中之条ビエンナーレ

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 群馬県北部で開催されるアート・イベント「中之条ビエンナーレ 2011」を見に行く。2007年から隔年で行われ、今年は3回目とのこと。緑深い自然に恵まれ、多数の温泉を有する中之条町の風景を楽しみながらの小旅行。

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 暮坂峠で昼食をとる。峠の最高点には、旅を愛した歌人、若山牧水の碑が建てられている。

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 暮坂高原「花楽の里」に寄る。多くの花々が栽培されている中に、アート作品が融和するように置かれている。最初は施設の一部かと思ったほど、アートはその場になじんでいた。

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 四万温泉エリアに行く。コバルトブルーの奥四万湖を一週した後、歩いて四万温泉街をめぐる。

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 ジブリ作品「千と千尋の神隠し」のモチーフにもなった宿がある場所でもあり、清流にそって静かな佇まいをみせる建物には趣がある。

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 坂道を上り、旧第三小学校の校舎に行く。2004年に廃校になり、校舎内には当時の展示物や生徒作品などがそのまま残されている。各教室に、アーティストたちの作品が飾られ、独自の空間が作られている。

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 時を止めた学校とアートが一体となり、幻想的な世界が広がる。

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 四万温泉「清流の湯」に入る。町営の温泉であり、独特の色合いをもった清流を眺めながらの湯につかる露天風呂もある。

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 夕暮れ時、向かい側にある宿に灯がともり、情緒を醸し出す。

 自然、温泉、アートを満喫する初秋の1日であった。

中之条ビエンナーレ

白馬 八方尾根

Hakuba01  信州白馬の八方尾根に家族で行く。朝7時半頃に着き、麓の八方駅からゴンドラリフトに乗る。約8分で標高1400mの兎平に着く。

Hakuba02  ゴンドラを降りてすぐ、眼前に白馬三山が広がる。堅雪光る山々の偉容には圧倒される。兎平の湿原を見ながら、次のアルペンリフトの駅に向かう。更に2つのリフトを乗り継ぐ。

Hakuba03  リフトは草原の上を滑るように進む。山の風に吹かれながら広やかな景色が楽しめ、たいへん心地よいひとときである。ゴンドラとリフトで、1000mもの標高差をわずか30分足らずで登ってしまうのだから、文明の利器のありがたさを感じる。

Hakuba04  リフトを降りると、そこは1830mの高地。白馬三山がごく間近に見え、雲の沸き立つ山々の峻厳さと空の青さに感動する。

Hakuba05  尾根伝いに作られた登山道を歩き、八方池を目指す。日差しは強いが、谷風が天然のクーラーのように吹き上げ涼やかである。途中には高山植物が多く見られ、盛夏だというのにまだ雪渓が残っている場所もある。

Hakuba06  1時間半ほど歩き、八方池の見える場所に到着する。あいにく靄がかかっているが、2000mを超す高地に鏡のような水面が見渡せる。

Hakuba07  池のほとりで、昼食をとる。それほど大きくはないが、清澄な水で透明度は高そうである。もしも靄がなければ、池は白馬連峰を映し雄大な景色が見られることだろう。

Hakuba08  登りに比べ、下りはたいへん楽であるが足を痛めないように注意しながら歩を進める。リフト乗り場までわずなか時間で到達した印象。高地から一気に下がるリフトも大変に気持ちがよい。眼下に白馬の雄大な風景を見ながら降り、高揚感がある。

Hakuba09  ゴンドラ乗り場のある兎平でアイスクリームを食べ小休止。テラスからは白馬の町並みが一望できる。ハンググライダーが次々と滑空する。気持ちよさそうだ。

Hakuba10  休業中の食堂の2階で「畦地梅太郎展」が開かれていた。山の版画家、畦地梅太郎の作品が展示即売されている。無骨な気風とそこはかとない叙情がないまぜになり、魅力がある。子どもたちは絵はがきやマグネットプレートを買っていた。

Hakuba11  ゴンドラを下り、麓に向かう。気温が変化するのを感じる。だいぶ上の方は靄が出てきたので、これから登っても景色はほとんど見えないだろう。山に登るのは、ちょっとした観光でも朝早くに限る。

