東武スーパープール

Tobupool_01  東武動物公園に併設された、スーパープールに家族で行く。朝9時開園のところ、8時に着くが、すでに多くの人々が入場口の前でゲートが開くのを待っていた。。

Tobupool02  パラソルシートを3000円で確保する。ボックス席で、テーブルにパラソルを据え付ける形。イスが3つとサマーベットが1つある。家族でゆったりとするには良い場所だ。流れるプールとウェーブプールの間の場所が良いようだ。気温が37度以上ありそうで、日陰がないとたいへんである。

Tobupool03  しばらくすると、すでにプールサイドはテント村のようになっていた。サンシェードの合間をぬって移動する。流れるプールは人であふれ、芋を洗うよう。

Tobupool_04  ウェイブプールは開放感があるプール。1時間に15分ほど、波がおこる。なかなか本格的な波で、上下幅を子どもたちも楽しんでいた。

Tobupool_05  音楽に合わせて砲台から水が吹き出るアトラクションも行われ、水しぶきを浴びるのも爽快。
 入園をしているので動物も自由にみられるのだが、体温を上回る気温であまりに暑くて見る気になれず、まっすぐ帰る。この日差しではどうせ動物もバテていることだろう。
 たどり着いた家の中は蒸し風呂のようであった。もし家にいたら暑さのあまり子どもたちはマグロのようにころがっていただろうから、プールに行って正解だった。

東武動物公園スーパープール

アマルフィ 女神の報酬

 フシ゛テレヒ゛開局50周年記念作品「アマルフィ 女神の報酬」。オール・イタリアロケを敢行した美しい映像に加え、主題歌にはサラ・フ゛ライトマンを起用するなど、音楽にも力が入っている。さらに豪華な俳優陣とくれば面白くないはずはないのだろうが、やはりドラマは脚本が全てを決する。
 場当たり的な緻密さを欠いた犯行計画、貧弱な動機などが気になる。が、そういったことを無視して楽しむのがフジテレビ制作映画の見方なのだろう。織田裕二と佐藤浩市などの顔ぶれがそろい、映像と音楽がきれいならそれで文句あるかと言わんばかりの映画。

アマルフィ 女神の報酬 スタンダード・エディション [DVD]
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生誕100年 岡本太郎展

Taro01_4  東京国立近代美術館に家族で行き、「生誕100年 岡本太郎展」を見る。岡本太郎の代表作のほとんどが展示されるとあって、開場時からたいへんなにぎわいであった。

 入場してすぐに、「ノン」「午後の日」などの彫刻作品が目にとびこむ。ユニークな造形とユーモアをたたえた作品の数々にすぐに引きこまれる。

 絵画は、パリの時代の「コントルポアン」「傷ましき腕」などの作品に始まり、戦後「絵画の石器時代はおわった。ほんとうの絵画は私からはじまる。」という宣言の意気込みで発表された数々の作品が並ぶ。
Taro02  「電撃」「駄々っ子」「千手」など、強烈な色彩とほとばしる情熱が感じられる。「森の掟」はひときわ精彩を放つ。
 縄文土器に力強い美を見いだし、日本の原初の美に新たな光をあてた写真の数々も展示されていた。民俗学の実践者としての側面が説得力をもって感じられる。
 「明日の神話」など、戦争体験を反映させた展示には、大作全体から悲劇性と乗り越えようとする意志を感じさせられる。
 最後の部屋には、「眼」をモチーフとした作品が壁一面に40以上もところ狭しと並べられていた。まさに圧巻。絵画を見ているというより、逆に絵画からおのれ自身見つめられているようで、芸術に向き合っているかを問われているようでもあった。

Taro03  生涯、新しい芸術を生み出すことに身を捧げた生き様に圧倒され、刺激を受けた展示であった。

Taro04  買ってきた「美女と野獣」「森の掟」のマグネットプレートや「坐ることを拒否する椅子」コースターは、そこにあるだけで強烈な存在感を放っている。 

東京国立近代美術館 「生誕100年 岡本太郎展」

カプセル「生誕100年 岡本太郎展」会場限定 岡本太郎 アートピースコレクション 全8種セット
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吉村和敏 PASTORAL

