ウイントン・マルサリス スターダスト
雨の降る秋の夕闇、帰宅時の車の中でなんとはなしにジャズにふれたい気分になった。ウイントン・マルサリスのCD「スターダスト」をかける。
久しぶりに聴き、たいへん新鮮に感じる。なんと品のあるジャズなんだろう。トランペットの見事なテクニックがストリングスと和し、どの曲も芸術性豊かな独特のニュアンスを醸している。特に、最初の「スターダスト」は、風格と深みのある素晴らしい演奏。
スターダスト
ウイントン・マルサリス![]()
雨の降る秋の夕闇、帰宅時の車の中でなんとはなしにジャズにふれたい気分になった。ウイントン・マルサリスのCD「スターダスト」をかける。
久しぶりに聴き、たいへん新鮮に感じる。なんと品のあるジャズなんだろう。トランペットの見事なテクニックがストリングスと和し、どの曲も芸術性豊かな独特のニュアンスを醸している。特に、最初の「スターダスト」は、風格と深みのある素晴らしい演奏。
スターダスト
ウイントン・マルサリス![]()
小澤征爾指揮、サイトウキネン・オーケストラ演奏のブラームス交響曲第1番は、情熱と渋みを併せ持った名演。第1楽章からニュアンス豊かな曲の流れに引込まれる。第2楽章では弦と木管のあやなす美しさが、ブラームスらしさをよく醸している。第3楽章の喜びを感じる表現もよい。第4楽章は高揚感に溢れている。クライマックスは炎のブラームス。
同じCDに収録されているハンガリー舞曲1、3、10番の流麗な演奏も楽しめる。
ブラームス:交響曲第1番
小澤征爾 サイトウ・キネン・オーケストラ ブラームス ![]()
レナード・バーンスタイン指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のブラームス交響曲第4番を聴く。1981年の録音。
第1楽章の寂寥感に満ちた音楽では、クラシックの名曲中の名曲であることをじっくりと感じさせてくれる。
このCDでは、特に第2楽章の美しさを教えられた。
第3楽章は、マーラー交響曲第9番のスケルツォ「最後の舞踏」のようなイメージがある。それにしても、この演奏では、いきなりトチ狂ったような派手さで、驚かされた。
第4楽章のスケールの大きさは、さすがバーンスタイン。相克の表現が余韻を残す。
この曲も、1枚のCDにふれただけでは語り尽くせぬ深みを持っている。
ブラームス:交響曲第4番
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 バーンスタイン![]()
ミッシャ・マイスキーのチェロ、マルタ・アルゲリッチのピアノによる、ベートーベンのチェロ・ソナタのCDはお薦めの一品。マイスキーの叙情的なチェロとアルゲリッチの華麗なピアノが絶妙のハーモニーで音楽を紡いでいる。個人的には、チェロ・ソナタ第1番の伸びやかな演奏がたいへん気に入っている。
通して聴きたい方は全集版を。エッセンスをという方は、3番、5番の収録された版を。同時に収録されている「魔笛」でのパパゲーノの歌による変奏曲も、楽しんで演奏している感じが伝わってくる。
ベートーヴェン : チェロ・ソナタ全集
マイスキー(ミッシャ) アルゲリッチ(マルタ) ![]()
ベートーヴェン : チェロ・ソナタ第3番・第5番
マイスキー(ミッシャ) アルゲリッチ(マルタ) ![]()
マーラーやブルックナーは、少し疲れていると聴き通すのはきつい。そんな時、モーツァルトのセレナードに静かにひたるのもよいのでは。ベーム、ウィーン・フィルのアイネ・クライネ・ナハトムジークはいかが。
モーツァルト:セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
ベーム(カール) モーツァルト ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ![]()