Hakuba12  車で数分のところにある白馬美術館を訪れる。着いた途端、雨が激しく降り始める。山の天気は変わりやすい。白と茶色を基調とした館内には、シャガールの版画が数多く飾られている。
 入り口付近の小部屋でシャガールの作品を解説する映画が常時上映されている。短い映像だがシャガールの生涯と作品の特質がよくわかる。もっとも、家族は山に登った疲れがでたのか、暗がりでもあり心地よくなって半分くらいはうたたねをしていたようだ。

Hakuba13  雨の中、森に囲まれた美術館の応接間で静謐な時を過ごす。
 自然の美と芸術家の生み出す美の両方が堪能できた日であった。

信州白馬 八方尾根

白馬美術館 

伊東オレンジビーチ

Ito_01  家族で伊東オレンジビーチに行く。朝7時頃に着き、市営なぎさ駐車場に停める。夏休みの土曜日であったが、この時間では人はあまり来ておらず、波穏やかで広やかなビーチという印象。

Ito_02  昼食をとりに、浜辺から歩いて数分の場所にある「魚河岸」に行く。11時半開店のところ、15分前に着いたが、もう20人ほどが店の前に並んでいた。開店時には、50人ほどの行列ができていた。第一陣として先に並んでいた20人が店の中に入り、少し待って中に通される。
 海鮮丼を注文すると、器からはみ出んばかりの刺身が目に飛び込んでくる。マグロの煮物のお通しと味噌汁がついて1050円という値段。海の幸を堪能する。

Ito_03  午後は日差しが一層強くなり、海の中が心地よい。
 北側のビーチにある、小川が流れ込む場所には、養分を含んだ海藻が繁茂しているためか、魚がたくさん泳いでいた。すぐ目の前を魚が群れをなして泳いでいる姿が見られ、中には黄色い縞模様の熱帯魚もおり、子どもたちはたいへん喜んでいた。

Ito_04  3時半頃に海からあがり、松原大黒天神の湯に行く。「魚河岸」のすぐそばにある。地元の人々もよく利用する銭湯のようだ。無色透明の湯で、ずっと入っていたいと思うほど心地よい。
 風呂上がりの熱くほてった体で、自動販売機の静岡茶500mlを一気に飲み干す。極上のひととき。

Ito_05  ビーチから少し北の伊東マリンタウンでおみやげを買う。海水浴、海の幸、魚の群れ、温泉と、南国での一日を満喫し、子どもたちも大満足であった。

伊東オレンジビーチ

松原大黒天神の湯

伊東マリンタウン

東武スーパープール

Tobupool_01  東武動物公園に併設された、スーパープールに家族で行く。朝9時開園のところ、8時に着くが、すでに多くの人々が入場口の前でゲートが開くのを待っていた。。

Tobupool02  パラソルシートを3000円で確保する。ボックス席で、テーブルにパラソルを据え付ける形。イスが3つとサマーベットが1つある。家族でゆったりとするには良い場所だ。流れるプールとウェーブプールの間の場所が良いようだ。気温が37度以上ありそうで、日陰がないとたいへんである。

Tobupool03  しばらくすると、すでにプールサイドはテント村のようになっていた。サンシェードの合間をぬって移動する。流れるプールは人であふれ、芋を洗うよう。

Tobupool_04  ウェイブプールは開放感があるプール。1時間に15分ほど、波がおこる。なかなか本格的な波で、上下幅を子どもたちも楽しんでいた。

Tobupool_05  音楽に合わせて砲台から水が吹き出るアトラクションも行われ、水しぶきを浴びるのも爽快。
 入園をしているので動物も自由にみられるのだが、体温を上回る気温であまりに暑くて見る気になれず、まっすぐ帰る。この日差しではどうせ動物もバテていることだろう。
 たどり着いた家の中は蒸し風呂のようであった。もし家にいたら暑さのあまり子どもたちはマグロのようにころがっていただろうから、プールに行って正解だった。