 吉村和敏が世界中を旅して撮った牧歌的な風景の写真集。澄んだ空気の中に、陰影のある雄大な景色が広がる。心にしみいる癒しのアルバム。

PASTORAL
吉村 和敏
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屋久島 3日目

Yaku_34  屋久島3日目。島を時計まわりに一周する。本日晴天、まったく景色がこれまでと違って見え、南国の雰囲気にあふれている。昨日の苦行とはうってかわって、今日は観光気分。最初に千尋(せんぴろ)の滝を訪れる。花崗岩の合間を縫って流れ落ちる滝は、雄大な景色。

Yaku_35  2月下旬であるが、満開の桜が見られる。南国の穏やかな風を感じる。

Yaku_36  物産館のぽんたん館に車を停め、海岸近くに歩いて行く。海に落ち込むトローキの滝を見る。観望スポットは、崖の上の狭い場所で、大勢の観光客が来るには危険な場所ではないか。

Yaku_37_2  途中の海辺への道は、絵になる景色。木の根が地面に複雑な図形を描く。

Yaku_38  海辺には、温泉が点在する。混浴、水着着用不可とのこと。雄大な海を眺めながら湯につかるのも気持ちよさそうだ。

Yaku_39  大川(おおこ)の滝は、落差88mの豪快な滝。雪解けの季節であり、水量がとみに多かった。日本の滝100選のひとつ。

Yaku_43  西側の山沿いにかかると、道が細くなる。この森林道路で、「動物注意」の標識を見かける。と、まもなく、本当に猿が道の端にいた。集団でこちらを眺めている。子どもが親の乳をすったり、仲間どうし毛繕いをしたりしている。

Yaku_41  車が停まったのも、シカが道の真ん中で食事をしていたため。動物園でもないのに、こんなに間近に野生動物が見られるとは。

Yaku_44  サルの集団に、こちらの仲間の一人がにらんでしまったため、サルが歯をむき出してその人を襲ってきた。岩山から走り下り、ギャーギャーと激しく威嚇する。「ガンをくれた」と目があったことでイチャモンをつける人は、サルに近いのかもしれない。

Yaku_45  屋久島を一周した後、お土産を買って屋久島空港から鹿児島空港を経由し、東京へ。飛行機が成層圏から東京に降りるとき、前線の影響で気流が不安定で結構揺れる。東京は雨。羽田空港の灯はぼんやりとかすんでいたが、暖かみを感じた。
 屋久島の変化に富んだ自然にふれ、得難い体験ができた3日間であった。企画をしてくれた同僚には、本当に感謝している。

屋久島観光協会

屋久島 2日目

Yaku_20  屋久島2日目。縄文杉に行くため、朝4時に起きる。外はどしゃぶりの雨。車で荒川登山口に向かう。数台の駐車スペースは満車になっていたが、脇に停める。休憩場で装備し、激しく雨が降る中、トロッコ道を進む。

Yaku_21  杉の伐採事業を行うために設けられた安房森林鉄道の軌道をすすむ。大正12年から昭和45年まで屋久杉の運搬に使われた軌道だが、現在は管理や切り株の運搬などに使われている。途中、欄干のない橋などを渡り、延々8kmを歩く。

Yaku_22  縄文杉への大株歩道入り口に、2時間かけてようやく着く。随分歩いたが、ここまでは準備運動のようなもので、ここからがメインの登山道であった。随分と山奥だが、水がごうごうと流れいる。この潤いが森をはぐくんでいる。

Yaku_23  すぐに雪に覆われた道なき道になる。踏み固められた雪を頼りに歩く。少しでもルートをはずれると、雪に足を踏み入れてしまう。深い崖と隣り合わせであり、気を抜けない。

 雪道を30分ほど進むと、ウィルソン株に出会う。大きな切り株で、数人が一度にYaku_25 入ることができる。上をみると、ハート型に切り口が見る。

Yaku_26  雪ですべりやすくなっているので、靴にスノースパイクを付けて進む。夫婦杉を通過したあたりで、ヤクシカの親子に出会う。食事中であった。こちらに気づくと奥にはねていってしまったが、後ろ足をずるっと滑らせた。シカもすべるほどの状態なので、こちらも気を引き締めていく。

