スターウォッチング in 赤城

Akagi01  天体観測会があるので、家族で赤城山にゆく。午後4時頃に山頂近くの駐車場に着くと、この集いに誘ってくれた友人はすでに来ていた。太陽観測専用のコロナ望遠鏡を覗かせてもらう。赤い球体の周りに、細い線状のプロミネンスが見える。チョビ髭のようだが、実際は地球の5倍以上の大きさとのこと。

Akagi02  星が出るまで時間があったので、大沼にゆく。子どもたちは、石を湖に投げ込んで遊んでいた。気温は10度を下回り、冷え込んでおり、すでに晩秋の風情であった。

 午後7時より、群馬星の会主催の「スターウォッチング in 赤城 2007」が開会となる。実行委員長の新井さんが、同じ職場の方だったと初めて知り、驚く。新井さんのお子さんと、子どもたちはすぐに親しくなって遊ぶ。
 会場では、暖かい豚汁をいただいた。新井さんのご家族が用意なされたとのこと。本当においしかった。
Akagi03  残念ながら、雲が厚く星空を見ることはできなかったが、それでも会場には200名近くが集まったようだ。望遠鏡の説明や、抽選会があり楽しむことができた。くじはなかなか当たらなかったが、最後の抽選で自分の番号が出て双眼鏡をもらい、次男はことに喜んでいた。

 群馬星の会については、「21世紀ぐんま教育賞」の優秀賞となった論文「県内各地で取り組んできた天文教育普及活動 本物に触れさせるための活動についての提言」に記されている。「本物に触れさせたい」という思いから続けられている地道な取り組みにはほんとうに頭が下がる。

忠治温泉

Chuji01  「赤城の山も今宵限り…」

 赤城山といえば、江戸時代の侠客、国定忠治が新国劇などでお馴染みである。
 赤城の山懐に抱かれた、素朴な佇まいの忠治館は、静かな温泉宿。昔ながらの風情を残す部屋に泊ることができる。

Chuji02  近くに用事があったついでに、入浴をした。日帰りの旅では、一人500円で温泉に浸かれる。
 露天風呂につかり、緑深い中での清冽な空気に、身も心もリフレッシュできた。

群馬県 赤城山 忠治館

湯川ふるさと公園

Yukawa_01  敬老の日。おばあちゃんに、染料植物園で作った藍染めの巾着袋を渡す。
 その後、軽井沢の湯川ふるさと公園に行く。浅間山を背景に、斬新なデザインの遊具がある、のびやかな公園。

湯川ふるさと公園

清里-野辺山-上野村

Kiyosato01  家族で旅行にゆく。佐久から国道141号線を南下し、清里方面に向かう。美し森に7時半頃に着く。展望台に登り来し方を仰ぐと、青空の下、幾重にも山並が連なり、ひときわ高く富士山のシルエットが見える。眼前には、八ヶ岳の濃い緑が迫る。青い空を区切る稜線が朝日にくっきりと映え美しい。

Kiyosato03  清泉寮のアイスクリームを久しぶりに食べる。ミルクの濃い味がたまらないが、すぐに溶けるので注意。次男は満足そうに口にする。長男は食べ始めてまもなく、クリーム部分をそっくり落としてしまった。

Nobeyama02  その後、野辺山宇宙電波観測所に行く。口径45mの電波望遠鏡のパラボラが、ひときわ目立つ。それよりやや小ぶりのミリ波干渉計も、山をバックに複数で連なる様は絵になる。

Nobeyama05  Tの字型に、多数ならぶ電波ヘリオグラムはかわいらしい。次男は、「パラロボ君」と勝手に名をつけて絵を描いていた。

Nobeyama04 45m電波望遠鏡のそばには、小さいが展示室もあった。電波望遠鏡の仕組みや成果、完成までの写真などが展示されていたが、入り口付近に、玉をころがせるブラックホールの模型があり、子どもたちはここにひっかかってしまった。長男は何度も玉をころがして喜んでおり、展示内容にはあまり目をとめる様子がなかった。次男は天井からぶら下がっている分子模型をなんだかわからないままスケッチをしていた。

Sl01  昼食のあと、野辺山のSLランドで乗り物にのって遊ぶ。狭い敷地の中に、SLやゴーカート、電気自動車など、数種類の乗り物がある。見晴らしの良い場所にあり、電波望遠鏡のパラボラも見える。ここでのオススメは、スイスレーティッシュ鉄道。4人乗りのミニ車両で、運転中、両側にコスモスなどの花が迫り、意外とスリリングである。

Budo01  小海から北相木村を抜けて、群馬県の上野村に抜けるぶどう峠を通る。ぶどう峠は、長野側の道はよく整備されているが、群馬に入ると道が途端に狭隘になる。カーブのきつさと長さは、半端ではない。全面舗装になっていた点が救いか。それでも、次男は気持ちが悪くなり、上野村工芸館に着くなりすぐに戻してしまった。子ども連れではちょっと無理な道。