東武動物公園スーパープール

フィット・ハイブリット

Fit01  フィット・ハイブリットが納車になる。プレミアムホワイト・パールとフレッシュライム・メタリックの2台。
 10年前に買い、13万km乗ったシビックは、エンジン快調でまったく問題がなかったが、ハイブリットの技術を体感するために新車を買う。
 プレミアムホワイト・パールは、上品な色合い。フレッシュライム・メタリックの明るく鮮やかな色合いは魅力的。

Fit02  コンパクト・カーであるが、外からの見た目よりは室内が広々と感じる。
 ハンドルの操作にきびきびと答え、なおかつ重心の低さゆえか安定感もある。運転席からの視界が広く、数々の安全に配慮された設計に関心する。
 なにより、ハイブリッドにより車内が静粛に保たれ、心地よい空間が生まれる。
 運転する楽しみを与えてくれる車。

ホンダ フィット ハイブリッド

高崎高校 翠巒祭

Suiransai2011_01  高崎高校の文化祭、第59回「翠巒祭」に家族でゆく。
 例年、正門に凝ったアーチが作られるが、今年はウエストミンスター寺院をモチーフにしたアーチで来場者を出迎える。白がはえる品のあるデザインで、感嘆する出来映え。

Suiransai2011_02  校舎の一面を、尾瀬に浮かぶ気球を描いた巨大壁画が飾る。今年も制作に力が入っている。

Suiransai2011_04  各教室にはそれぞれ趣向を凝らした展示がなされているが、子どもたちは物理部のオリジナルゲームが気に入ったようだ。反転をうまくルールに盛り込んだ”XOR”は、シンプルだが奥が深く、作り手のセンスを感じる。

Suiransai2011_03  鉄道研究会部の鉄道ジオラマはいつもながら子どもに人気。
 「方向性は様々だが、それぞれのこだわりが感じられる。」と中学生の長男が感想をもらす。

Suiransai2011_05

 各階段に掲げられたステンドグラス風の飾りも凝っている。今回は、デザインセンスの光る展示が随所に見られる。

Suiransai2011_06  教室後ろのロッカーにさりげなく大東亜戦争時代のアサヒグラフがおいてあった。「聖雄死を賭して勝利へ」などの文字が表紙に踊る。大陸に進軍する兵士たちの写真が多数掲載されていた。貴重な資料であろうに無造作に置いてあるのに驚く。

Suiransai2011_07  今年も美しく咲きほころぶバラが、密度の濃い展示を見て疲れた来場者の気持ちを癒す。
 「バラの香匂ふ 学び舎にて 友よ」
 校歌の一節が自然と浮かんでくる。

群馬県立高崎高等学校

翠巒祭ブログ 

森とオーケストラ 司修

Morioke01  群馬交響楽団による、第32回「森とオーケストラ」が、群馬の森で行われる。薫風が爽やかに吹くなかでの野外コンサート。
 今年は最初に、東日本大震災で犠牲になった方々を悼みバッハのアリアが演奏される。

  Morioke03 第1部では、イギリスでウィリアム王子の結婚式にちなみ、メンデルスゾーン/「真夏の夜の夢」より結婚行進曲を皮切りに、エルガー「愛の挨拶」、シュトラウス二世のポルカ「クラプフェンの森にて」、ベートーヴェン交響曲第6番へ長調「田園」より1楽章が奏される。今年5月で退任される高崎氏の松浦市長が「ラデツキー行進曲」の指揮をされた。

Morioke02  第2部では、毎年恒例の「あなたもメイ指揮者」で、一般の人がオーケストラを振る。小さい子が、「カルメン」前奏曲などをけなげに振る姿はいい。
 第3部では、高崎市少年少女合唱団の澄んだ歌声が会場に響き、たいへんよい雰囲気であった。

Morioke04  会場内の群馬県立近代美術館では、「司修 の えものがたり」が開催されていた。

Morioke05  司修氏自らがレイアウトをてがけた展示。入り口付近の宮沢賢治「注文の多い料理店」の挿絵に使われた山猫亭の巨大なパネルが絵本原画の世界に誘う。

Morioke06  絵本ごとに異なる表現を試み、それぞれの作品をひきたたせる。油彩、水彩、版画、CGなど、その多彩さには圧倒される。58歳からCGに挑むなど、その旺盛な創作意欲に感銘をうける。
 絵巻物風の「河原にできた中世の町」、原爆を描いた「まちんと」の原画には圧倒される。

