「高校生のための現代数学講座」が7月25日より開かれた。群馬県沼田市の玉原国際セミナーハウスで、群馬県内の高校生60名が参加した。

Tanbara03  今年で5年目になる。今年のテーマは「素数」。素数そのものの定義は単純だが、現代数学に繋がる深い内容を持っている。東京大学の先生方が、高校生に分かりやすく説明する。

Tanbara04  今日は三つの講義が1時間ずつ行われる。1時間目の講義は、素数の定義から始まり、メルセンヌ数、現在知られている一番大きな素数までと、一気に駆け上がる密度の濃い内容。高校生は実に熱心に聞きノートをとっていた。
 2時間目は、数学史もからめた最大公約数を中心とした講義で、含蓄があった。

Tanbara05  3時間目は、コンピュータを使った体験的・探求的な実習も行われた。
 東京大学の教授の話から直接現代数学の一端に触れ、高校生も刺激を受けたであろう。
 「理数教育の充実」では、本物の学問に触れる場面も大いに必要と実感した。

東京大学玉原国際セミナーハウス 

高校生のための現代数学講座

第30回 森とオーケストラ

Morioke09_01  群馬交響楽団による野外コンサート「森とオーケストラ」も、今年で第30回を迎える。1978年から始まり、毎年新緑が映える4月29日に群馬の森で行われている。今年も好天に恵まれ、一万人近い人々が集う中で行われた。

Morioke09_02  第1部は、歌劇「ウィリアム・テル」序曲、「かっこうワルツ」「ボギー大佐」「ポルカ水車」「メンデルスゾーン結婚行進曲」といった、親しみやすいクラシック。
 第2部は、「あなたもメイ指揮者」でとして、会場から選ばれた数人が群馬交響楽団を指揮するゴージャスな企画。今年は例年以上に多くの人が指揮をした。
 第3部は、「音楽の好きな街」「崖の上のポニョ」「ふるさと」「となりのトトロ」など皆が歌える曲目が演奏された。

Morioke09_03  コンサートの後、子どもたちは近くの川辺で写生をする。音楽で気分を和らげた後で、自然を素直に感じて絵にできたのではないか。

2009年度 第30回 森とオーケストラ

『学び合い』を共に学び合うセミナー

 「『学び合い』を共に学び合うセミナー」に参加する。初めに、西川純先生による情熱的な基調講演。「学び合い」における教師の役割など、保護者にも伝わりやすい話しをなされていた。「学び合い」で培った子どもたちの姿勢が、その子たちの将来につながることを力説されていた。余分なことをそぎ落とした、それゆえに力強い講演であった。
 その後、保護者による発表があった。4組の発表があったが、子どもと親とのやりとりで語られる方もいらした。子どもがどのように変わっていったのか、親御さんの目からみた様子が語られ、説得力があった。特に、クラスの中にかけ算九九ができない子がいて、その子のことが親子の話題になる話が印象に残った。その子にクラスの皆が教え、それでもなかなか8の段ができないので、テストに8の段がでなければいいと思っていたが、出題されてしまった。そのことで、自分の子どもが泣いていたという話がなされた。でも、結果としてその子は、テストで無事に答えることができたので、親子で喜び合ったという話であった。親子で他の子の学習に誠実な関心を寄せ、成長を共に喜ぶことができるという姿に感動した。「学び合い」は、学ぶことそのものの意味を実感できるということを象徴する話であった。
 その後、先生方の実践発表がなされたが、保護者の方々の話のほうが印象に残った。伝えるという点では、今回は教師より保護者の方が上ではないかと感じた。
 教師・子ども・保護者の三位一体で構成されたことに、このセミナーの大きな意義があると感じた。

 上越教育大学 西川純教授のサイト
 

誕生日

2008_1103_203008  誕生日で、子どもたちがケーキを飾りつけ、カードを作ってくれる。さりげない工夫が素直に嬉しい。

町民運動会

2008_1012_091940  地区の運動会がある。長男は「だるま運びリレー」「百足競走」、次男は「ボール運び」「だるま引きリレー」に参加する。
 子どもは町の宝というが、多くの子どもたちが一堂に会する運動会の活気から、町の潜在的な力を感じる。

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