Sky01  上野村の川和自然公園内にスカイブリッジと不二洞がある。スカイブリッジは、山と山の間にかけられた歩行者用吊り橋で、全長225m、高さ90m。車で通った国道が、はるか下に見える。眺望は素晴しいが、橋がよく揺れるため、なかなかスリリングである。

Fujido01  不二洞は、関東一の規模を誇る鍾乳洞。所要時間40分。駐車場から入り口まで結構歩く。洞内も、最初は登りが続く。なかなか運動になる。

Ueono01  この日のちょうど22年前、1985年8月12日、日航ジャンボ機123便が御巣鷹山の尾根に墜落し、520名の犠牲者を出した。冥福を祈りつつ、上野村を後にした。

富士急ハイランド

Fujiq01  家族で富士急ハイランドに行く。絶叫系と子ども向けのアトラクションが、バランス良く配置されている遊園地。
 絶叫系では、「ええじゃないか」「ドドンパ」「FUJIYAMA」の三大コースターがその代表。
 「ええじゃないか」は、コースターのレールから座席がはみ出し、足をぶらぶらさせたまま運ばれる。76mの高さから、いきなり後ろ向きに89度の角度で急降下し、その後、前後左右に何度も急回転する。方向感覚がなくなり、もう勝手にしてという感じ。
Fujiq02  「ドドンパ」は、空気圧縮装置により、スタートからわずか1.8秒で時速172kmに達する驚異的なジェット・コースター。発射後すぐに地面と垂直に駆け上がり、垂直に降下する。
 「FUJIYAMA」は、全長2045mを誇る迫力満点のコースター。高い位置から見える樹海が見事で、晴れ晴れとした気分になった。この景色を見られただけでも乗った甲斐があった。曇っていたので富士山の勇姿が望めなかったが、晴天であれば、さらに眺望が美しかっただろう。79mの高さから時速130kmで急降下する。その後もコースレイアウトが素晴しく、最後までスリルに満ち、とても楽しめた。
 子どもたちは、トーマス・ランドやハム太郎の乗り物などで楽しんでいた。絶叫系に乗らないのであれば、キッズ・ライド・パスがお得。キッズ・ライド・パスで乗車可能な中でも、「ロッキー・スライダー」は迫力のアトラクション。インターネット上でメール・マガジンの会員に登録すると、大人向けのキッズ・ライド・パス優待券など、フリーパスの割引券が入手できる。
 なお、観覧車は、通常4人乗りだが、2人乗りの透明なゴンドラがある。床・壁・天井・シートの全てが透明なこのゴンドラは、一見見晴らしがよさそうだが、カップルが記念として引掻いた落書きで、見通しが悪かった。
 「人力コースター2025年完成」「299万円ハンバーガー」など、パロディの看板が至るところに掲示してある。たかが遊園地、されど遊園地。テーマ・パークが林立し、全国で廃止される遊園地が多い中、遊び心満載の、遊園地の王道を行く富士急ハイランドには、エンターテイメントの神髄を感じた。

富士急ハイランド

ベートーヴェン

 ベートーヴェンが埋葬されているウィーンの中央墓地を訪れたのは、13年前のクリスマスの日であった。ウィーン郊外の駅に降り立ち、墓地の入り口に立つと、一面の雪景色であった。当然であるがいずこも墓ばかりで、しかも白い雪に覆われていたため、歩いているうちに道に迷ってしまった。
 見渡す限りの墓に囲まれあたりには誰もいない。曇天で薄暗く、カラスが鳴いている。白と灰色の世界である。このまま周りの墓の住人のように、この地に身を埋めるのかと思ったとき、なぜかベートーヴェンのピアノソナタ「悲愴」の第2楽章がいずこともなく聞こえてきた。幻聴であったろうが、心が静かに落ち着いた。しばし歩みをすすめるうちに、音楽家の墓にたどり着くことができた。
Wien_bt01  シューベルト、ブラームス、ヨハンシュトラウスなどの墓があり、その中でもひときわ風格のある錐形の碑がベートーヴェンの墓であった。

 息子がベートーヴェンの伝記の音読を終えたため、楽聖の墓所を訪れたときのことがよみがえった。ドイツ文学者の高木卓による伝記で、ベートーヴェンの若き日の才気煥発な様、モーツァルト、ハイドン、ゲーテとの交流、多くの友や女性との出会い、耳が聞こえなくなった苦悩などが平易でありながら品のある文で描かれている。
 最後の「月桂冠」の章は、幾多の苦難を音楽に昇華させた生涯に畏敬の念をこめて、墓地の前で頭を深く垂れたことを思い出させてくれた。