Yaku_27 沢をいくつも越え、最後の急峻な登りをこなし、ようやく縄文杉に出会える。数千年の時を越え、立ち尽くしてきた姿には言いしれぬ感慨を覚える。

Yaku_28  木の幹は複雑な模様が刻まれ、長き 星霜を経てきた重みを感じる。泰然とした佇まいに、いままで登ってきた疲れを忘れ見入る。

Yaku_29  降りしきる雨と上昇してきた気温で、帰りの雪はいっそう滑りやすくなっている。慎重に歩を進めて下る。

Yaku30  大株歩道入り口に戻ったときには、ほっとする。ここからは比較的平坦なトロッコ道だ。
 軌道を少し歩くと、晴れ間が見えるようになった。

Yaku_31  行きは雨具に視界を遮られ、滑らないよう足下を見ていて周りをみるゆとりがなかったが、晴れた周りの景色は行きとまったく違って見える。陽をうけた植物は嬉々としているかのようだ。
 植物の葉は、本州より厚くたくましい。力強い生命の息吹をここかしこに感じる。

Yaku_32  ところが、少し進むと晴れ間はすぐに消え、雨が降り始める。次第に雨は勢いを増し、激しくたたきつける。トロッコ道の片側は滝のようになり、もう片方の断崖に水が強い勢いで落ち込む。
 橋を渡るときの川は、轟然とした濁流になっている。トロッコの軌道間に水がたまり、川の中を歩いているようである。

Yaku_33  宿に戻ったときには、心底ほっとした。極めて貴重な体験ができた1日であった。

 

屋久島観光協会

屋久島 1日目

Yaku_11  屋久島への旅行1日目。屋久島は、九州本土の南端佐多岬の南60kmにあり、面積500km2余り、周囲が130km程の島で、中央には九州で一番高い1,936mの宮之浦岳がそびえている。世界遺産屋久島は深い森におおわれた洋上に浮かぶ緑の山塊である。

Yaku_12  羽田発8時5分の日航機に乗り、2時間ほどで鹿児島空港へ。快晴のフライトであり、窓際の席では日本列島がよく見渡せたようだ。本土上空を縦断して飛ぶコースであった。鹿児島空港から屋久島への飛行機は、プロペラ機であった。30分ほどのフライトだが、屋久島に近づくにつれ雲が厚くなる。午前11時半には屋久島に到着する。

Yaku_13  屋久島空港は、ローカル線の駅舎のようであった。背後に高い山々が見える。職場の仲間8人が乗るレンタカーを借りる。曇天であり、周りが殺風景な雰囲気で、うらぶれたところに来たというのが最初の印象。まずは昼食をとる場所を探す。

Yaku_14  「屋久どん」がいいのではという声があり、食べに行く。「屋久丼」ではなく、店の名だった。南国の雰囲気をたたえ、店内には木彫りの見事な像がかざってある。至る所、杉の産地であることを感じさせる。うどんを頼むと、魚のだしがきいたよい味加減の汁で、しっかりとした麺であった。隣の人は「飛び魚定食」。筋肉質の歯ごたえのある魚とのこと。

Yaku_15  海岸沿いの道から30分ほど山道に入り、白山雲水峡に行く。雨模様の中、駐車場から歩いて森林の中に行く。標高が600m以上ある場所だが、川は驚くほどの水量である。

Yaku_16  少し歩くと、苔むした岩に鬱蒼とした高き木々に覆われた森。幽玄の世界が広がっている。

Yaku_17  木々の枝は複雑に曲がり、巨岩がそこかしこにころがっている。太古のまま息づいている自然を感じる。スタジオジブリの作品も、ここの情景に触発されたものが多いだろう。
 空港近くの宿「まんてん」に行く。宿の温泉につかりながら、屋久島の奥深さを反芻する。