Morioke07  司氏の絵本一冊を塗り絵にしてしまう展示に、懐の深さを感じる。うちの子どもも、ゲームのキャラクターや太陽の塔などを書いていた。

Morioke08  緑あふれる中で、音楽や美術に親しむことのできたおだやかな1日であった。 

第32回 森とオーケストラ

群馬県立近代美術館「司修のえものがたり」

司修のえものがたり
司 修 小池 昌代 川上 未映子 鴻池 朋子 角田 光代 落合 恵子
4901510975

はやぶさ帰還カプセル展示 板橋克己展

Hayabusa01  はやぶさ帰還カプセルの展示と講演会があるため、群馬県富岡市の自然史博物館、福沢一郎記念美術館に行く。
 東北大震災から一週間後であり、ガソリンが不足気味のせいか、それほど混んでいなかった。福沢一郎記念美術館では、はやぶさが回収した小惑星イトカワの資料を地球に運んだカプセルの展示がなされていた。カプセルを保護するヒートシールドの背面部分は実物展示であり、大気圏突入のすさまじさを感じさせる傷跡が生々しく残っていた。富岡市には、このヒートシールドをはじめ、はやぶさの部品を開発したIHIエアロスペースがある。

Hayabusa02  福沢一郎記念美術館に隣接する群馬県立自然史博物館で、はやぶさ帰還カプセル展示の連携講演「宇宙はどうやって誕生したのか~相対論からひも理論へ~」を聴く。国立群馬工業高等専門学校の小林晋平准教授による講演。内容は高度だが、多くの喩えを用いて、たいへん分かりやすく説明されていた。中学校1年と小学校4年の子どもたちも興味深く聴いていた。

Hayabusa04   自然史博物館では、企画展「脳を学ぶ 脳で学ぶ」が開催されていた。脳の錯覚に関わる多くの展示や、脳の仕組みに関する展示がなされていた。

Hayabusa05  また、脳の手術に関する映像や、手術室の様子も展示がなされていた。手術着を身にまとい、オペの雰囲気を体験するコーナーもあった。

Hayabusa06  群馬県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」が、縦横無尽に活躍している。この企画展でも、脳をひらいたぐんまちゃんが登場した。他のマスコットキャラクターでここまでやるのは、なかなか例がないのでは。

Hayabusa07  自然史博物館のミュージアム・ショップで、長男はアノマロカリス、次男はオウムガイの縫いぐるみを買う。けっこうレアなものがいろいろと売られているショップだ。

Hayabusa08  福沢一郎記念美術館では、はやぶさの展示と連携し、メカニック・デザイナーの板橋克己展が開かれていた。板橋克己氏は、宇宙戦艦ヤマト2でデビューし、銀河鉄道999など数多くのSFアニメのメカニック・デザインを手がけた。手書きのイラストは圧巻。
 板橋氏ご本人がいらして、自ら作品を語られていた。こちらも質問をし、貴重な経験ができた。子どもたちは熱心に聞いていたので、ごほうびにと特別にオリジナル・イラストのバッジをいただいた。これも貴重なアイテム。自分たちのバッグに大切につけている。
 宇宙のマクロから人体のミクロまで、幅広い自然科学の世界から多くの刺激を受けた貴重な一日だった。

群馬県立自然史博物館

福沢一郎記念美術館

IHIエアロスペース

小林晋平 Home Page

板橋克己 COSMOS

ディズニーシー

Disney_s01  育成会の旅行でディズニーシーに行く。あいにくの曇り空。9時開園の30分前に着くが、入場ゲートに随分と人が並んでいる。2月で海からの風もあり、結構寒い。