最初にマーラー交響曲第9番を耳にしたのは、ヴァーツラフ・ノイマン指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、1982年演奏のCDであった。自分がマーラーを聴き始めて間もない頃のことで、このCDを選んだのも、店頭で並んでいたCDの中で、一番値段が安かったという、単純な理由だったように思う。CDを買った帰りの車の中で聴き始めたが、冒頭から、ああ、なんという曲なんだろうと嘆息した。たゆたう清流のような、風で水面を波立たせる湖のような、心の琴線をふるわせる音楽であった。これはカーステレオで聴くにはあまりにもったいないと思い、すぐにCDを取り出した覚えがある。
ノイマンの演奏は、バーンスタインのいかにも入魂という演奏と違い、比較的端然とした演奏である。しかし、それゆえに曲の素晴らしさが静かに深く伝わってくる。今日改めて聴いてみて、その感をいっそう強くした。特に、第4楽章の清らかな美しさは、自然と沁み入ってくる。
このあまりに深い名曲については、今後もふれていきたい。
マーラー:交響曲第9番
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 マーラー ノイマン(バーツラフ) ![]()
ブラームスのピアノ協奏曲第2番、ピアノ:バックハウス、指揮:カール・ベーム、演奏:ウィーン・フィル、というこの上なく贅沢な組合せのCDを聴く。派手さはないが、それぞれがこの名曲に真摯に向かい合っており、深い味わいがある。風格のある演奏。
ブラームス : ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83
バックハウス(ウィルヘルム) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ブラペック(エマヌエル) ![]()
ブルーノ・ワルター指揮、コロンビア交響楽団演奏のマーラー交響曲第1番。久しぶりに聴いたが、実に新鮮な感じがした。第1楽章では、まさしくマーラーの青春の歌とよぶにふさわしいみずみずしさがある。1960年前後の録音だが、良好な音質である。美しさと共に微妙な陰影を持たせた表現は、至芸と言っていいのではないか。
なんといっても、愁眉は第3楽章である。この独特な雰囲気はなんと形容していいのだろうか。マーラーのその後のすべての交響曲に連なる、不安、諦観、葬送、複数の場所から鳴り響く音の重なり合いなどの要素が凝縮された楽章である。ワルターの生み出す響きは、マーラーの世界の深みに否応なくいざなってくれる。
マーラー:交響曲第1番
ワルター(ブルーノ) マーラー ![]()
ブルーノ・ワルター指揮、コロンビア交響楽団のブルックナー交響曲第7番は、弦や木管がよく歌っている演奏。特に第3楽章は印象に残る。ふと、マーラーの交響曲かと感じる部分がある。いや、マーラーがブルックナーに影響を受けたのであろう。マーラーの交響曲には、ブルックナーのスケルツォに似たような、奇妙な舞曲がよく表れる。
ブルーノ・ワルターはマーラーの愛弟子であり、マーラーの音楽を広めた指揮者であった。それだけに、ブルックナーの音楽においてマーラーに底通する部分がはっきりと表出されたのは自然な形であったのだろう。
神の怒りや荒れ狂う天候にも似たブルックナーのスケルツォと、諦観や皮肉の入り交じったマーラーの舞曲は背景の思想は異なるかもしれないが、表現として類似がある点は興味深い。
ブルックナー:交響曲第7番
コロンビア交響楽団 ブルックナー ワルター(ブルーノ) ![]()
カール・ベーム指揮、ウィーンフィル演奏のブルックナー交響曲第7番のCDを聴く。第1楽章がとにかく素晴らしい。雄大な峰々に朝日が輝きわたるような冒頭、木漏れ日のさす森を歩むような中間部、湖畔に出てそびえる峰を再び仰ぎ見るような終結部など、美しい響きに満ちている。
曲全体を通して端正な演奏と感じた。それだけに、第2楽章の長大さは、運転をしながらCDで聴くには向かないと思った。やはり、コンサートホールで響きに身を委ねるべき曲なのだろう。
ブルックナー:交響曲第7番
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ブルックナー ベーム(カール) ![]()
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