真田丸 2

 NHK大河ドラマ「真田丸」第2話は、「決断」。新府城から岩櫃城を目指す真田一行の道中が、コミカルな場面と緊迫感のある場面を織り交ぜて描かれる。
 焼け落ちた新府城にやってきた徳川家康と本多正信のやりとりがいい。「武田が滅びたのはめでたいことじゃが、ちっとも嬉しくないのはなぜだ。」と内野聖陽演じる家康が言う。内野聖陽はNHK大河ドラマで武田家の軍師、山本勘助を演じていた。「風林火山」は脚本がよく楽しませていただいたが、戦国時代で「これぞ大河」と言えるのは、あれ以来なかったのでは。近藤正臣演じる本多正信も何を考えているのか分からない策士らしさがよい。
 あっという間の45分であり、昨年度「花燃ゆ」と時の流れがまったく違う感じを受けた。 

NHK大河ドラマ 真田丸

真田丸 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
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真田丸 1

 NHK大河ドラマ「真田丸」第1話は、「船出」。ほんとうに待ち遠しかった。
 昨年の「花燃ゆ」は、脚本がグダグダで見るのが苦行に近かった。いよいよ三谷幸喜の脚本で大河にふさわしいドラマに出会えるのではという期待に膨らんでいた。
 第1話は、すぐにストーリーに引き込まれていった。武田信玄なき後の衰亡ぶりがごく自然に描かれていた。武田勝頼を平岳大が演じ、哀感がにじみ出ており初回の物語に厚みを与えた。
 真田の人々や、これから対峙するであろう他国の面々も個性豊かで、これからの展開が楽しみである。久しぶりにわくわくする大河ドラマになりそうである。

NHK大河ドラマ 真田丸

真田丸 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)

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ダウントン・アビー 7

 ダウントン・アビー第7話は、「運命のいたずら」。伯爵家、使用人たちの並行するいくつもの筋に区切りをつけながら、歴史的な転換を迎えてシーズン1の大団円を迎える。
 幾多の登場人物の個性を浮き上がらせ、複数のエピソードをからめながら物語を盛り上げていく脚本がすごい。英国カントリーハウスの豪華な舞台で、貴族の生活が圧倒的なリアリティと物語性のうちに紡がれるドラマは、次回のシーズンに引き継がれていく。

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ダウントン・アビー 6

 ダウントン・アビー第6話は、「通い合う想い」。微妙な恋愛模様が至るところで展開され、密度が濃い。様々な過去をひきずる人々の物語は次回の最終回で収束するのだろうか。

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ダウントン・アビー 5

 ダウントン・アビー第5話は、「嫉妬の炎」。長女と次女の反目、使用人たちの確執と対立の構図によるドラマが展開される。フラワーショーの場面など、英国らしい雰囲気の中で、例によってマギー・スミス演じるおばあさまが味わいを醸している。

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ダウントン・アビー 4

 ダウントン・アビー第4話は、「移りゆく心」。伯爵家の三姉妹それぞれの生き方の違いがはっきりと描かれてくる。また、マギー・スミス演じる伯爵の母バイオレットの存在がますます大きくなってくる。

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ダウントン・アビー 3

 ダウントン・アビー第3話は、「欲望の代償」。伯爵家の長女メアリーに関わる男性たちの動きを中心すえた回。
 物語は、急転直下の展開を見せ、目が離せなくなる。

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ダウントン・アビー 2

 ダウントン・アビー第2話は、「招かれざる客」。伯爵の爵位と財産の後継者となった若き弁護士とその母が館に訪れる。
 壮麗なカントリーハウスを舞台に、伯爵家の相続をめぐる動きと使用人の過去をめぐるドラマが、並行して描かれる。

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ダウントン・アビー 1

 ダウントン・アビーは、イギリスの大邸宅を舞台に、貴族と使用人の人間模様を描いたドラマ。第1話では、1912年のタイタニック号の沈没により相続人の変更を余儀なくされた館の家族の思惑と、新たに迎えた侍従をめぐる物語。
 冒頭、多くの使用人が朝の支度を始めるシーンから、その映像美に圧倒される。伯爵家の女性たちは、絵画のような佇まいで登場する。上流階級の華やかな世界と使用人の実際を交互に描く、奥行きのあるドラマ。 

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2015年ベスト

 気がついたら、このブログが10年を越えていた。1日1つのペースで何かを紹介する試みも、何とか続けることができ、記事の数も 3800 になった。
 この2015年の中で、特に感銘を受けたものを振り返ってみたい。

 時代小説: 一夢庵風流記
 前田慶次郎の生涯を掘り起こし、人生の機微に通じた懐深いエンターテイメントに昇華させた力量には脱帽する。本を読む楽しさを真に与えてくれた。隆慶一郎という作家を知り、ほんとうに良かった。

 古典作品: アンナ・カレーニナ
 古典文学の凄みと深みを知ることができ、今年で一番意義深かった読書体験。

 ドラマ: 64(ロクヨン)
 NHK土曜ドラマとして、5回シリーズで放送された。その密度の濃さと緊迫感は圧巻。最近のドラマにない感覚であった。横山秀夫の原作も素晴らしく、その良さを凝縮し見事に映像化していた。同時期にやっていた大河ドラマのフヌケた脚本と対照的であった。
 下町ロケットも楽しかったが、ドラマとしての完成度として64をベストに掲げたい。

 音楽: 宇野誠一郎 作品集
 「ふしぎなメルモ」「一休さん「ねえ!ムーミン」「小さなバイキングビッケ」「やまねずみロッキーチャック」など、宇野誠一郎のアニメ音楽には印象に残るものが多い。そこはかとない抒情と実験精神。生き生きとしたリズムとメロディは歌い継がれる魅力を持っている。

 歌手: のこいのこ大全
 ひらけ!ポンキッキの曲は、今でも鮮烈に覚えているのだが、この人の役割が大きい。コマーシャルでも実に多くの場面でこの人の声にふれていた。

 役者: 熊倉一雄さん
 この方も本当に得難い役者であった。その存在感は、幾多の作品の中にとどめられていく。

 映画: 東京物語 雨月物語 切腹 新幹線大爆破
 最近の作品ではこれというものがなかった。やはり昔の作品が良い。様式美と緊密な脚本。その世界に誘い自然と浸ることができる。

 アニメ: 食戟のソーマ
 これは楽しかった。サービス精神満載。「ごちそうさまでした。」

 旅: 岩地海水浴場
 長男・次男ともに受験を控え、あまりおでかけすることが少ない年であった。その分、伊豆への旅行が輝いた思い出になった。

 とりとめなくあげたら、エンターテイメント性の高いものが多くなった。人生肩肘張らず、楽しんでいこうという気持ちが強くなったためだろうか。これからもいい作品に出会い、伝えることを続けたい。

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