Disney_s02  次男と一緒に乗り物系を重視したコースをまわる。まず、タワー・オブ・テラーのファストパスをとるが、すでに2時40分のチケットになっている。次に、センター・オブ・ジ・アースに乗りに行く。30分ほど並ぶが、乗り物までの順路にジューヌ・ベルヌのSFを思わせる装置や家具が飾ってあり、飽きない工夫がある。なにより、ここは暖かい。寒い日には、外で待つアトラクションのファストパスをとってから、屋内で待つアトラクションに並ぶのが良い。センター・オブ・ジ・アースは、なかなか変化に富んで楽しめるアトラクションだ。

Disney_s03  ストームライダーは体感ショー形式のアトラクションで、14分ほどの所要時間。アメリカナイズされたノリで、よく工夫されている。ポートディスカバリーで売っている「うきわまん」は、なかなかおいしい。そばにくる雀がやたらと肥えている。いくらでもオコボレにあずかれるここは、鳥にとっての楽園でもあるのだろう。

Disney_s04  レイジング・スピリットは、360度回転のあるローラーコースターだが、コンパクトなイメージ。富士急ハイランドや那須ハイランドのコースターに比べれば随分とかわいらしい印象。

Disney_s05  マジックランプシアターを見た後、いよいよタワー・オブ・テラーへ。アトラクションひとつのために、よくこれだけ大きな建物を作ったものだと思う。内装も凝っており、イリュージョンの仕掛けは良くできている。が、フリー・フォール型のアトラクションはあっという間。乗るまでのドキドキ感を楽しむアトラクション。
 ギョウザドックは、夕方近くなると意外にすぐ買える。海底2万マイルに乗ると、もうバスに戻る時間が迫っていたので、お土産を買って帰る。
 夢を売るビジネスには、顧客に楽しんでもらうための徹底したこだわりが必要だと来るたびに感じさせられる。

東京ディズニーシー

ぐんま天文台

G_tenmon01  ぐんま天文台に家族で行く。中学1年生の長男に、「職業調べ」の宿題が出たので、天文台の職員の方にインタビューをするため。
 車のライトで観測が妨げられないよう、駐車場からは600mの遊歩道を上って本館に行く。遊歩道入り口には「冥王星」の看板があり、上るごとに太陽系の惑星のプレートが立てられている。太陽からの距離に比例させて遊歩道においてあるようだ。「木星」は本館に随分と近い。

G_tenmon02  本館前広場には、英国の古代遺跡ストーンヘンジやインドの天体観測施設ジャンタル・マンタルを模したモニュメントが建ち並ぶ。山あいの地に突如現れる独特の景観には、ぐんま天文台にたどり着いたことを実感させられる。

G_tenmon03  昼前に着くと、水星の観測会が行われていた。65cm反射望遠鏡をのぞくが、雲があり水星は観測できなかった。望遠鏡の向きを変え、金星の観測になる。こちらは、半月形に浮かび上がる金星を見ることができた。

G_tenmon04_2  150cm望遠鏡は、普段は直接覗くことはなく、捉えた映像や電波をコンピュータで光学的に解析する。冷却装置の独特の音と共に偉容を感じさせられる

G_tenmon05  2時にインタビューをお願いしてあったので、それまでの時間に館内展示を楽しむ。太陽を円形の台に投影した展示があった。太陽の黒点もくっきりと見える。デジタルカメラで撮影をしたら、それ以降撮った風景の画像が真っ白になってしまっていた。ホワイトバランスの回路か何かがやられたようだ。長年使ったデジカメも、ついに壊れてしまった。太陽光線恐るべし。

 天文台の職員の方に、インタビューを受けていただいた。仕事の内容、なぜその職業に就いたか、どうすればなれるのか、仕事をする上での楽しみや苦しみなど、中学生の長男がするいろいろな質問項目に丁寧に答えてくださった。宇宙や天文に興味を持ってもらうための様々な取り組みが真摯になされている。夜間に及ぶ勤務、土日に休暇がとれないなど、ご苦労されていることも伝わってきた。子どもには、何より今は勉強をすることが必要と強調してくださったこともたいへんありがたかった。子どもにとっても、親にとっても貴重な経験を与えてくださったことに感謝している。

ぐんま天文台

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