屋久島観光協会

ディズニーシー

Disney_s01  育成会の旅行でディズニーシーに行く。あいにくの曇り空。9時開園の30分前に着くが、入場ゲートに随分と人が並んでいる。2月で海からの風もあり、結構寒い。

Disney_s02  次男と一緒に乗り物系を重視したコースをまわる。まず、タワー・オブ・テラーのファストパスをとるが、すでに2時40分のチケットになっている。次に、センター・オブ・ジ・アースに乗りに行く。30分ほど並ぶが、乗り物までの順路にジューヌ・ベルヌのSFを思わせる装置や家具が飾ってあり、飽きない工夫がある。なにより、ここは暖かい。寒い日には、外で待つアトラクションのファストパスをとってから、屋内で待つアトラクションに並ぶのが良い。センター・オブ・ジ・アースは、なかなか変化に富んで楽しめるアトラクションだ。

Disney_s03  ストームライダーは体感ショー形式のアトラクションで、14分ほどの所要時間。アメリカナイズされたノリで、よく工夫されている。ポートディスカバリーで売っている「うきわまん」は、なかなかおいしい。そばにくる雀がやたらと肥えている。いくらでもオコボレにあずかれるここは、鳥にとっての楽園でもあるのだろう。

Disney_s04  レイジング・スピリットは、360度回転のあるローラーコースターだが、コンパクトなイメージ。富士急ハイランドや那須ハイランドのコースターに比べれば随分とかわいらしい印象。

Disney_s05  マジックランプシアターを見た後、いよいよタワー・オブ・テラーへ。アトラクションひとつのために、よくこれだけ大きな建物を作ったものだと思う。内装も凝っており、イリュージョンの仕掛けは良くできている。が、フリー・フォール型のアトラクションはあっという間。乗るまでのドキドキ感を楽しむアトラクション。
 ギョウザドックは、夕方近くなると意外にすぐ買える。海底2万マイルに乗ると、もうバスに戻る時間が迫っていたので、お土産を買って帰る。
 夢を売るビジネスには、顧客に楽しんでもらうための徹底したこだわりが必要だと来るたびに感じさせられる。

東京ディズニーシー

モーターサイクル・ダイアリーズ

 「モーターサイクル・ダイアリーズ」これほど中身の濃いロード・ムービーが他にあるだろうか。
 アルゼンチンの医学生、エルネストは、友人のアルベルト・グラナードと共に南米を北上する旅を敢行する。バイクにまたがり、広大な南米の自然を背景にきままな旅に出る。しかし、ペルー以北で出会った現地人、鉱山労働者、ハンセン病患者などから、エルネストは南米の抱える問題を直視することになる。
 キューバ革命の英雄、エルネスト・ゲバラの若き日の見聞を綴るロード・ムービーの大傑作。

モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版 [DVD]
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碓氷峠

Usui01  秋晴れの文化の日、碓氷峠に行く。群馬県側から峠の旧道を1kmほど進むと、碓氷湖が見える。人造湖であるが、紅葉に囲まれて趣がある。周囲1.2kmほどであり、遊歩道が整備されている。アーチ橋やトンネルなどが設けられ、往時の鉄道を偲ばせる雰囲気がある。

Usui02  旧国鉄の線路跡に沿って、「アプトの道」遊歩道が整備されている。横川駅から始まり、めがね橋まで4.8kmの行程。車を碓氷湖の駐車場に停め、途中から行くこともできる。間には、レンガで作られた5本のトンネルがある。明治当時の技術力をしのばせる堅牢さと美しさがある。

Usui03  遊歩道の最後のトンネルを抜けると、めがね橋に出る。長さ91m、高さ31m、使われたレンガは200万個を超える。明治25年に作られたその姿は圧巻。峠を行く蒸気機関車を支え続けた歴史の重みを感じる。明治職人の意気込みが伝わってくる。

Usui04  「秋の夕日に 照る山もみじ」 
 唱歌「もみじ」の作詞者の高野辰之は、碓氷峠にある信越本線から紅葉を眺め、その美しさに惹かれて詞を作ったといわれている。廃線となった鉄道のまわりを、今も鮮やかな紅葉が彩っている。

碓氷峠観光案内所

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