ベートーベン―運命の大音楽家
高木 卓
4061475118

みさと芝桜公園

Sibaz_01  みさと芝桜公園に行く。所在地は現在高崎市だが、平成18年1月23日に合併する前は、箕輪城を中心とした箕郷町であった。
 箕輪城は、在原業平の子孫、長野業尚によって築かれたとされる。長野氏は、武田信玄に滅ぼされ、箕輪城は武田氏の上野経営の拠点と位置づけられた。信玄の死と共に、北条氏、井伊直政と城の主は代わっていった。
 関東平野の北西端に位置し、広大な野を一望できる榛名山中腹のこの地は、城主に様々な思いを抱かせたことだろう。Sibaz_02

 芝桜公園に着いて、子どもたちは最初あまり乗り気ではなかったが、売店でたこ焼きを買って食べたら元気が出たようで、ピンク、赤、白と彩られた公園内を走りまわっていた。

みさと芝桜公園

倉渕

 文化の日は、晴れる日が多い。この日も天気は上々であり、倉渕の釣り堀に行く。
 平成18年1月23日に、倉渕村が合併し高崎市倉渕町となった。高崎市とはいえ、市街地からは、50Kmほど離れた場所にある。
Kurabuchi01  釣り堀「カネト水産」は、幹線道路からさらに1kmほど奥に入った山懐に抱かれた場所で、清流に緑が映える。
 釣ったニジマスを塩焼きにして昼食をとる。身がしまって美味である。
 その後、はまゆう山荘に行き、温泉に入る。

Kurabuchi03  はまゆう山荘は、横須賀市が市制施行80周年記念事業の一つとして建設した保養施設。横須賀市と倉渕村は、昭和56年に友好都市としての提携を結んでいたが、そのつながりは幕末の偉才・小栗上野介にまでさかのぼる。
 当時、勘定奉行としていた小栗上野介は横須賀の今日の発展の基礎となった横須賀製鉄所の建設を進めた人だが、彼の領地が権田村(現在の倉渕町権田)であったことがきっかけとなっている。
 倉渕村権田は、小栗上野介が非業の生涯を閉じた最後の地でもある。彼の墓所は権田の東善寺にあり、斬首された川のほとりには「偉人小栗上野介罪なくして此処に斬られる」と刻まれた碑が建てられている。
 はまゆう山荘は平成17年10月より 横須賀市より倉渕村へ移譲され、現在高崎市の所管となっている。(はまゆう山荘のサイトより)

Kurabuchi03  はまゆう山荘では、眼前に紅葉に彩られた山が迫る。
 秋の風情を満喫した1日であった。

上田城址

Ueda01  秋の信州、上田を訪ねる。上田城址公園で1日過ごす。上田城は、真田昌幸が1583年に築いた戦国期の平城。上田城は徳川の大軍を2度にわたって撃退したことでも知られる。堀や石垣、櫓門、西櫓など数々の建造物で往時を偲ぶことができる。

Ueda02  城跡の他、公園の一角には数々の遊具があり、子どもたちを遊ばせることができる。クジャクなどの動物も飼育されている。太郎山を背景に、石垣が歴史を伝え、静かな時の流れを感じる場所である。

Ueda04  公園内の上田市立博物館には、真田氏の資料などが展示されている。また、上田市出身の山極勝三郎博士の展示がなされていた。山極博士は、ペスト、脚気、癌などの研究をした病理学者。ウサギの耳にコールタールを塗布し続けることにより、世界で初めて人工的な癌の発生実験に成功した。この実績によって日本人初のノーベル賞候補に推薦された。

Ueda05  隣接して、山本鼎記念館が建てられている。山本鼎は、美術の創作のみならず、「自由画教育運動」、「農民美術教育運動」などの社会運動で業績がある。
 山本の作品である、与謝野晶子や島崎藤村の本の装丁も展示されている。簡素な中に清々しい味わいがあり、印象に残った。

Ueda06  秋の柔らかい日差しの中、歴史と自然にふれ、ゆったりとした時を過ごした。

石地海水浴場

Ishiji01  新潟県柏崎市西山の、石地海水浴場に行く。曇り気味ではあったが、気温が高く海水浴日和だった。北陸自動車道の西山インターチェンジを降りて、20分ほどで着く。

 子どもたちにとっては、初めての海水浴であった。長男はよく泳いだが、次男は浜で砂遊びをしていた。

Ishiji02  遠浅の砂浜であるが、場所によっては深くなる場所がある。子どもは浮き輪で泳ぎ、いっしょにテトラポットが積んである場所まで行ったが、近くでは底に足がつなかなった。

 帰りに、近くにある雪割草の湯に寄る。新しい施設で、一休みをするには良い場所だ。

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